Claude Media
Claude CodeとCodex CLIの料金比較ガイド

Claude CodeとCodex CLIの料金比較ガイド

Claude CodeとCodex CLIのサブスクリプション価格とAPIキー従量課金の単価を並べます。同一ワークロードの概算と、利用枠を使い切ったときの追加課金の違いも示します。

Claude CodeとCodex CLIの料金比較 — 結論から

個人向けのサブスクリプションは、どちらも月20ドルのプランでCLIが使え、月100ドルから利用枠が広がります。価格帯だけを見れば差はほとんどありません。

差が出るのはAPIキーの従量課金です。Sonnet 5.5の単価は入力$2・出力$10で、Codexの主力であるGPT-6.1 Solと入力・出力が同額です。違いはキャッシュ読み込みで、GPT-6.1 Solが$0.10、Sonnet 5.5は$0.20です。

もう1つの違いは、利用枠を使い切った後の道筋です。Claude Codeは/usage-creditsで金額の上限を決めて追加課金へ進み、Codexはモデルごとのクレジット消費率で延長します。

比較するのは2つのCLIと2つの支払い方式

Claude Codeは、claude.aiのアカウント(Pro / Max / Team / Enterprise)にサインインするか、Anthropic APIキーで認証します。Codex CLIも同じ構造で、ChatGPTのアカウントでサインインするか、OpenAI APIキーで認証します。

どちらも「サブスクリプションに含まれる利用枠」と「トークン単位の従量課金」を選べます。CursorのようなIDE型ツールは含めません。IDEと2つのCLIをまとめて比べたいときはAIコーディングツール比較が参考になります。

サブスクリプションプランの価格を並べる

個人向けプランを月額で並べると次のとおりです。金額は米国基準の税抜価格です。

プランClaude(claude.ai)Codex(ChatGPT)
無料Claude(claude.ai)Free: $0(Claude Codeは含まれない)Codex(ChatGPT)Free: $0
最小有料Claude(claude.ai)Pro: $17/月(年払い)、$20/月(月払い)Codex(ChatGPT)Go: $8/月
標準Claude(claude.ai)—Codex(ChatGPT)Plus: $20/月
上位Claude(claude.ai)Max: $100/月〜(Proの5倍または20倍の使用量)Codex(ChatGPT)Pro: $100・$200・$500/月の3段階

Claude Codeの可否は、claude.comの機能比較表でFreeが「No」、Pro / Max 5x / Max 20xが「Yes」です。無料でCLIを試したい人にとって、Claude側の入口はAPIキーの少額課金だけになります。

Codex側は少し複雑です。FreeとGoのカードに書かれているのは、デスクトップアプリで使えるGPT-6 Lunaだけで、CLIには触れていません。CLIやIDE拡張、クラウド連携が明記されるのはPlus以上です。ただしCodexのCLIは認証ドキュメント上、ChatGPTサインインとAPIキーの両方に対応しています。Free / GoでCLIが使えるかは、公式ページに書かれていません。

Max 5xとCodex Pro $100はどちらも「$100から」ですが、算定方法が違います。Codexは5時間あたりのローカルメッセージ数の目安を出し、Proには現在5時間の上限がありません。Claudeは使用量の倍率で示します。金額が同じでも、使える量は単純に比べられません。

チーム向けは価格の並びがほぼ一致します。

プランClaude TeamCodex Business
標準シートClaude Team$20/席/月(年払い)、$25/席/月(月払い)Codex Business$20/ユーザー/月(年払い、2名以上)、$25/ユーザー/月(月払い)
上位シートClaude TeamPremium: $100/席/月(年払い)、$125/席/月(月払い)Codex Business該当なし(Enterprise & Eduへ)
EnterpriseClaude Team$20/席/月(年払い)+利用分をAPI単価で従量課金Codex Business個別見積もり(営業へ問い合わせ)

同額の席で使える量は、各社が別々に設計しています。金額の一致は、機能の同等性を意味しません。

APIキー従量課金の単価表

APIキーで払うと、料金は入出力トークン数に直接連動します。Codexの推奨モデルは世代が動いています。OpenAIのモデルページは、複雑な作業にGPT-6.1 Sol、繰り返しの作業にGPT-6 Lunaを勧めています。GPT-5.6のSol・Terra・Lunaも、GPT-6.1 Solの展開期間中は使えます。

100万トークンあたり、短いコンテキスト(Codex側は272K入力トークン以下)の標準速度は次のとおりです。

モデル入力キャッシュ読み込み出力
Claude Sonnet 5.5入力$2キャッシュ読み込み$0.20出力$10
GPT-6.1 Sol入力$2キャッシュ読み込み$0.10出力$10
GPT-6 Sol入力$2キャッシュ読み込み$0.20出力$10
GPT-5.6 Terra入力$2キャッシュ読み込み$0.20出力$12
Claude Opus 5.5入力$4キャッシュ読み込み$0.20出力$20
GPT-5.6 Sol入力$4キャッシュ読み込み$0.40出力$20
Claude Haiku 4.5入力$1キャッシュ読み込み$0.10出力$5
GPT-6 Luna入力$0.10キャッシュ読み込み$0.01出力$0.50

