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ClaudeとGammaを連携する方法 — 資料の生成から編集・書き出しまで

ClaudeとGammaを連携する方法 — 資料の生成から編集・書き出しまで

GammaのコネクタをClaudeに追加すると、会話からプレゼンや文書を生成し、編集とPDF・PPTXの書き出しまで任せられます。接続手順、無料プランの上限、クレジットの減り方をまとめます。

GammaのコネクタをClaudeに追加すると、会話の中でプレゼン・文書・Webページ・SNS投稿を生成できます。生成後のスライドを書き換えたり、PDFやPPTXに書き出したりする操作も、同じ会話で続けられます。

接続に使うのはGammaのアカウントだけです。APIキーは要りません。Gammaの料金プランも問わず、Freeプランでも接続できます。

Gammaコネクタでできること

Gamma側の説明では、このコネクタはGammaが運営するホスト型のMCPサーバー(https://mcp.gamma.app/mcp)の上で動きます。MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部ツールをつなぐ共通規格です。ChatGPTのGammaアプリやSlackのGammaアプリも、同じサーバーを使っています。

Claudeのコネクタ一覧では、Gammaは「Anthropic verified」の表示付きで、カテゴリはProductivityとSales & marketingです。追加時期は2026年1月、サインインは必須です。

数字

コネクタ一覧上のGamma

  • 接続先

    mcp.gamma.app

    ホスト型のMCPサーバー

  • サインイン

    必須

    Gammaアカウントで許可する

  • 対応プラン

    全プラン

    Freeでも接続できる

  • 一覧のツール表示

    3つ

    generate・get_themes・get_folders

Claudeのコネクタ一覧の表示より

一覧に出ているツールは3つですが、Gammaの開発者向けドキュメントにはもっと多くのツールが載っています。同じMCPサーバーを使うClaudeとChatGPTとSlackのうち、編集ツールを出していないのはSlackのアプリだけで、ClaudeとChatGPTでは既存のgamma(Gammaで作った資料1件)の編集もできます。ただし、ドキュメントには「プラットフォームごとに使える機能は変わりうる」とも書かれています。実際に使えるツールは、接続後にClaudeへ尋ねて確かめるのが確実です。

やりたいことMCPのツール
ゼロから資料を作るMCPのツールgenerate
複数ページを1つのURLにまとめて作るMCPのツールgenerate_multi_page_gamma
承認済みテンプレートから作るMCPのツールgenerate_from_template
生成の進み具合を見るMCPのツールget_generation_status
既存の資料を指示で書き換えるMCPのツールedit_gamma と get_edit_status
PDF・PPTX・PNGに書き出すMCPのツールexport_gamma と get_export_status
既存の資料を探す・読むMCPのツールget_gammas / search_gammas / read_gamma
テーマやフォルダを探すMCPのツールget_themes / get_folders

このほかに、単独の画像を作るgenerate_image、コメントを読むget_gamma_comments、閲覧状況を見る分析系のツールがあります。分析系はProプラン以上が条件です。

Slidesの作り方そのものはClaude側にも機能があります。Claude単体での手順はClaude Slidesの使い方にあります。Gammaコネクタは、Gammaのテーマやテンプレートで仕上げたい場合の選択肢です。

Claudeに追加する手順

追加はClaudeの設定画面から4ステップで終わります。ウェブ版でもデスクトップアプリでも同じです。

手順

GammaをClaudeにつなぐ流れ

  1. 1

    Claudeを開く

    claude.aiのウェブ版か、デスクトップアプリを開きます。

  2. 2

    コネクタの画面へ進む

    Settings(設定)の中のConnectorsを開きます。

  3. 3

    Gammaを探す

    Browse Connectorsを押し、検索欄にGammaと入力します。

  4. 4

    許可する

    Connectを押し、続けてAllowを押してGammaアカウントへのアクセスを許可します。ワークスペースが複数あるときは、ここで使うワークスペースを選びます。

接続には、先にGammaのアカウントが必要です。クレジットは、許可の画面で選んだワークスペースの利用者から引かれます。

許可画面で承認する内容は、MCPのリファレンスでは次の4つとされています。

  • ワークスペースにgammaを作成する
  • ワークスペースのgammaを読む
  • ワークスペースのフォルダを一覧する
  • ワークスペースのテーマを一覧する

最初の資料を作る

接続できたら、会話で依頼します。ドキュメントに載っている例文は、次のようなものです。

Create a 10-slide marketing strategy presentation covering target audience,
campaign channels, budget breakdown, and success metrics. Use a professional theme.

