Claudeアプリでスライド・ドキュメントをスマホから編集する手順
iPhone・AndroidのClaudeアプリで、ドキュメント・スライド・デザインを依頼して後から開き、編集するまでの流れ。スマホでできない共有設定の扱いも示します。
スマホでできるのは「依頼・全画面表示・編集」まで
iPhoneとAndroidのClaudeアプリでは、会話の中でドキュメント・スライド・デザインを頼めます。できあがった成果物はArtifactsタブで全画面表示でき、編集もできます。共有設定の変更だけは、WebかClaude Desktopに回す必要があります。
この流れはDocs・Slides・Designの3種で共通です。違いが出るのは、作成を頼んだあとの待ち方と、共有・書き出しをどこでやるかです。
スマホとWeb/Desktopの役割分担
スマホアプリ
会話で依頼し、結果をArtifactsタブで全画面表示して編集します。
Web / Desktop
共有設定の変更はここで行います。テンプレートからの開始やエクスポートも、操作の説明はWeb/Desktop前提で書かれています。
Docs・Slides・Designで何が違うか
3種とも、スマホで依頼して、Artifactsタブで開いて、編集するところまでは同じです。ヘルプセンターの記載を種類別に並べると次のとおりです。
| 種類 | スマホでの依頼 | 結果の見方 | スマホでの編集 | 共有設定の変更 |
|---|---|---|---|---|
| Docs(文書) | スマホでの依頼会話で頼み、後で結果を見る | 結果の見方Artifactsタブで全画面 | スマホでの編集編集できる | 共有設定の変更スマホからは不可 |
| Slides(スライド) | スマホでの依頼会話で頼む | 結果の見方Artifactsタブ | スマホでの編集編集できる(成果物として) | 共有設定の変更スマホからは不可 |
| Design(デザイン) | スマホでの依頼会話で頼み、後で結果を見る | 結果の見方Artifactsタブで全画面 | スマホでの編集編集できる | 共有設定の変更スマホからは不可 |
Slidesだけは、スマホ向けの記述が成果物全般の説明ページにしかありません。DocsとDesignには専用ページに「後で結果を見る」「全画面で開く」という記述があり、Slidesはそこまで細かくありません。同じ導線で扱える前提で説明します。スライド個別の編集操作(1枚ずつの編集やプレゼン表示)がスマホでどう動くかは、成果物の説明ページが扱っていない範囲です。
依頼から編集までの手順
スマホで成果物を作って直すまで
- 1
会話で依頼する
どの会話でも、ドキュメント・スライド・デザインを頼めます。メッセージ欄の「Output」からテンプレートを選ぶ方法はWeb/Desktopの操作として説明されています。スマホでは、文章で種類を指定する頼み方がスマホ向けに書かれた導線です。
- 2
結果は後で見る
デザインとドキュメントは「依頼して、あとで結果を見に戻る」使い方が想定されています。生成を待ち続ける必要はありません。
- 3
Artifactsタブで全画面表示する
作ったものはArtifactsタブに保存されます。ここから開くと全画面で見られます。
- 4
編集する
Claudeに修正を頼むか、成果物そのものを直接編集します。
- 5
共有はWeb/Desktopで
共有範囲を変えたいときは、同じ成果物をWebかDesktopで開きます。
依頼文の書き方
スマホは入力が短くなりがちです。種類を言葉で指定し、誰が読むか・何を入れるかを1文に収めると、後で見に戻ったときに直す量が減ります。例えば次のような形になります。
スライドを作って。来週の営業会議で使う、新プランの説明資料。
5枚程度で、価格・導入までの流れ・想定質問を入れて。デザインなら、目的・配置・内容・対象者の4点を入れるのが基本です。ヘルプセンターは「ダッシュボード」「4画面のオンボーディング」「ランディングページ」といった具体例を挙げています。モバイル向けのデザインを頼むときは、対象がスマホ・タブレット・PCのどれかを最初に書くよう勧めています。
直し方は2通りある
編集の方法は、成果物の種類をまたいで共通です。
- Claudeに頼む: 「2枚目の数字を直して」のように会話で伝える
- 直接編集する: ドキュメントは文章を打ち込み、スライドは1枚ずつ、デザインはキャンバス上の要素を動かして直す
ドキュメントでは、直したい範囲をハイライトして「Edit with Claude」から依頼すると、どの節かを説明せずに済みます。このボタンはWebとDesktopの操作として説明されています。スマホで見当たらない場合は、範囲を言葉で指定して会話で頼めば同じ修正ができます。
