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ClaudeとMentimeterを連携する方法 — 投票スライドを会話で作る

ClaudeとMentimeterを連携する方法 — 投票スライドを会話で作る

Claudeのコネクタ画面からMentimeterをつなぎ、研修や会議用のMentiを会話で作る手順です。ワークスペース設定の2つのスイッチと、共同編集中のMentiが触れない制限をまとめます。

ClaudeからMentimeterのスライドを作るとは

Mentimeterは、参加者がスマートフォンから投票や質問に答える対話型プレゼンテーションのサービスです。作成物は「Menti」と呼ばれます。MCPで連携すると、Claudeとの会話だけでMentiを作れます。

たとえば「来週のチームの振り返り用に、カジュアルな口調で5枚のMenti Liveを作って」と頼むと、Claudeは対象者・口調・言語・枚数を必要に応じて聞き返します。そのうえで自分のMentimeterアカウントにMentiを作り、閲覧と編集のリンクと作成内容の要約を返します。

連携の入口はClaudeのSettings → Connectorsです。ここでMentimeterを検索して接続します。コネクタ全般の仕組みはClaudeのコネクタとはにまとめてあります。

この記事では次の3点を扱います。

  • 接続の手順と、接続前に確かめておく条件
  • 頼み方の例と、作成できないMentiの見分け方
  • 「つながっているのに作れない」ときの切り分け

接続前に確かめる3つの条件

最初の関門はClaude側ではなくMentimeter側にあります。接続には次の前提があります。

  • Mentimeterのアカウントが既にあること
  • 有料ワークスペースでは「AI tools」と「AI assistant connections」の2つの設定がオンであること
  • カスタムのアプリやコネクタを接続できるClaudeを使えること

2つ目が見落としやすい点です。AI toolsは、Mentimeter内蔵のAI Mentiビルダーと共通のスイッチです。AI assistant connectionsは、ChatGPTやClaudeからの接続そのものを許すかどうかを決めます。どちらか片方でもオフなら、AIアシスタントからのMenti作成は動きません。

両方の設定は、ワークスペースの所有者か管理者がWorkspace Settings → Generalで扱います。自分が管理者でないなら、接続を試す前に管理者へ確認するのが近道です。

プランごとの既定値

AI機能の既定値は、プランで分かれます。

ワークスペースの種類AI機能の既定備考
Free・Basic・ProAI機能の既定オン備考以前にオプトアウトしたProワークスペースはオフのまま
EnterpriseAI機能の既定管理者がオフにできる備考所有者がAI toolsを切り替える

オフのワークスペースでは、コネクタの接続自体は済んでいても、Menti作成は動きません。

Claudeに接続する手順

接続の手順は4段階です。

手順

Claudeでの接続の流れ

  1. 1

    コネクタ画面を開く

    ClaudeでSettings → Connectorsを開きます。

  2. 2

    Mentimeterを探して接続する

    検索欄でMentimeterを探し、Connectを選びます。

  3. 3

    Mentimeterにログインして許可する

    未ログインならログイン画面が出ます。求められる権限を読み、Allowを選びます。

  4. 4

    Claudeに戻る

    接続が済むと、自動でClaudeの画面に戻ります。

認証はMentimeterの既存ログインで行います。OAuthという仕組みで、「Googleでサインイン」と同じ種類の方式です。ClaudeがMentimeterのパスワードを見たり保存したりすることはありません。

頼み方の例と、返ってくるもの

接続後は、頼み方で結果が大きく変わります。聞き返されやすい要素は「対象者・口調・言語・枚数」の4つです。最初の依頼に入れておくと、聞き返しが減ります。

来月の新入社員研修の冒頭で使うMenti Liveを作ってください。
- 対象: 入社1年目の営業職、約40人
- 口調: 親しみやすく、堅すぎない
- 言語: 日本語
- 枚数: 6枚(アイスブレイク2、理解度チェック3、振り返り1)

Claudeは次の順で動きます。

  1. 必要なら対象者・口調・言語・枚数を聞き返す
  2. あなたのMentimeterアカウントにMentiを作る
  3. 作ったMentiへのリンクと、内容の短い要約を返す

会議向けなら、たとえば次のような頼み方になります。

金曜の部門会議で、先週の施策の満足度を聞くMentiを3枚で作ってください。
最初は5段階の評価、次に自由記述、最後に次回やりたいテーマの投票です。

作成はあくまで下書きの出発点です。リンクを開き、文言や選択肢の順序を確認してから本番に使うことをおすすめします。

投票結果はClaudeに読み戻せるか

「What you can do once connected」の節に書かれているのは、Mentiの作成と編集です。投票結果の読み出しは、ヘルプに記載がありません。

「結果をClaudeに戻して要約させる」流れを期待しがちですが、結果の分析にはMentimeter側の機能が別にあり、結果ページやExcelエクスポートの記事も並んでいます。結果をClaudeに読ませたいなら、エクスポートしたファイルを会話に添付する方法が現実的です。表計算ファイルの集計はCoworkでのExcel分析の手順、結果を使った報告資料づくりはCoworkの資料作成ワークフローが参考になります。

