Claude Codeで絵文字ショートコードを入力する方法
Claude Codeのプロンプト入力欄で「:」から絵文字を挿入するショートコード機能の使い方と、オフにする設定をまとめます。
Claude Codeのプロンプト入力欄では、: に続けてショートコード名を打つだけで絵文字を挿入できます。GitHubやSlackのコメント欄で見慣れた :shortcodeName: の書式と同じ感覚で使えます。v2.1.217以降が対象で、不要なら設定1つでオフにできます。
このTipsでできること
:heart: のような完全な形をそのまま打つ直接入力と、: に数文字続けて候補から選ぶポップアップ入力の2通りを使い分けられます。挙動の細かい条件と、オフにする設定まで押さえます。
絵文字ショートコードの使い方
完全な形をそのまま入力する
:heart: のように、コロンで挟んだ完全なショートコードを打つと、閉じの : を入力した瞬間に❤️へ自動で置き換わります。名前を正確に覚えているときは、この方法が一番速いやり方です。公式ドキュメントに挙がっている例は :heart: ですが、書式自体は特定の名前専用ではありません。ほかのショートコード名でも同じ形で置き換わります。
置き換えは即時で、確定前にプレビューは出ません。名前を打ち間違えると、閉じの : を入力した時点でそのまま文字列として残ります。
候補ポップアップから選ぶ
:hea のように : の後へ2文字以上入力すると、候補のポップアップが開きます。矢印キーで候補を選び、Tab か Enter で確定します。正確な綴りを覚えていなくても、途中まで打てば絞り込めるので、直接入力よりも確実です。
| 入力方法 | 操作 | 向くケース |
|---|---|---|
| 直接入力 | 操作:heart: のように完全な形を打ち切る | 向くケースよく使う絵文字の名前を覚えている |
| 候補ポップアップ | 操作: の後に2文字以上入力し Tab / Enter で確定 | 向くケース正確な綴りに自信がない |
どちらの方法にも共通する条件が1つあります。ショートコードは、入力の先頭か半角スペースの直後から始めないと反応しません。たとえば文中で「見て :thinking: ください」のようにスペースを挟めば発動しますが、URLの一部やファイル名の途中に : があっても、単語の中の文字として扱われるだけで候補は開きません。誤爆を防ぐための設計です。
ほかの「1文字トリガー」との住み分け
プロンプト入力欄には、: 以外にも先頭1文字で動作が変わる記号がいくつかあります。/ は先頭に打つとコマンドやスキルの入力に切り替わり、! は先頭でシェルモードに入ります。@ はファイルパスの候補を開き、? は入力欄が空のときだけショートカット一覧のヘルプパネルを開閉します。すでに何か文字を打ってから ? を押した場合は、パネルは開かずそのまま ? の文字が入力されます。
これらと : の違いは、発動位置の条件です。/ ! @ ? は原則として入力欄の状態(先頭かどうか、空かどうか)で切り替わりますが、: だけは文中のどこでも使える代わりに「先頭かスペース直後」という条件が付きます。この条件のおかげで、/path/to/:file のようにコロンを含むパスや、https:// のようなURLを打っても、コマンドや絵文字ショートコードと誤って衝突することはありません。
いつから使えて、オフにするにはどうするか
この機能はClaude Code v2.1.217以降が必要です。2026年7月20〜24日のリリース群(v2.1.214→v2.1.219)にまとまって入った1つで、同じ週にOpus 5がデフォルトのOpusモデルになる変更、Claude Code DesktopのiOS Simulatorペイン、Claude Securityプラグインの3つも公開されています。公式の週次アップデートでは、この3つが見出し付きの主要機能として紹介される一方、絵文字ショートコードは末尾の「その他の改善」欄にひとことで載っているだけです。地味な追加ですが、ターミナルで長文を打つ人にとっては、体感の書き心地に直結する変更と言えます。
不要なら、設定ファイルの emojiCompletionEnabled を false にするとオフになります。候補ポップアップと自動置き換えの両方が同時に止まります。
{
"emojiCompletionEnabled": false
}このキーは値が真偽値(Boolean)で、既定は true(有効)です。/config 画面には専用のトグルがないため、オフにするには設定ファイルを直接編集します。
どの設定ファイルに書くか
Claude Codeの設定ファイルは1つではなく、優先順位を持った複数のファイルに分かれています。emojiCompletionEnabled のような大半のキーは、そのうちどこに書いても有効な「Any file」スコープです。実際に書けるファイルと優先順位は次の5段階で、上にあるものほど下を上書きします。
- Managed設定(組織が配布する
managed-settings.jsonや管理コンソール経由の設定) - コマンドラインの
--settingsフラグ(そのセッション限り) - プロジェクトローカル設定(
.claude/settings.local.json) - 共有プロジェクト設定(
.claude/settings.json、gitにコミットしてチームで共有する) - ユーザー設定(
~/.claude/settings.json、自分のマシンの全プロジェクトに効く)
同じキーが複数のファイルに書かれていた場合、この並びで上位のファイルが勝ちます。たとえばチームの共有プロジェクト設定で emojiCompletionEnabled: false にしていても、自分だけは使いたいなら、より優先順位の高いプロジェクトローカル設定(.claude/settings.local.json)に emojiCompletionEnabled: true を書けば、自分のセッションだけ有効に戻せます。逆に、チーム全体で確実にオフへ統一したいなら共有プロジェクト設定に書き、個人の好みで無効にしたいだけならユーザー設定に書くのが素直な置き場所です。
