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AntigravityでClaudeを使う — 選べるモデルとプラン条件

AntigravityでClaudeを使う — 選べるモデルとプラン条件

GoogleのIDE型エージェントAntigravityで使えるClaudeは、Sonnet 5.5とOpus 5.5。Google AI Proは非トライアルのみ、FreeとPlusは不可という提供条件と、別枠の利用上限をまとめます。

AntigravityでClaudeを使えるのは、Google AI Proの非トライアル契約、またはGoogle AI Ultraの利用者です。FreeとGoogle AI Plus、Enterpriseには、最新のClaude Sonnet 5.5とClaude Opus 5.5は出てきません。Claude Codeを使わずに、GoogleのIDEからClaudeを呼ぶ場合の条件は、この一点でほぼ決まります。

この記事では、Antigravityのモデル一覧とプランのページに載っている条件を、プラン別の早見表にして読み解きます。Claude側のモデルの違いはClaudeモデル一覧に譲り、ここでは「Antigravityの中で何が選べるか」に絞ります。

Antigravityのモデル選択に出てくるClaude

Antigravityには、エージェントの中核になる推論モデルを選ぶ画面があります。会話の入力欄の下にあるモデルセレクターから選ぶ仕組みで、Gemini系・Claude系・オープンウェイトのGPT-OSSが同じ一覧に並びます。

Claude系は次の4つです。いずれも名前の末尾にThinking(思考付き)と付いています。

  • Claude Sonnet 5.5 (thinking)
  • Claude Opus 5.5 (thinking)
  • Claude Sonnet 4.6 (thinking)
  • Claude Opus 4.6 (thinking)

GeminiはGemini 3.8 Flash、3.7 Flash、3.6 Flash、3.1 Proが並びます。GPT-OSSはGPT-OSS-120b(Medium)です。画像生成のような周辺の処理にはNano Banana 2が使われ、こちらはユーザーが差し替えられません。

プラン別の早見表 — Claudeはどこで使えるか

モデル一覧の表は、プランごとに可否が分かれています。列はFree・Google AI Plus、Google AI Pro、Google AI Ultra、Enterpriseの4つです。FreeとPlusは同じ列にまとまっています。

モデルFree / PlusProUltraEnterprise
Gemini 3.8 / 3.7 / 3.6 Flash、3.1 ProFree / Plus使えるPro使えるUltra使えるEnterprise使える
Claude Sonnet 5.5 / Opus 5.5 (thinking)Free / Plus使えないPro非トライアルのみUltra使えるEnterprise使えない
Claude Sonnet 4.6 / Opus 4.6 (thinking)Free / Plus使えるPro使えるUltra使えないEnterprise使えない
GPT-OSS-120bFree / Plus使えるPro使えるUltra使えるEnterprise使えない

目を引くのは、この表が単純な「上位プランほど多く使える」形になっていない点です。新しいClaude 5.5系は、Ultraと非トライアルのProだけに開いています。逆に4.6系は、FreeとPlus、Proには残り、UltraとEnterpriseの列には入っていません。

Enterpriseの列はGemini系しか使えません。会社の契約でAntigravityを導入していても、Claudeは選べない前提で計画を立てることになります。

Proの「非トライアルのみ」とは

表のClaude 5.5系には、脚注で「Google AI Proでは非トライアルの契約でのみ利用可」とあります。無料トライアル中のProではClaude 5.5系を選べず、有料契約に切り替わってから使えるようになる、という読み方になります。

トライアルの期間や、切り替えの反映タイミングは、モデル一覧のページに記載がありません。トライアル中にモデルセレクターへClaude 5.5系が出てこないときは、故障ではなく仕様の範囲と考えられます。まずは契約状態を確認するのが近道です。

Sonnet 4.6とOpus 4.6は2026年11月2日に削除予定

4.6系の行には「2026年11月2日に削除される」という脚注が付いています。GPT-OSS-120bにも同じ脚注があります。FreeやPlusの利用者が使えるClaudeは、この日を境にゼロになる計算です。

整理すると、その後に残る組み合わせは次のとおりです。

プラン11月2日以降にClaudeを選べるか
Free / Plus11月2日以降にClaudeを選べるか選べない(4.6系の削除により)
Pro(非トライアル)11月2日以降にClaudeを選べるかSonnet 5.5 / Opus 5.5
Pro(トライアル)11月2日以降にClaudeを選べるか選べない
Ultra11月2日以降にClaudeを選べるかSonnet 5.5 / Opus 5.5
Enterprise11月2日以降にClaudeを選べるか選べない

4.6系で作業している間に、5.5系への移行を考えている場合の影響は、Claude側のモデルIDやコストの違いを扱ったClaudeモデルの移行ガイドが参考になります。ただしAntigravityのセレクターに出る名前は、Anthropicのモデル識別子とは別の表示名です。