入力と出力の単価が同じ組は、Sonnet 5.5とGPT-6.1 Sol / GPT-6 Sol、Opus 5.5とGPT-5.6 Solです。Sonnet 5.5とGPT-6 Solはキャッシュ読み込みまで同額です。差が出るのは残りの2組で、GPT-6.1 SolのキャッシュはSonnet 5.5の半額、Opus 5.5のキャッシュはGPT-5.6 Solの半額です。価格が近いことと、性能が同等であることは別の話なので、この対応は価格の目安に留まります。

GPT-5.6 Solには注意点があります。OpenAIの価格ページは、GPT-5.6 Solの価格を販促価格として少なくとも11月21日まで提供すると書いています。終了後の扱いは価格ページに書かれていません。

モデルの入れ替えも進んでいます。GPT-5.5は2026年10月14日に、ChatGPTとCodexの全プランで提供が終わります。OpenAI APIは対象外です。ChatGPTサインインでCodexを使っている場合は、Plus以上ならGPT-6 Sol、FreeとGoならデスクトップアプリのGPT-6 Lunaに選び直します。

Sonnet 5.5の単価はSonnet 5と同額($2 / $10)です。Anthropicは、一般的なワークロードでSonnet 5より最大で推定30%安く動かせるとしています。上の表は単価どうしの比較なので、この差は反映していません。

実際にいくらかかるか

同じワークロード(入力5万トークン・出力1.5万トークン、キャッシュなし)を当てはめます。計算式は「50,000×入力単価 + 15,000×出力単価(いずれも100万トークンあたり)」です。

数字

1セッションの概算コスト

  • Sonnet 5.5 / GPT-6.1 Sol

    $0.25

    入力・出力単価が同額

  • GPT-5.6 Terra

    $0.28

    出力が$12

  • Opus 5.5 / GPT-5.6 Sol

    $0.50

    入力$4・出力$20で同額

  • Haiku 4.5 と GPT-6 Luna

    $0.125 と $0.0125

    Lunaは約10分の1

入力5万・出力1.5万トークン、キャッシュなし。100万トークンあたりの単価から計算

1回のセッションなら数十セントの差です。個人利用の体感には表れません。効いてくるのはCIやバッチ処理です。Sonnet 5.5とGPT-5.6 Terraの間にある1回あたり$0.03の差でも、1万回の実行で$300になります。

軽量モデルの差は桁が違います。GPT-6 LunaはHaiku 4.5の入力・出力とも10分の1の単価です。分類のような軽い処理を大量に回すなら、この差が最も大きく効きます。

キャッシュを使うとどれくらい安くなるか

CLAUDE.mdやAGENTS.mdのような共通コンテキストは、セッションをまたいで同じ内容を送り続けるため、プロンプトキャッシュの効果が出やすい領域です。上と同じワークロードで、入力のうち4万トークンがキャッシュ読み込みになったと仮定します。

モデル計算式(未キャッシュ入力1万+キャッシュ読み込み4万+出力1.5万)概算コスト削減率
Claude Sonnet 5.5計算式(未キャッシュ入力1万+キャッシュ読み込み4万+出力1.5万)10,000×$2 + 40,000×$0.20 + 15,000×$10概算コスト$0.178削減率約29%
GPT-6.1 Sol計算式(未キャッシュ入力1万+キャッシュ読み込み4万+出力1.5万)10,000×$2 + 40,000×$0.10 + 15,000×$10概算コスト$0.174削減率約30%
Claude Opus 5.5計算式(未キャッシュ入力1万+キャッシュ読み込み4万+出力1.5万)10,000×$4 + 40,000×$0.20 + 15,000×$20概算コスト$0.348削減率約30%
GPT-5.6 Sol計算式(未キャッシュ入力1万+キャッシュ読み込み4万+出力1.5万)10,000×$4 + 40,000×$0.40 + 15,000×$20概算コスト$0.356削減率約29%

削減率はどれも3割前後に収まります。この試算は、初回だけ発生するキャッシュ書き込み料金を含めない簡易計算です。実際の請求は、同じ内容を何回再利用するかで変わります。長時間のセッションを日常的に回すなら、単価差よりキャッシュが効く設計の方が総コストへの影響は大きくなります。

利用枠を使い切ったときの2つの出口

サブスクリプションで使っていて上限に当たったとき、続きを払う方法が両社で違います。

くらべる

上限に当たった後の追加課金

usage credits

Claude Code

/usage-creditsで追加利用枠を管理します。ProとMaxではブラウザーでclaude.aiの設定画面が開き、オン・オフ、残高、月の支出上限を確認できます。請求権限のないTeam / Enterpriseのメンバーは、確認のあと管理者に申請が飛びます。

