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Claudeとiubendaを連携する方法 — Cookie同意とポリシーを会話で整える

Claudeとiubendaを連携する方法 — Cookie同意とポリシーを会話で整える

iubenda(プライバシーポリシー・Cookieバナー生成サービス)のコネクタをClaudeに接続する手順です。28個のツールの線引き、ポリシーが確定する操作、Claude Code側の権限設定まで扱います。

iubenda連携でClaudeにできること

iubenda連携は、プライバシーポリシーやCookieバナーを作るサービスiubendaのMCPサーバーを、Claudeにつなぐ仕組みです。サイトの登録、トラッカーのスキャン、ポリシーの生成、Cookieバナーの設定を、会話で頼めます。

Connectorsディレクトリでは、開発元iubendaの「Anthropic verified」表示付きで掲載されています。カテゴリは「Developer tools」「Legal」「Productivity」、追加は2026年7月で、サインインは必須です。接続先のURLは https://mcp-server.iubenda.com/mcp、認証はOAuthです。

Claudeで頼める領域は次の5つに分かれます。

対象

頼める5つの領域

  • サイト

    ウェブサイトやアプリを登録・管理します。ポリシーもスキャンもサービス宣言も、サイトに紐づきます。

  • サイトのスキャン

    公開中のURLにあるトラッカーや外部サービス、導入済みのiubenda文書を調べます。

  • プライバシー・Cookieポリシー

    プライバシー通知とCookie開示をまとめて生成・更新します。サイトごとに1つです。

  • Cookieバナー

    バナーの位置・色・同意の挙動を設定します。

  • 外部サービスの宣言

    分析・決済・チャットなどの利用サービスをカタログから追加し、ポリシーに正しく反映します。

Connector全般の仕組みはClaudeのコネクタの解説にまとめています。ここでは、iubenda固有の「ポリシーが確定する操作」と「消せる操作」を軸に扱います。

接続の手順

Claudeでの接続は3ステップです。

手順

Claudeでの接続の流れ

  1. 1

    コネクタを開く

    iubendaのコネクタのページを開くか、Claudeのコネクタディレクトリで「iubenda」を検索します。

  2. 2

    Connect to Claudeを押して承認する

    「Connect to Claude」を押し、iubendaにサインインして「Allow access」を押します。

  3. 3

    動作を確かめる

    Claudeに「List my iubenda sites.」と頼みます。登録済みのサイトが返れば接続できています。

前提はiubendaのアカウントだけです。契約プランによって使えない操作があり、使えないときはClaudeにプランを確かめさせると、理由が返ってきます。切断はClaudeの設定のコネクタ画面から行え、アクセスはすぐに止まります。

Claude Codeで使うとき

iubendaのヘルプ記事が手順を載せているのはClaudeとChatGPTで、Claude Codeは名前が挙がっていません。ただし「MCPに対応する他のクライアントは、上のURLとOAuthでカスタムコネクタとして接続できる」と案内されています。Claude Code側の追加コマンドは、MCPのドキュメントにあるHTTPサーバーの書式に、このURLを当てはめた形になります。

claude mcp add --transport http iubenda \
  https://mcp-server.iubenda.com/mcp

実行後は、Claude Code内で /mcp からiubendaの認証に進めます。認証が済むと、ツールが mcp__iubenda__list_sites のような名前で見えるようになります。書式の違いはclaude mcp add-jsonの手順で扱っています。Claude Codeの全体像はそちらの完全ガイドにあります。

28個のツールを「何が起きるか」で分ける

ディレクトリの詳細ページは「Show all 28 tools」と表示し、ヘルプ記事のツール一覧も28個です。数は一致しています。

読むだけの操作と、変更が起きる操作では、承認の重さが変わります。変更の有無で分けると、次のとおりです。

区分ツール起きること
読み取り(12個)ツールlist_sites、get_site、get_pricing_package、get_user、get_scan、get_privacy_cookie_policy、get_cookie_solution、get_terms_conditions、list_pcp_services、get_pcp_service、list_site_pcp_services、get_site_pcp_service起きること参照だけ
作成・更新・開始(12個)ツールcreate_site、update_site、start_scan、create_privacy_cookie_policy、update_privacy_cookie_policy、create_cookie_solution、update_cookie_solution、create_terms_conditions、update_terms_conditions、create_site_pcp_service、update_site_pcp_service、delete_site_pcp_service起きること設定が変わる
削除(4個)ツールdelete_site、delete_privacy_cookie_policy、delete_cookie_solution、delete_terms_conditions起きること恒久的な変更(ヘルプ記事が「Destructive」と明記)

delete_site_pcp_service は、ヘルプ記事で「Destructive」の注記が付いていません。ポリシーからサービスを1件外す操作という扱いで、上の表では作成・更新側に置いています。

利用規約の生成も含まれる

ツール名を見ると、ポリシーとCookieバナーのほかに利用規約(create_terms_conditions など4つ)も含まれます。ヘルプ記事の「What you can do」の表には利用規約の行がなく、ツール一覧とディレクトリの説明文にだけ出てきます。利用規約まで任せるつもりなら、一覧の側を見て判断します。

