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ClaudeとZoho Showを連携する方法 — スライドを会話で作る手順と権限の線引き

ClaudeとZoho Showを連携する方法 — スライドを会話で作る手順と権限の線引き

Zoho ShowのコネクタをClaudeに追加すると、会話でスライドの作成・編集・並べ替えを任せられます。データセンター別のURL、追加手順、頼み方、書き込みの範囲、つまずいたときの切り分けをまとめます。

Zoho ShowのコネクタをClaudeに追加すると、会話の中でスライドを作り、文言や表を直し、順番を入れ替えるところまで任せられます。接続に使うのはZoho Showのアカウントとサインインだけで、APIキーもクライアントシークレットも作りません。

つまずきやすい点は2つあります。MCPサーバーのURLがデータセンターごとに分かれていること、そしてコネクタに書き込みの権限が付くことです。この記事では、追加の手順から頼み方、書き込みの線引き、動かないときの切り分けまでを順に扱います。

Zoho Showコネクタでできること

Zoho Show MCPは、対応するAIアシスタントがZoho Showのアカウントに安全につながり、アカウントの権限で使えるプレゼンテーションを会話から操作するための仕組みです。MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部ツールをつなぐ共通規格です。

Claudeのコネクタ一覧では、Zoho Showは「Anthropic verified」の表示付きで、提供元はZohoです。サインインは必須で、追加時期は2026年7月とされています。

数字

コネクタ一覧上のZoho Show

  • 提供元

    Zoho

    Anthropic verifiedの表示付き

  • サインイン

    必須

    Zoho Accountsの同意画面で承認

  • ツール数

    68

    一覧は「Show all 68 tools」と表示

  • 接続先の数

    10

    コネクタ一覧のデータセンター別URL

Claudeのコネクタ一覧の表示より

Zohoのヘルプでは、できることが次のように整理されています。

できること

Zoho Show MCPの主な守備範囲

  • 作る

    トピック・アウトライン・文書のテキストからプレゼンを作ります。タイトル、小見出し、箇条書き、テキストブロック、表、フローチャートを含むスライドを生成できます。

  • 直す

    スライドの複製・削除・並べ替え・レイアウト変更、タイトルや本文の書き換え、表の行や列の追加・削除、セルの結合ができます。

  • 整える

    スライド上の空き領域を探してから配置し、オブジェクトの整列、等間隔の配置、位置の吸着を行います。グループやネストの関係も調べられます。

  • 見た目を選ぶ

    利用できるテーマとマスターのレイアウトを取得し、フォント・色・プレースホルダを踏まえて作ります。

一覧に出ているツール名からも、範囲の広さが分かります。たとえば表の操作だけで、行や列の挿入・削除、セルへの文字設定、結合・結合解除が別々のツールになっています。画像や音声をスライドに入れるツールも並んでいます。一覧は68本のうち24本だけを表示しているため、全部の名前は接続後にClaudeへ尋ねるのが手早い方法です。

Claude自体にもスライド作成の機能があります。Claude単体での手順はClaude Slidesの使い方で扱っています。ZohoのアカウントでデッキをZoho Show上に置きたい場合に、このコネクタが選択肢になります。同じ「スライドを会話で作る」系統には、GammaやSlidesGPTのコネクタもあります。

先に決める: 自分のデータセンターのURL

Zoho Showのデータは、アカウントが置かれたデータセンターに保存されます。MCPサーバーのURLは、そのデータセンターに合わせる必要があります。

地域MCPサーバーのURL
米国MCPサーバーのURLhttps://show.zoho.com/mcp
欧州MCPサーバーのURLhttps://show.zoho.eu/mcp
インドMCPサーバーのURLhttps://show.zoho.in/mcp
オーストラリアMCPサーバーのURLhttps://show.zoho.com.au/mcp
カナダMCPサーバーのURLhttps://show.zohocloud.ca/mcp
サウジアラビアMCPサーバーのURLhttps://show.zoho.sa/mcp
アラブ首長国連邦MCPサーバーのURLhttps://show.zoho.ae/mcp
日本MCPサーバーのURLhttps://show.zoho.jp/mcp
シンガポールMCPサーバーのURLhttps://show.zoho.sg/mcp
中国MCPサーバーのURLhttps://show.zoho.com.cn/mcp

