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Claude CodeのCtrl+Oトランスクリプトビューアーの使い方

Claude CodeのCtrl+Oトランスクリプトビューアーの使い方

Ctrl+Oで開くトランスクリプトビューアーは、ツール実行の詳細やMCP呼び出し、他セッションのメッセージを展開表示する。classicとフルスクリーンで使える操作が異なる。

Ctrl+Oのトランスクリプトビューアーでできること

Ctrl+Oを押すと、通常のチャット表示から詳細なトランスクリプト表示に切り替わります。各アシスタントメッセージにタイムスタンプと使用モデルが表示され、普段は1行に畳まれているツール呼び出しの中身も展開されます。

キーバインド上の正式名はapp:toggleTranscriptで、既定でCtrl+Oに割り当てられたGlobalアクションです。どのモデルが実際に応答したのか、MCPツールが何を呼んでいたのかを1件ずつ確認できます。もう一度Ctrl+Oを押すと通常表示に戻ります。

展開表示される3種類の内容

畳まれた行のうち、ビューアーが開くのは次の3か所です。

展開表示

ビューアーで見えるもの

  • モデル名とタイムスタンプ

    通常表示では見えない情報が、アシスタントメッセージごとに付きます。Option+P(Windows/LinuxはAlt+P)でモデルを切り替えた履歴があるセッションでは、どの返答がどのモデルかを見分けられます。

  • MCPツールの呼び出し

    通常表示では「Called slack 3 times」のような1行にまとまります。ビューアーでは各呼び出しの引数と結果が個別に並ぶので、MCPサーバーの挙動を1回ずつ追えます。

  • 他セッションからのメッセージ

    クロスセッションメッセージングで届いたメッセージは、通常表示だと「Message from @sender」の1行プレビューです。全文はビューアーで読めます。仕組みはClaude Codeの@メンションでセッション間の連携を制御するで扱っています。

自分がどちらのレンダラーか分からないとき

Claude Codeには2種類のレンダラー(画面描画方式)があり、Ctrl+Oを押したときの操作性が大きく違います。classicレンダラーでは会話がターミナルのスクロールバックに流れ続けます。フルスクリーンレンダリングは別画面(オルタネートスクリーンバッファ)に描画します。

確認は/tuiを引数なしで実行するだけです。実行中のレンダラーが表示されます。

/tui

どちらで起動するかは設定で決まります。CLAUDE_CODE_DISABLE_ALTERNATE_SCREEN=1かCLAUDE_CODE_NO_FLICKER=0ならclassicです。CLAUDE_CODE_NO_FLICKER=1ならフルスクリーンです。保存したtui設定があれば、その値が使われます。何も設定していないとき、フィーチャーフラグを取得するセッションで2026年5月6日以降に使い始めたアカウントはフルスクリーンで始まります。それ以前から使っているアカウントは、他の条件に当てはまらない限りclassicのままです。

iTerm2のtmux -CC統合モードでは、保存したtui設定があってもclassicで始まります。Windows上のClaude CodeにSSHで接続している場合も同様です。起動時の判定は、公式の表で上の行から順に当てはまるものが採用されます。環境変数は、この2つの条件より上に置かれています。tmux -CCで不具合が出る理由は後述します。

フィーチャーフラグを取得しないセッション(Bedrock、Agent Platform、Foundry、テレメトリ無効)では、その環境での初回起動がv2.1.239以降ならフルスクリーンで始まります。classicで起動してtui設定を保存していない場合は、起動時に切り替えを案内するダイアログが出ることがあります。

切り替えは/tui fullscreenと/tui defaultで、会話は保たれたまま再起動します。

スクリーンリーダーモードでは、アタッチしたバックグラウンドセッションを除き、常にclassicが使われます。このモードで/tui fullscreenを実行しても切り替わらず、理由が表示されるだけで、保存済みのtui設定も変わりません。

agent viewやclaude attachで開いたバックグラウンドセッションは、tui設定やCLAUDE_CODE_DISABLE_ALTERNATE_SCREENに関係なく、常にフルスクリーンです。classicには、そこで使えるスクロールバックもマウス処理もないためです。そのためCtrl+Oのビューアーでは、/検索や[が使えます。