Claudeの利用上限はGeminiと別枠

プランのページと、モデルセレクターの横にある使用状況パネルを見ると、利用上限の持ち方にもClaudeの特徴が出ます。パネルは「Geminiモデル」と「ClaudeおよびGPTモデル」の2グループに分かれ、どちらにも週次の残量と5時間枠の残量が並びます。

つまり、Geminiで使い切ったからといってClaudeの枠が減るわけでも、その逆でもありません。GeminiとClaudeの両方を使い分ける人は、別々の枠が2つあると考えるとつかみやすくなります。

プランごとの枠の更新のされ方は、次のように違います。

くらべる

プランによる枠の更新周期

最大

Google AI Ultra

5時間ごとに更新される枠と、最も高い週次上限が付きます。サードパーティのモデルを使える権利も、ここに含まれます。

高め

Google AI Pro

5時間ごとに更新される枠が、週次上限に達するまで続きます。Ultraより週次上限は低めです。

基本

Free / Plus など

週単位で更新される枠と、週次上限だけが付きます。5時間枠はありません。

プランのページには、上限はエージェントの作業量に連動するとあります。単純な依頼なら多くのプロンプトを送れ、複雑な依頼ほど枠を多く消費します。上限そのものは、システムの容量と悪用防止の観点から変更される場合があるとも明記されています。数値は書かれていないため、「1日に何回使えるか」は公式の資料からは割り出せません。

枠を使い切ったあとのAI credits

ProとUltraの利用者には、基本の枠を超えた分を購入したAIクレジットで補う道があります。クレジットはGemini Enterpriseの標準的な従量料金で消費されます。

設定画面の「AI Credit Overages」で、挙動を2つから選びます。

  • Never: クレジットを自動では使わず、枠が更新されるまで待つ
  • Always: 枠を使い切るとクレジットを使い、更新されたら元の枠に戻る

Claudeを多用する人は、この設定が料金に直結します。作業が止まる不便さを取るか、請求が増える可能性を避けるか。どちらにも倒せる設計なので、導入時に一度確認しておく設定です。ClaudeやGPT系の枠にもこの設定が同じように効くかは、プランのページが「特定のモデルの基本枠を使い切った場合」と書くだけで、モデルごとの扱いまでは書いていません。

自分のアカウントで使えるか確かめる流れ

契約を変える前に、手元で確認する順番を示します。

手順

Claude 5.5系が使えるかの確認

  1. 1

    契約中のGoogle AIプランを見る

    Free・Plus・Enterpriseなら、Claude 5.5系は対象外です。Proの場合は次へ進みます。

  2. 2

    Proがトライアル中かを確かめる

    トライアル中は非対象です。有料契約への切り替えが済んでいるかを見ます。

  3. 3

    モデルセレクターを開く

    入力欄の下のセレクターに、Claude Sonnet 5.5 (thinking)とClaude Opus 5.5 (thinking)が出ているかを見ます。

  4. 4

    使用状況パネルで別枠を見る

    「ClaudeおよびGPTモデル」の週次・5時間枠の残量が、Geminiとは別に表示されます。

ログイン情報をClaude Codeに流用できるか

Antigravityのログインで契約した枠を、別のツールから使いたくなるかもしれません。FAQには、この件への明確な答えがあります。Claude CodeやOpenClaw、OpenCodeといったサードパーティのソフトでAntigravityのログインを使うことは、利用規約違反にあたります。アカウントの停止または終了につながる可能性があるとも書かれています。

Geminiを別のコーディングエージェントで使いたい場合の代替として、Gemini EnterpriseまたはGoogle AI StudioのAPIキーが挙げられています。

ここから逆向きに読み取れるのは、Claudeの契約経路が分かれるという点です。

  • AntigravityのIDEの中でClaudeを使う: Googleのプランとその枠の範囲
  • Claude Codeで使う: Anthropic側のサブスクリプションかAPIの契約

両者の枠は共有されません。Claude Codeを軸にした使い方はClaude CodeとGemini CLIの比較に、プロダクト全体の位置づけはCoworkとAntigravityの比較にまとまっています。

また、プランのページにはBYOK(自分のAPIキー持ち込み)や自分のエンドポイントで上限を増やす選択肢は未対応と書かれています。AnthropicのAPIキーを差して枠を広げる方法は、Antigravityには用意されていません。

どのプランを選ぶかの目安

条件をまとめると、判断は次のように分かれます。

目的候補
まずGeminiで試したい候補Free / Plus(Claudeは4.6系のみで、11月2日まで)
ClaudeのOpus 5.5 / Sonnet 5.5をIDEで試したい候補非トライアルのPro、またはUltra
週次上限を気にせず長時間回したい候補Ultra
社内でAntigravityを導入済み(Enterprise)候補Claude系は選べない
Claudeを主役にした開発候補Antigravityではなく、Claude Code側の契約を軸にする

Claudeの能力そのものを比べたい読者には、Google側の対抗モデルとの違いを整理したClaudeとGeminiの比較があります。Antigravityは「Claudeを使う場所の1つ」であり、Claudeの全機能が揃う場所ではないという点が、この記事の要点です。

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