ChatGPT credits

Codex CLI

Plus・Pro・BusinessではChatGPT creditsで利用を延ばします。消費量はモデルごとの「100万トークンあたりのクレジット」で決まります。GPT-6.1 Solは入力50・キャッシュ2.5・出力250、GPT-6 Lunaは入力2.5・出力12.5です。

/usage-creditsはclaude.aiのサブスクリプションでサインインしているときだけ使えます。APIキー認証では使えません。Codex側のクレジット課金には、キャッシュ書き込みの別料金がありません。APIキー利用の場合はAPI価格表に従います。

Codexには、速度モードによる消費の上乗せもあります。Fastは含まれる利用枠を2.5倍、購入したクレジットを2倍のペースで消費し、GPT-6 Astra Ultrafastはそれぞれ8倍と6倍です。この倍率は速度の向上幅を表すものではありません。Ultrafastを使えるのはPro $500と対象のEnterprise / Eduプランです。

つまり、同じ「従量課金で延ばす」でも、Claudeは金額の支出上限を設定する形、Codexはトークン単位のクレジット消費を管理する形です。予算管理の粒度が違うので、チームで運用するなら、どちらの粒度が自社の請求確認に合うかを先に確かめる価値があります。

料金以外に効く違い

Claude Code側の実績値は公式が出しています。エンタープライズ規模の導入では、開発者1人あたり1日平均約13ドル、月150〜250ドルが目安で、90%のユーザーは1日30ドル未満です。Codex側には同じ形の集計値が見当たりません。この粒度での直接比較はできません。

利用上限の見せ方も違います。CodexはPlusの5時間あたりのローカルメッセージ数を、モデル別のレンジで公開しています。

モデルPlusの5時間あたりの目安
GPT-6 AstraPlusの5時間あたりの目安5〜45件
GPT-6.1 SolPlusの5時間あたりの目安15〜160件
GPT-6 SolPlusの5時間あたりの目安15〜150件
GPT-6 LunaPlusの5時間あたりの目安350〜3,000件

OpenAI自身が「固定の上限ではない」と注記しており、タスクの大きさで消費量が変わります。Claude Codeは/usageで、利用枠に対する消費の割合を見せます。あわせて、スキル・サブエージェント・プラグイン・MCPサーバーごとの消費の割合と、長いコンテキストやキャッシュミスといった消費が膨らむ挙動のフラグも表示します。数値の上限を先に知りたいならCodex、何が枠を食っているかを知りたいならClaudeの表示が向きます。

実測して比べるときは、次の順に進めます。

手順

自チームで実測する

  1. 1

    同じ作業を両方で回す

    リファクタリングやテスト追加など、成果物を比べられる作業を1つ選びます。

  2. 2

    消費を読む

    Claude Codeは/usageのSessionブロックでトークン消費を確認できます。ただしSessionブロックのドル表示は、ProやMaxの請求額ではありません。サブスクリプションの利用者は、プラン利用枠の割合を見ます。

  3. 3

    単価に掛ける

    APIキーで払うなら、消費トークン数を単価表に掛けて月額に伸ばします。プランで払うなら、1日に何回作業を回せたかで比べます。

プラン選びの判断基準はClaude Codeの料金ガイドにまとめています。2つのCLIを併用して費用を配分する設計は、Claude CodeとCodex CLIの併用ワークフローが扱っています。

使い分け早見表

利用シーン候補理由
課金なしでCLIを試したい候補Claude側はAPIキーの少額課金理由Claude CodeはFreeに含まれない。CodexのFreeでCLIが使えるかは未確認
日常のコーディングを月極で候補Claude Code Pro / Codex Plus理由同額の$20/月でCLIが含まれる
CIで大量にAPIを叩く候補単価が同じならキャッシュ設計理由Sonnet 5.5とGPT-6.1 Solは入力・出力が同額
軽量タスクを大量処理候補GPT-6 Luna理由Haiku 4.5の10分の1の単価
既存契約(Claude / ChatGPT)がある候補既存契約側理由Plus以上の契約なら、サブスクに含まれる分は追加費用なしで試せる

よくある質問

日本円ではいくらですか

ドル建て金額はすべて公式ページの原表記のままです。円での実額は決済時の為替とカード会社の手数料に左右されます。Claudeを日本から契約する場合は消費税10%が別途加わります(Claude消費税(JCT)10%の対象と適用時期を参照してください)。

まとめ

サブスクリプションの価格帯は横並びで、決め手になるのは使い方です。APIキーで大量に回すなら、Sonnet 5.5とGPT-6.1 Solの入力・出力単価は同額なので、キャッシュ読み込みの単価と自分のワークロードのキャッシュ率で選ぶ形になります。軽い処理を大量に回すなら、GPT-6 Lunaの単価が最も低い選択肢です。どちらも、単価表よりベンダーごとのトークン数の違いと実測が最終的な答えを決めます。

この記事を共有:XはてブLinkedIn