作れないMentiと、承認ダイアログ

共同編集中のMentiは触れない

複数のユーザーが編集できる、または共同所有されているMentiは、AIアシスタントに編集させられません。他の人の作業をAIが上書きして消すのを防ぐための制限です。

落とし穴

チームで育てているMentiをClaudeに直させようとして止まる

共同所有のMentiはClaudeから編集できません。既存のMentiを手直ししたいときは、自分だけが所有者のMentiを対象にするか、新しいMentiを作らせて中身を移す形になります。

作成や変更に承認を求められることがある

Mentiの作成や変更の前に、確認画面が出ることがあります。AllowかConfirmを選べば進み、閉じたり拒否したりすると、Mentiは作られず変更もされません。Claude側が勝手に進めるわけではないので、確認の画面は内容を読んでから許可してください。

共有されるデータの範囲

何が相手に渡るかは、業務利用で必ず問われる点です。ところが、Mentimeterの2つのページで書きぶりが食い違っています。

ページ書かれている範囲
接続手順のページ書かれている範囲依頼内容と、対象者・口調・言語・枚数。ただしアシスタントとの会話履歴の全体も見える、と書かれている
AI機能のオプトアウトのページ書かれている範囲依頼内容と、対象者・口調・言語・枚数のみ。会話履歴の全体は受け取らない、と書かれている

つまり、会話履歴の全体がMentimeter側に届くかどうかについて、2つのページが逆のことを書いています。どちらが現行の挙動かは、ページからは判断できません。

実務では、機密情報を含む会話の途中でMentimeterのコネクタを呼び出さず、Menti作成だけの新しい会話に分けるのが無難です。その会話に顧客名や社内の数字を入れなければ、どちらのページが正しくても影響が出ません。

オプトアウトのページには、ほかにも次の記述があります。

  • 依頼内容はAIモデルの学習には使われない
  • データはアカウントの地域ごとのインフラで処理される(EUアカウントはEU、USアカウントはUS)
  • ClaudeやChatGPTの提供元は、会話を各社のプライバシーポリシーに従って別に処理する

最後の点は、MentimeterではなくAnthropic側の扱いです。Claudeでの会話の扱いは、利用中のプランの規約で決まります。

つながっているのに動かないときの切り分け

症状から原因をたどる順に並べます。

切り分け

Menti作成が動かないときの確認順

  1. Qコネクタ一覧にMentimeterが出ているか?
    答えがアカウントとワークスペースを確認

    Mentimeterが使えるかは、AIアシスタントのプラン、ワークスペース設定、管理者の権限に左右されます。正しいアカウントでログインしているか確かめ、管理ワークスペースなら管理者に有効化を頼みます。

    答えがはい
  2. Q現在の会話でMentimeterが有効になっているか?
    答えが会話内で有効化する

    会話ごとにコネクタを有効にする必要があるアシスタントがあります。名前を指定して呼ぶ必要がある場合もあるので、効かなければ新しい会話で試します。

    答えがはい
  3. QAI toolsとAI assistant connectionsは両方オンか?
    答えが管理者に設定を頼む

    どちらかがオフだと、接続済みでも作成は動きません。

    答えがはい

それでも失敗するとき

Mentimeterのセッション切れを疑い、コネクタを一度切断して接続し直します。

「作ったと言うのにリンクがない」とき

Claudeが「作成しました」と答えても、リンクが返ってこないことがあります。Mentimeter側の操作が実際に会話に表示されていなければ、Claudeが内容を文章で下書きしただけの可能性があります。次のように頼み直します。

Mentimeterのコネクタを実際に使って作成し、作成したMentiのリンクを教えてください。

作ったのに見つからないとき

Mentiは、接続時にサインインしたアカウントの下に作られます。複数のアカウントを持つ人は、別のアカウントにログインして探していないかを確認してください。どのアカウントが接続されているかは、AIチャットからMentimeterを開き、Homeの右上のアバターから見られます。

接続を解除する

解除は2か所から行えます。

  • Claude側: Settings → Connectorsから、Mentimeterの接続を削除する
  • Mentimeter側: Account settings → Connected appsから、アクセスを取り消す

Mentimeter側で取り消すと、Claude側の画面に接続済みと表示が残っていても、以後のリクエストはすぐに止まります。退職や担当替えのときは、Mentimeter側の取り消しまで行うと確実です。

どんな場面に向いているか

作成を任せる価値が出やすいのは、枚数と構成が決まっていて、文言づくりに時間がかかる場面です。研修の冒頭、定例会議の振り返り、ワークショップの導入のように、型がはっきりしているほど依頼文を書きやすくなります。

逆に、既存Mentiの細かな修正や、チームで共同編集しているMentiの更新は、この連携の範囲外です。また、投票結果をClaudeで分析する用途は、この連携の対象として書かれていません。

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