日本語で頼んでも構いません。生成ツールには、言語・トーン・想定読者・文字量を指定する項目があり、コネクタの紹介ページでは60以上の言語に対応するとされています。依頼文に入れておくと効く項目を、MCPのリファレンスのgenerateから拾います。

指定したいこと依頼文での言い方の例対応する項目
形式依頼文での言い方の例「プレゼン」「文書」「Webページ」「SNS投稿」対応する項目format
枚数依頼文での言い方の例「10枚で」対応する項目numCards
文字量依頼文での言い方の例「箇条書き中心で短く」「詳しめに」対応する項目textOptions.amount
想定読者依頼文での言い方の例「経営層向け」対応する項目textOptions.audience
見た目依頼文での言い方の例「落ち着いたテーマで」対応する項目themeId(get_themesで探す)
保存先依頼文での言い方の例「マーケティングのフォルダに保存」対応する項目folderId(get_foldersで探す)
書き出し依頼文での言い方の例「PowerPointでも出して」対応する項目exportAs

ドキュメントのコツも、同じ方向です。「マーケティングについて作って」より、章立てまで指定した依頼のほうが良い結果になると書かれています。

生成は非同期で、依頼した直後に完了するわけではありません。generateは生成IDを返し、Claudeがget_generation_statusで完了を確かめてから結果のURLを渡します。

作った資料を直す・書き出す

生成した資料は、そのままClaudeの会話で手直しできます。生成が終わったあとは、生成IDをそのまま編集や書き出しに渡せるため、資料のIDを調べ直す必要はありません。

編集の依頼は、変えたい内容を名指しにします。ドキュメントの例は「全体のトーンをもっとフォーマルに」「料金のカードを新しいプランに差し替えて」です。

編集には制約が3つあります。

  • 編集で新しいページは増やせません。既存のページの内容を書き換える操作です
  • 編集の対象は1回につき1ページです。URLで指したページか、資料のメインページが対象になります
  • 同じページに対する編集は、1度に1つしか走りません。前の編集が終わるまで待ちます

編集のツールは「破壊的」と分類されているので、元の内容が書き換わります。大事な資料は、依頼の前に手元へ控えを取っておくと戻せます。

書き出しは、PDF・PPTX・PNGから選べます。PNGを選ぶと、1枚ごとの画像を入れたzipファイルが届きます。書き出しも非同期で、完了するとダウンロードのURLが返ります。このURLには注意点があります。

落とし穴

書き出しのURLは、知っている人なら誰でも開ける

リファレンスでは、書き出しのURLは約1週間で期限が切れ、リンクを知る人は誰でもダウンロードできると説明されています。APIキーなどでアクセスを絞る仕組みではないので、チャットの共有やチケットに貼るときは秘密のリンクとして扱います。

編集や書き出しは、対象の資料に権限が必要です。読む・書き出すには閲覧権限、編集には編集権限がいります。アーカイブ済みの資料は、編集も書き出しもできません。

無料プランの上限とクレジット

コネクタ自体は全プランで使えますが、中身の上限はプランで変わります。ドキュメントにある差は次のとおりです。

項目Free有料プラン
1つの資料のカード数Free最大10有料プラン最大100(Plus以上)
同時に走らせるエージェント処理Free2有料プラン10
高品質プリセット(max)Free使えない有料プランPro以上
閲覧分析のツールFree使えない有料プランPro以上

この表はREST APIの上限を書いた箇所で、MCPのリファレンスにも同じ種類の制限が出てきます。10枚を超える依頼をFreeで出すと、失敗の結果に「カード数の上限」「今のプラン」「残りクレジット」「使える画像モデル」が添えられます。Claudeはそれを読んで、上限まで枚数を下げて再試行するか、プランの変更を勧めます。プランを上げたあとは、同じ依頼をやり直せば最新のプランで判定されます。

クレジットの減り方は、操作で違います。

くらべる

クレジットが減る操作・減らない操作

課金あり

減る

資料の生成、既存資料の編集、画像の生成。APIと同じ基準で引かれます。

課金なし

減らない

資料の読み取り、検索、書き出し。閲覧や持ち出しだけなら消費しません。

エージェントによる生成と編集は、作業量に応じて課金されます。同じ依頼でも、実行ごとに消費量が変わりうるとされています。残高が空のとき、処理は始まりません。クレジットが足りないときの対処は、Gammaの請求設定から追加購入するか、プランを上げるか、自動チャージを有効にする、の3つです。