取り消せない操作は2つある

取り消せない操作は2つあります。ここが、この連携でいちばん事故になりやすい箇所です。

要注意

取り消せない2つの操作

  • オーナー情報の保存で文書が確定する

    サイトのオーナー情報を保存すると、そのサイトの下書きのプライバシーポリシーが確定します。元に戻せないので、Claudeは実行前に確認を求めます。

  • サイトを消すと文書も消える

    delete_site はサイトに紐づくポリシーも一緒に削除します。これもClaudeが事前に確認します。

ポリシーとバナーの生成直後は下書きで、オーナー情報を確認するまで確定しません。標準の流れは、サイト登録、アカウント名とメールの取得、オーナー情報の保存(ここで確定)、必要ならスキャン、ポリシー生成、検出サービスの追加、バナー設定の順です。確定がサービスの宣言より前に来るため、Claudeが確認を求めてきた場面では、保存内容と「文書が確定する」点を見てから進めます。

スキャンは非同期です。1〜2分で終わり、待たずに会話を続けられ、完了するとiubendaからメールも届きます。結果が空なら、少し待ってから聞き直します。

Claude Code側で書き込みを絞る設定

コネクタの確認プロンプトは、iubenda側の仕組みとして「確定・削除の前に確認する」ものです。Claude Code側の権限でも、削除系を最初から使えなくしておけます。ツール名の形式は mcp__<サーバー名>__<ツール名> で、サーバー名は上のコマンドで付けた iubenda です。

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "mcp__iubenda__list_sites",
      "mcp__iubenda__get_site",
      "mcp__iubenda__get_scan"
    ],
    "deny": [
      "mcp__iubenda__delete_site",
      "mcp__iubenda__delete_privacy_cookie_policy",
      "mcp__iubenda__delete_cookie_solution",
      "mcp__iubenda__delete_terms_conditions"
    ]
  }
}

mcp__iubenda__get_* のようにサーバー名を固定した上でのワイルドカードも、許可ルールで使えます。ただし update_site はオーナー情報の確定につながるため、許可リストには入れず、毎回確認を挟む運用が合います。

CLAUDE.mdに運用ルールを書いておく方法もあります。

## iubenda の扱い
- ポリシー生成の前に start_scan を実行し、検出されたサービスを一覧で見せる
- update_site でオーナー情報を保存する前に、保存内容と「文書が確定する」旨を示して確認を取る
- delete_* は実行せず、削除したい内容を文章で返す

頼み方の例

頼み方の型です。

  • 「iubendaでexample.comを登録して。オーナーはアカウントの名前とメールでいい」
  • 「example.comをスキャンして、何が動いているか教えて」
  • 「見つかった3つを、ポリシーに追加して」
  • 「Mailchimpを入れたので追加して。Hotjarはやめたので外して」

追加と削除は、カタログ(list_pcp_services)から該当サービスを探して、サイトのポリシーに反映する流れです。サービスごとの取扱データと処理場所は get_pcp_service で確認でき、update_site_pcp_service で宣言するデータの種類と処理場所を変えられます。

つまずいたときの切り分け

切り分け

iubendaにつながらない・動かないとき

  1. Q「List my iubenda sites.」で何か返るか?
    答えがいいえのとき

    コネクタ設定からiubendaを切断し、もう一度追加します。サインインが定着しないときの対処です。

    答えがはい
  2. Qサイトが一覧に出るか?
    答えがいいえのとき

    サイトが未登録の可能性があります。先に登録を頼みます。

    答えがはい
  3. Q頼んだ機能が使えないと言われたか?
    答えがいいえのとき

    契約プランに依存している可能性があります。Claudeにプランと、そのプランに含まれる内容を確認させます。

    答えがはい

スキャンの結果が空

バックグラウンドで実行中です。1〜2分待って、結果を聞き直します。

公式ページの食い違いと、日本の法令の扱い

プランの扱いには、2つのページで言い方の違いがあります。ディレクトリの説明は「無料プランを含むすべてのiubendaプランで使える」としています。一方ヘルプ記事は「操作によっては契約プランに依存し、使えないものがある」としています。矛盾というより粒度の違いで、接続自体は無料プランでもできるが、個々の操作は上位プランが要る場合がある、という読み方が両方に合います。どの操作がどのプランかは、ヘルプ記事にもディレクトリにも一覧がありません。

もう1点は対象法令です。ディレクトリの説明が挙げているのはGDPR、EUのePrivacy指令、CCPAなどの米国州法で、日本の個人情報保護法は出てきません。どちらのページにも、日本の法令への言及はありません。日本のサイトでポリシーを整える場合は、生成された文面をそのまま公開せず、日本法の観点は別に確かめる必要があります。Cookieなどの識別子が日本法でどう扱われるかはClaudeにログを渡す前に確認する個人関連情報の線引きで整理しています。

iubendaに渡る情報も押さえておきます。コネクタが見られるのは、アカウントのサイト、スキャン結果、ポリシー・バナー・サービス宣言、アカウント名とメールです。アクセスは、サインインして承認した後にだけ行われます。同種のプライバシー運用コネクタの権限設計はDataGrailとの連携でも扱っています。

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