2つのレンダラー

Ctrl+Oを押したときの違い

/tui default

classicレンダラー

会話はターミナルのスクロールバックに流れます。ビューアーのキーはCtrl+E(全展開の切り替え)と終了キーだけで、検索や移動はターミナル側の機能に頼ります。

/tui fullscreen

フルスクリーンレンダリング

別画面に描画され、ビューアーにless風の検索・移動キーが加わります。代わりにCtrl+Eの全展開はありません。

開く・閉じるキーと、フルスクリーンのlessライクな操作

どちらのレンダラーでも、もう一度Ctrl+Oを押せば通常表示に戻ります。それ以外の終了キーは、classicがq・Ctrl+C・Esc、フルスクリーンがEsc・qです。

差が最も大きいのは検索と移動です。フルスクリーンのビューアーには、ページャーのlessに似たキーが一式そろっています。

操作classicレンダラーフルスクリーンレンダリング
会話内を検索するclassicレンダラービューアー側のキーなしフルスクリーンレンダリング/で検索、n/Nで次・前の一致へ
先頭・末尾へジャンプclassicレンダラービューアー側のキーなしフルスクリーンレンダリングg/G(Home/Endでも同じ)
前後のプロンプトへジャンプclassicレンダラービューアー側のキーなしフルスクリーンレンダリング{ / }
1行・半ページ・全ページのスクロールclassicレンダラーターミナルのスクロール操作に依存フルスクリーンレンダリングj/k、Ctrl+u/Ctrl+d、Ctrl+b/Ctrl+f(Space/bでも全ページ送り)
全ツール出力をまとめて展開・折り畳むclassicレンダラーCtrl+Eフルスクリーンレンダリングなし(切り替え自体が無い)
会話をネイティブなスクロールバックへ書き出すclassicレンダラーなしフルスクリーンレンダリング[
会話を一時ファイルに書き出しエディタで開くclassicレンダラーなしフルスクリーンレンダリングv($VISUALまたは$EDITOR)
ショートカット一覧を表示するclassicレンダラーなしフルスクリーンレンダリング?

/で検索を開いたら、入力してEnterで確定します。Escで取り消すとスクロール位置が元に戻ります。n/Nは検索バーを閉じたあとも使えます。

Ctrl+Eの全展開はclassic専用です。フルスクリーンのビューアーには、show-allの切り替え自体がありません。代わりに[の書き出しが、ツール出力を全展開した状態を作ります。

長いセッションから目的の箇所を探す手順

フルスクリーンでは、ターミナル標準の検索(Cmd+Fやtmuxのコピーモード)が会話に届きません。会話がスクロールバックではなく別画面にあるためです。ビューアーに入ってからの手段は2つあります。

手順

フルスクリーンで会話を検索・コピーする流れ

  1. 1

    Ctrl+Oでビューアーに入る

    通常のプロンプトからCtrl+Oを押します。ここでは/検索とn/Nの移動がそのまま使えます。

  2. 2

    ビューアーの中で足りるなら /

    文字列に心当たりがあれば/で検索します。直前のプロンプトに戻りたいときは{、先頭に戻りたいときはgです。

  3. 3

    ターミナル側の道具が必要なら [

    [を押すと、ツール出力を全展開した会話全体がネイティブなスクロールバックに書き出されます。Cmd+F、tmuxのコピーモードなどがそのまま使えます。

  4. 4

    エディタで読みたいなら v

    vは会話を一時ファイルに書き出し、$VISUALか$EDITORで開きます。

vimモードを使っている場合、ビューアーを開閉しても入力欄のモードとカーソル位置は保たれます。NORMALモードのまま開いて閉じれば、NORMALモードで元の位置に戻ります。

[の書き出しは、Escかqでビューアーを抜けるまでの一時的なものです。次にCtrl+Oを押すと新しい状態から始まります。会話が長いと、書き出しの間だけ操作が一瞬止まることがあります。

検索やジャンプの途中で、マウスで選択した範囲が消える心配はありません。ビューアーの移動・検索キーは選択を保ったまま動くので、目的の箇所までジャンプしてからコピーする順序でも操作できます。フルスクリーンの全体像はClaude CodeのTUI(フルスクリーン)とはにあります。

クリックで開けるものと、Ctrl+Oが要るもの

フルスクリーンでは、畳まれたツール結果をクリックで展開する操作もあります。もう一度クリックすると畳み直せ、ツール呼び出しと結果は一緒に開閉します。全文を見たい行が1つだけなら、ビューアーに入らずクリックで足ります。