日本のデータセンターを使うアカウントならshow.zoho.jpです。自分のアカウントの地域は、コネクタ追加時の地域選択でも同じものを選びます。

ここを間違えると、後で「別のデータセンターにつないだ」状態になります。直し方は切り分けの節に書きました。

Claudeに追加する手順

Claudeのコネクタ一覧から追加する場合、URLを自分で入力する必要はありません。Zohoのヘルプは、次の流れを案内しています。

手順

Zoho ShowをClaudeにつなぐ流れ

  1. 1

    コネクタの画面を開く

    ClaudeでCustomizeを開き、Connectorsを選びます。

  2. 2

    Zoho Showを探す

    Addを押してBrowse connectorsを選び、検索欄に「Zoho Show」と入力して選びます。

  3. 3

    Connect to Claudeを押す

    地域の選択画面が開きます。Zoho Showのアカウントが置かれた地域を選んでConnectを押します。

  4. 4

    同意する

    Zoho Accountsの同意画面が出るので、内容を読んでAcceptを押します。

事前に必要なのは、Zoho Showのアカウント、AIに触らせたいプレゼンまたはチームへのアクセス権、コネクタが使えるClaudeのプランです。Claudeのヘルプセンターでは、ウェブ版のコネクタはClaude・Cowork・Claude Desktop・モバイルの全ユーザーが使えるとされています。

TeamまたはEnterpriseプランでは、先にOwnerが組織の設定でコネクタを有効にします。有効にしただけでは誰にも権限は渡らず、各メンバーが自分で認証する流れです。

認証はOAuthで行われます。Claudeに渡るのは、承認後にZoho ShowのMCPツールを呼ぶ許可だけで、パスワードは渡りません。Zoho Showは呼び出しのたびに、サインインしたアカウントの権限で可否を判定します。

追加しても会話では使えないことがある

追加したコネクタは、会話ごとに有効にする必要があります。Zohoのトラブルシューティングでも、コネクタの追加と会話での有効化は別の手順になることがあると書かれています。サインインが済んだのにZoho Showのツールが使われないときは、会話のコネクタ選択でZoho Showがオンになっているかを先に見ます。

最初のスライドを作る

有効にしたら、依頼を出します。Zohoのヘルプにある例文は、たとえば次のとおりです。

Create a 6-slide presentation on product launch strategy with a professional theme.

例文は英語です。依頼の中身(枚数、テーマの種類、含める要素)を具体的に書く点は、日本語で頼むときも変わりません。

場所と権限を依頼文で指定する

ヘルプの「良い頼み方」は、どこで作業するかを具体的に書くことです。

頼み方評価理由
「Q4 Roadmapのプレゼンで、3枚目の後ろに『Timeline』というタイトルと4つの箇条書きのスライドを足して」評価良い理由対象のプレゼン・位置・内容が揃っている
「タイムラインのスライドを足して」評価曖昧理由どのプレゼンか、どこに入れるかが分からない

曖昧な依頼だと、Claudeが「どのプレゼンのどのスライドか」を聞き返すことがあります。聞き返しが続くなら、プレゼン名とスライド番号を依頼文に入れ直します。

もう1つ、読み取りだけか書き込みを許すかも書いておくと安全です。ヘルプには次の言い方が例示されています。

  • 「読んで要約するだけにして。変更はしないで」
  • 「この内容で新しいスライドを作って」
  • 「既存の表を更新して。行を消す前には確認して」

大事な変更は、先に計画を出させます。書き込みのツールを使う前に計画をプレビューさせれば、Zoho Showの中身が変わる前に承認や修正ができます。

既存の資料をまとめて直す

新しく作るだけでなく、既存のデッキに手を入れる使い方もあります。ヘルプの例文には、スライド2を複製してタイトルを「Q4 Results」にする、結論のスライドを最後に回す、5枚目の箇条書きを渡した話題メモで置き換える、といった依頼が並んでいます。

「Annual Reviewというプレゼンを探して、各スライドの内容を要約して」のような依頼も例示されています。プレゼンの一覧を引けるので、まず一覧と要約を出させてから修正に進む流れも取れます。

書き込みを許す前に、Zohoのヘルプは次の4点を挙げています。

  • 自分のデータセンターの公式URLにだけ接続する
  • サインイン時に表示される権限を確認してから承認する
  • 書き込みの承認依頼を、中身を見てから許可する
  • 削除・並べ替え・更新のツールには特に注意する