設定ファイルは最初から用意されているわけではありません。ユーザー設定とプロジェクトローカル設定は、/config メニューでテーマなどのオプションを変更したとき、または権限プロンプトで「Yes, and don't ask again」を選んだときに、Claude Codeが初回だけ自動生成します。手で先に作っておいても構いません。設定を変更したら /status を実行すると、Setting sources の行で今のセッションがどの設定ファイルを読み込んでいるかを確認できます。ただしこの行はどのファイルを読み込んだかを示すだけで、キーごとにどのファイルの値が実際に採用されたかまでは表示しません。値の食い違いに気づいたら、まず優先順位の並びを思い出し、自分より上位のファイルが同じキーを設定していないかを疑うのが近道です。
プロンプト入力欄の入力支援機能を比較する
プロンプト入力欄には、絵文字ショートコード以外にも書き心地を上げる入力支援機能がいくつかあります。必要バージョン・発動条件・オフにする設定キーを並べると違いがはっきりします。
| 機能 | 必要バージョン | 発動条件 | オフにする設定キー |
|---|---|---|---|
| 絵文字ショートコード | 必要バージョンv2.1.217以降 | 発動条件: に続けて入力(先頭かスペース直後) | オフにする設定キーemojiCompletionEnabled(Any file) |
| スペルチェック | 必要バージョンv2.1.235以降 | 発動条件入力中に常時(aspell等の外部辞書が必要) | オフにする設定キーspellcheck.enabled(ユーザー設定・Managed・--settings のみ) |
| Prompt suggestions | 必要バージョン制限なし(機能フラグ取得可能なセッション) | 発動条件応答後に次の一手を灰色表示 | オフにする設定キーpromptSuggestionEnabled(Any file) |
| 複数行入力 | 必要バージョン制限なし | 発動条件Shift+Enter 等、端末ごとに対応が違う | オフにする設定キー設定キーなし(端末側の対応で決まる) |
| 貼り付け(ペーストモード) | 必要バージョン制限なし | 発動条件コードやログをそのまま貼り付け | オフにする設定キー設定キーなし |
この表からわかる違いが1つあります。設定を置けるファイルの範囲がキーごとに違うことです。絵文字ショートコードの emojiCompletionEnabled とPrompt suggestionsの promptSuggestionEnabled はどちらも「Any file」スコープで、ユーザー設定・共有プロジェクト設定・プロジェクトローカル設定のどこに書いても有効です。一方でスペルチェックの spellcheck は「User or managed」スコープで、プロジェクトの .claude/settings.json や .claude/settings.local.json に書いても無視されます。チームでスペルチェックを揃えたい場合、プロジェクト設定に書くのではなく、各自のユーザー設定か組織のManaged設定に書く必要があります。複数行入力と貼り付け挙動には、そもそも専用の設定キーがありません。動作は端末エミュレータの対応状況で決まり、Claude Code側でオン・オフを切り替える仕組みは用意されていません。
動作条件にも差があります。絵文字ショートコードとPrompt suggestionsはClaude Code単体で動きますが、スペルチェックはaspell・hunspell・ispellのいずれかを自分でインストールし、PATH に通しておく必要があります。3つのうちPATH上で最初に見つかったものを使う仕様なので、複数入れていても優先順位を選ぶ設定はありません。また、Prompt suggestionsはサードパーティ経由のセッションやインストール直後の初回セッションでは既定でオフになり、/config のトグル自体が隠れることもあります。絵文字ショートコードにはこうした条件付きの無効化はなく、対応バージョン以降であれば常に同じ挙動で動きます。
プロンプト入力欄の書き心地を上げる機能はほかにもあり、v2.1.235で追加されたスペルチェックは入力中のタイプミスを下線で示します。片方だけ止めたいときは、混同せずに別々のキーを触ります。
よくあるつまずき
:が単語の途中やURLの中にあると発動しない。ショートコードは、入力の先頭かスペースの直後から始める必要があります。URLに:が含まれていても、誤って候補ポップアップが開いたり絵文字に置き換わったりすることはありません- v2.1.217より前のバージョンでは、そもそも機能が存在しません。候補ポップアップも自動置き換えも起きない場合は、まずバージョンを疑います
- 正確なショートコード名の一覧は公式ドキュメントに掲載されていません。覚えていない名前は、直接入力せずに候補ポップアップを頼ったほうが確実です
emojiCompletionEnabledをfalseにすると、候補も自動置き換えも両方止まります。片方だけを個別に止める設定は用意されていません
プロンプト入力欄には、Shift+Enterによる複数行入力のようにターミナルごとに挙動が変わる機能もあります。ショートコード自体はターミナル差分の影響を受けず、対応バージョンのClaude Codeであれば同じ書式で動きます。
キーボード入力に頼らず絵文字を含む文章そのものを口頭で伝えたい場合は、/voiceコマンドによる音声入力という選択肢もあります。用途に応じて入力手段を使い分けられます。
よくある質問
ショートコードの名前一覧はどこで確認できますか
公式ドキュメントに完全な一覧は載っていません。名前があいまいなときは : の後に2文字以上入力して候補ポップアップを開き、そこに出てくる候補から選ぶのが確実です。
途中まで打って候補が出ないときはどうすればいいですか
入力の先頭かスペースの直後から打っているかを確認します。単語の途中やURLの中から : を打っても、候補ポップアップは開きません。それでも出ない場合は、Claude Codeがv2.1.217以降かを確認します。