差が出るのが他セッションからのメッセージです。送り手がチームメイトか、同じセッション内で動く別のエージェントなら、淡色のMessage from @<sender>の行をクリックして開けます。自分の別セッションから届いたメッセージの行は、最初の1行まで表示されるものの、クリックできません。こちらを全文で読むにはCtrl+Oを押します。

classicでは、展開をCtrl+O(とCtrl+E)が受け持ちます。

iTerm2では、クリック展開とテキスト選択にマウスレポートの有効化が要ります。反応しないときは、Settings → Profiles → TerminalのEnable mouse reportingを確認してください。同じ設定が、ホイールスクロールにも必要です。

ターミナルの種類で変わる注意点

tmux内でも、[で書き出した後ならtmux標準のコピーモードがそのまま使えます。

問題になるのはiTerm2のtmux -CC統合モードです。iTerm2が各tmuxペインをネイティブな分割ウィンドウとして描画するため、オルタネートスクリーンバッファとマウス追跡が正しく動きません。マウスホイールが反応せず、ダブルクリックで表示が崩れることがあります。tmux -CCのセッションではフルスクリーンを有効にしないでください。-CCを付けない通常のtmuxは、iTerm2の中でも問題ありません。

すでに有効にしてしまったら、/tui defaultでclassicに戻せます。このときは通常のスクロールバック頼みの操作になり、ビューアーの/や[は使えません。

VS Code統合ターミナル、tmux、iTerm2のように描画のスループットが詰まりやすい環境では、フルスクリーンにする動機が強くなります。ちらつきが減り、長い会話でもメモリ使用量が一定になるためです。

キーバインドをカスタマイズする

ビューアーの操作は~/.claude/keybindings.jsonで再割り当てできます。/keybindingsを実行すると、設定ファイルが無ければ作成して開きます。変更はClaude Codeを再起動しなくても自動で反映されます。

対象はTranscriptコンテキストで、アクションは次の2つだけです。

アクション既定のキー内容
transcript:toggleShowAll既定のキーCtrl+E内容show all表示の切り替え(classicのみ)
transcript:exit既定のキーq, Ctrl+C, Escape内容ビューアーの終了

Ctrl+Eをターミナルや他のアプリが奪っているなら、別のキーに移せます。

{
  "$schema": "https://www.schemastore.org/claude-code-keybindings.json",
  "bindings": [
    {
      "context": "Transcript",
      "bindings": {
        "ctrl+e": null,
        "alt+e": "transcript:toggleShowAll"
      }
    }
  ]
}

なお、alt+eのようなAlt系のキーは、macOSではターミナル側でOptionをMetaとして扱う設定が要ります。

この表に載らない/・n・[・vは、フルスクリーンのビューアー固有のキーです。この4つは、再割り当てできるアクションとして用意されていません。同じファイルで他のコンテキストのキーも変えられます。既定の割り当て全体はClaude Codeショートカット一覧にあります。

よくあるつまずき

?や{/}、[、vが反応しない

これらはフルスクリーン限定で、classicのビューアーにはありません。反応しないときは、まず/tuiでレンダラーを確かめてください。

Ctrl+TとCtrl+Oを混同していないか

どちらもトグル系のショートカットですが別物です。Ctrl+Tはステータス欄にClaudeのToDoチェックリストを出し入れするだけで、実行中のバックグラウンドシェルやサブエージェントを見る画面ではありません。そちらは/tasksが担当します。

表示を減らしたいなら/focus

Ctrl+Oは情報量を増やす方向のショートカットです。かつては集中表示の切り替えも兼ねていましたが、今はCtrl+Oが通常表示とビューアーの切り替えだけを受け持ち、集中表示は別の/focusコマンドで切り替えます。減らす側の/focusは、最後のプロンプト、diffstat付きのツール呼び出し1行要約、最終応答だけが残ります。選択はセッションをまたいで保持されます。

/focusはフルスクリーン限定のコマンドです。classicでは使えないので、減らす側もレンダラー次第になります。詳しくはClaude Codeの/focusビューで応答だけに集中するにあります。

まとめ

Ctrl+Oで開く画面は、レンダラーによって別の道具になります。/tuiで確認し、classicならCtrl+E、フルスクリーンなら/・[・vを使い分けてください。キーが効かないときは、まず/tuiでレンダラーを確かめると切り分けが早く済みます。

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