つまずいたときの切り分け

接続や生成が通らないときは、次の順で確かめます。

切り分け

Gammaコネクタが動かないときの確認順

  1. QClaudeとGammaの両方にログインしているか
    答えが先に両方へログインし、コネクタをつなぎ直す

    ログイン状態が揃っているか、確かめます。

    答えがはい
  2. Qコネクタの許可が期限切れや取り消しになっていないか
    答えが認証エラーが出ている場合、切断してつなぎ直す

    ドキュメントの案内は、いったん切断してから再接続することです。

    答えがはい
  3. Qクレジットが残っているか
    答えが請求設定でクレジットを追加するか、プランを上げる

    残高が空だと生成も編集も始まりません。

    答えがはい
  4. Q依頼が枚数や画像モデルなどプランの上限を超えていないか
    答えが上限の範囲に収めて頼み直す

    上限の範囲内にすると通ります。

    答えがはい

それでも失敗する場合

依頼文を単純にして、もう一度試します。不正なパラメータが原因のときは、Claudeが条件を直して再試行することが多いとされています。

テーマIDが存在しないという失敗は、別の型で返ります。この場合は候補のテーマが添えられるので、近いものを選ぶか、テーマを指定せずに頼み直します。

他のスライド系コネクタとの使い分け

スライドを会話から作るコネクタは、Gamma以外にもあります。接続の条件が違うため、目的に合わせて選びます。

比べる点GammaSlidesGPT
サインインGamma必要(Gammaアカウント)SlidesGPT不要
既存資料の編集GammaできるSlidesGPTできない(ツールは作成とテーマ変更のみ)
書き出しGammaPDF・PPTX・PNGSlidesGPTPowerPoint

SlidesGPTは認証が要らず、2つのツールだけで使えます。接続手順と外に出るデータの範囲はSlidesGPTの連携手順にまとめています。アンケートや投票をスライドに入れたい場合は、Mentimeterの連携手順が参考になります。

コネクタ全般の仕組みや、Claudeに許可を与える範囲の考え方はClaudeのコネクタ解説にあります。Gammaに渡したくない情報がある資料では、生成を頼む前に、Claudeへ渡す下書きから取り除いておきます。コネクタを入れる前に、提供元を信頼できるかを確かめる点も忘れずに。一覧の注意書きでも、Anthropicはコネクタの提供元が出すツールを管理しておらず、動作を保証できないとされています。

開発者向け: 自前のエージェントをつなぐ場合

Claudeのコネクタ以外に、自分のMCPクライアントをGammaにつなぐ道もあります。ただし、動的クライアント登録(DCR)に対応していて、リダイレクトURIをGamma側へ事前登録する必要があります。登録が済んでいないクライアントは、リダイレクトURIのエラーで接続が拒否されます。

つなげたあとの動作確認には、get_themesかget_foldersを呼びます。この2つはクレジットを消費しません。

コードで直接制御したい用途には、REST APIもあります。APIキーは設定画面から発行でき、Freeプランでも使えます。たとえば、次のリクエストで10枚のプレゼンを作れます。

curl -X POST https://public-api.gamma.app/v1.0/agent/generations \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -H "X-API-KEY: $GAMMA_API_KEY" \
  -d '{"prompt": "A 10-slide Q3 product launch strategy for the sales team",
       "format": "presentation", "numCards": 10, "exportAs": "pdf"}'

返ってくるgenerationIdを使い、5秒おきに状態を取得してcompletedになるまで待ちます。APIとMCPの使い分けは、エージェントが実行時に何を作るか決めるならMCP、自分のコードが呼び出しを制御するならAPI、が目安です。Claudeのコネクタを使う範囲では、この部分を意識する必要はありません。

まとめ

Gammaのコネクタは、資料を作る入口をClaudeの会話に移し、編集と書き出しまで同じ場所で続けられる点が強みです。Freeプランでも接続できますが、1資料10枚までという上限が最初の壁になります。10枚を超える資料が日常的に要るなら、プランの上限とクレジットの減り方を先に見積もっておくと、途中で止まりません。

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