落とし穴

元に戻す手段を先に用意してから書き込みを許す

ヘルプには、Claudeが加えた変更を取り消す方法は書かれていません。重要なプレゼンは、依頼の前に複製を取っておくか、Zoho Showのバージョン履歴の有無を自分のプランで確かめてから、削除や一括更新を許可します。

使わなくなったら切断できます。ClaudeでCustomizeからConnectorsを開き、Zoho Showのコネクタを見つけてDisconnectまたはRemoveを押します。TeamとEnterpriseのプランでは、Ownerが組織のコネクタ設定から削除することもできます。

つまずいたときの切り分け

Zohoのトラブルシューティングに沿って、症状ごとに確かめる点を並べます。

切り分け

Zoho Showコネクタが動かないときの確認順

  1. Qサインインの画面が開くか
    答えがブラウザーのポップアップとリダイレクトの遮断を解除し、コネクタをいったん切断してつなぎ直す

    ポップアップやリダイレクトを遮断する設定があると、同意画面が出ません。ClaudeとZoho Showの両方を許可します。

    答えがはい
  2. Q今の会話でZoho Showのコネクタがオンか
    答えが会話のコネクタ選択でオンにする

    サインイン済みでも、会話での有効化が別に必要です。

    答えがはい
  3. QURLのデータセンターが自分のアカウントと一致しているか
    答えがコネクタを削除し、正しい地域のURLで追加し直す

    アカウントとデータは、MCPサーバーのURLと同じデータセンターに置かれている必要があります。

    答えがはい
  4. Q「permission denied」や「access denied」が出ていないか
    答えがZoho Showの管理者かプレゼンの主催者に権限を頼む

    ロールが操作を許していない状態です。権限が付くまでは、読み取りだけの依頼に切り替えると進められます。

    答えがはい

それでも解決しないとき

何度も再接続を求められる場合は、コネクタを削除して正しいURLで追加し直します。Zohoの案内では、そこで新しいサインインの手順が始まります。

「Claudeが接続先に届かない」と言われた場合は、URLが/mcpで終わっているかを見ます。社内向け・ローカル・ステージング・VPN内のURLは使えません。Claudeのカスタムコネクタは、Claudeのクラウドから接続する仕組みなので、サーバーがインターネットから届く必要があるためです。

それでも直らないときのZohoサポートへの連絡には、次の情報を添えます。窓口はsupport@zohoshow.comです。

  • Zoho Showのデータセンターまたはアプリのドメイン
  • 接続に失敗したおおよその時刻
  • Claudeに表示されたエラーの文面
  • ClaudeのプランがFree・Pro・Max・Team・Enterpriseのどれか
  • 個人用コネクタか、組織用コネクタか

パスワード、アクセストークン、リフレッシュトークン、認可コード、ブラウザーのCookieは送らないようにします。

よくある質問

Zoho Showの有料プランがないと使えないか

Zohoのヘルプの前提条件に、Zoho Showのアカウント以外の契約は挙がっていません。Zoho Show側のプランによる機能差は、ヘルプには書かれていません。

APIキーは必要か

不要です。サインインはOAuthで、APIキーやトークンを作ったり貼ったりする手順はありません。

Claude以外のクライアントからも使えるか

使える可能性があります。Zoho Show MCPはオープンなMCPの上に作られており、リモートMCPサーバーとOAuth認証に対応したクライアントなら接続できるとされています。設定の手順はクライアントごとに違います。

まとめ

Zoho Showのコネクタは、スライドの作成から整列までを会話に寄せられる反面、書き込みと削除の権限もそのまま会話に載ります。追加の前にデータセンターのURLを確かめ、依頼文に「読むだけ」か「変更してよい」かを書き、重要なデッキは複製を取ってから任せる、という順番が安全です。既存デッキの手直しから始めると、プレゼンの中身を見ながら加減を覚えやすくなります。

参照した一次ソース

この記事の記述は、次の一次ソースと照合しています。更新時に参照先が変わった場合は一覧も更新します。

  1. help.zoho.com/portal/en/kb/show/zoho-show-integrations/show-mcp
  2. help.zoho.com/portal/en/kb/show/zoho-show-integrations/show-mcp/articles…
  3. help.zoho.com/portal/en/kb/show/zoho-show-integrations/show-mcp/articles…
  4. help.zoho.com/portal/en/kb/show/zoho-show-integrations/show-mcp/articles…
  5. claude.com/marketplace/connectors/zoho-show
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