会話の途中のメッセージを編集して、別バージョンの会話を作る手もあります。別バージョンには専用の成果物ができるので、別の方向を試したいとき、元の成果物を残したまま進められます。
成果物が壊れたとき
成果物にエラーが出たら、エラー表示の近くにある「Try fixing with Claude」ボタンが入口です。押すとエラーの詳細が新しいメッセージに入るので、そのままClaudeに送ると原因の診断と修正案が返ります。直る保証はなく、追加の切り分けが要るエラーもあります。このボタンもWeb/Desktop側の説明なので、スマホに見当たらないときは、画面に出たエラー文を会話に貼って「直して」と頼めば同じ流れになります。
スマホではできないこと
共有設定の変更
DocsとDesignのページは、どちらも「スマホアプリでは共有設定を変更できない」と明記しています。成果物の説明ページも、共有設定はWebかDesktopで変えると書いています。成果物は最初は自分だけに見える状態です。誰かに見せたいときは、スマホで作って確認したあと、PCで「Share」から範囲を決めます。
共有先はプランで変わります。
| プラン | Docsの共有範囲 |
|---|---|
| Free・Pro・Max | Docsの共有範囲リンクを知っている人に共有 |
| Team・Enterprise | Docsの共有範囲特定の人、グループ、組織全体 |
Docsは、メールでの招待はどのプランでもできません。Team・Enterpriseではリンクでも組織外には出せません。共有された文書を開くにはClaudeアカウントが要ります。組織外共有の管理はClaude Artifactsの管理者設定の記事にまとめています。
書き出し
書き出しの「Export」は、PC側の操作として説明されています。形式は次のとおりです。
- Docs: Word、PDF、Markdown、Google Docs
- Slides: PowerPointとPDF、Googleスライドへ直接
- Design: .zip、PDF、PowerPoint、スタンドアロンHTML
提出用のファイルが要る場面は、PCで開いて書き出すと迷いません。成果物はサイドバーのArtifactsタブに保存され、どの会話からでも探し直せます。このタブでは作ったものを一か所で見渡せ、整理もできます。そのため、PCでもWebかDesktopで同じタブを開けば、スマホで作ったものの続きに入れます。
使えない場合の確認点
スマホで依頼しても成果物が出てこないときは、次を順に確かめます。
- 設定: Artifactsには、設定の「Capabilities」で「Cloud code execution and file creation」をオンにする必要があります。FreeとPro・Maxは個人の設定、TeamとEnterpriseは組織の設定です
- Enterprise: DocsとDesignはEnterpriseで2026年10月15日に既定でオンになります。それより前に使うには、オーナーが組織設定のArtifactsで有効にします
- 旧Claude Design: 単独版のclaude.ai/designは2026年12月14日に終了します。スマホアプリで使うのは、会話から作る新しい方です
- 利用上限: Claude Designの利用は、他のClaudeの作業と同じ上限から差し引かれます。上限に達すると、リセットまで使えません
2026年9月16日より前に会話で作った成果物は旧形式の「レガシーアーティファクト」で、引き続き動きますが、新しく作ることはできません。違いは操作面にも出ます。テンプレートから作る成果物は「Export」で書き出し、画面上で直接編集できます。レガシーアーティファクトは、パネル上部のコントロールでコードの表示・コピー・ダウンロードをする形です。古い会話の成果物をスマホで直そうとして挙動が違うときは、この区分を疑います。
使い分けの目安
スマホの得意と不得意をまとめると、次のようになります。
スマホで完結する作業とPCに回す作業
スマホで完結しやすい
通勤中の下書き依頼、会議前の見た目の確認、文言や数字の小さな修正。
PCに回す
共有範囲の設定、PowerPointやPDFへの書き出し、キーボードを使ったスライド編集。
どちらでも
Claudeへの修正依頼。会話で伝える形なので、場所を選びません。
アプリ自体の入手条件や連携機能は、iPhone/iPadアプリの使い方とAndroidアプリの使い方にあります。ドキュメント側の細かい仕様はClaude Docsの使い方、デザイン側はClaude Designの使い方が詳しい記事です。3つの端末をまたぐ全体像はClaudeアプリ完全ガイドで確認できます。