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ClaudeとAthenaHQ・Website Auditorで自社がAI回答に出るか測る

ClaudeとAthenaHQ・Website Auditorで自社がAI回答に出るか測る

AthenaHQは言及率・引用率・平均順位を継続計測し、Website Auditorは4つのAIでの出方と技術監査を1回で返します。2つのコネクタの役割、接続条件、料金表記のずれ、頼み方をまとめます。

自社の名前がChatGPTやPerplexity、Geminiの回答に出るかどうかは、検索順位表を見ても分かりません。AthenaHQとWebsite Auditorは、この「生成AI検索での見え方」を測るサービスで、どちらもClaudeのコネクタとして提供されています。

役割は大きく違います。AthenaHQは、登録したプロンプトの回答を集め続け、言及率・引用率・平均順位を時系列で追う常設の計測基盤です。Website Auditorは、サイトのドメインを渡すと、AIでの出方のスコアと技術的な監査をまとめて返す診断ツールです。以下では、この違いを軸に、接続条件、取れる指標、頼み方、使う前の注意点を順に説明します。

2つのコネクタは何が違うのか

どちらを先に試すかは、「継続的に追いたいのか、いまの状態を一度見たいのか」で決まります。

項目AthenaHQWebsite Auditor
位置づけAthenaHQGEO・AEOの計測と改善のプラットフォームWebsite AuditorAIでの出方とサイト監査の診断
分類AthenaHQData & analytics、Productivity、Sales & marketingWebsite Auditor掲載ページに分類の記載なし
追加時期AthenaHQ2026年6月Website Auditor2026年8月
サインインAthenaHQ必須(OAuthまたはAPIキー)Website Auditor掲載ページに記載なし
見られる範囲AthenaHQ契約中のAthenaHQアカウントの組織とサイトWebsite Auditorドメインを指定して監査
ツール数AthenaHQ85Website Auditor14

AthenaHQは、シェア・オブ・ボイス、言及率、引用率、平均順位、トレンド、プロンプト、引用元、ブランド特性、競合ベンチマークを分析対象にします。さらにプロンプトやトピックの管理、コンテンツ作成といった書き込み系の機能も同じコネクタに入っています。

Website Auditorは、ChatGPT、Perplexity、Claude、Geminiで自社サイトが推薦されるかを調べ、SEO・セキュリティヘッダー・リンク切れ・性能の標準的な技術監査を併せて返します。AI可視性スコア、時間による変化、競合比較、具体的な修正案が結果に含まれます。

掲載ページの注意書きにあるとおり、どちらも開発元が運営するコネクタで、ツールの中身はAnthropicが管理していません。追加前に開発元の権限と取り扱いを確かめてください。

AthenaHQで追えるのは「測り続ける指標」

AthenaHQの強みは、同じ定義の指標を毎日蓄積している点です。MCPサーバーの指標系ツールは、次のような単位で用意されています。

知りたいことツール(_cumulative は期間集計、_time_series は日次)
競合と比べた存在感ツール(_cumulative は期間集計、_time_series は日次)get_share_of_voice_cumulative / get_share_of_voice_time_series
AI回答にブランド名が出る割合ツール(_cumulative は期間集計、_time_series は日次)get_mention_rate_cumulative / get_mention_rate_time_series
AI回答からリンクされる割合ツール(_cumulative は期間集計、_time_series は日次)get_citation_rate_cumulative / get_citation_rate_time_series
回答内での順位ツール(_cumulative は期間集計、_time_series は日次)get_position_cumulative / get_position_time_series / get_position_distribution
引用されているドメインとURLツール(_cumulative は期間集計、_time_series は日次)get_sources / get_source_pages

言及率は「AI回答がブランド名を挙げる頻度」、引用率は「AI回答が自社へリンクする頻度」です。名前は出るのにリンクされていなければ、言及率が高く引用率が低い状態になります。この2つを分けて見るのが、AthenaHQを使う最初の理由になります。

指標の定義そのものは、ダッシュボード側のGlossaryページに公式の説明があります。ただし、このページは契約が有効でないと中身が表示されず、空白になります。Claudeに計算式を説明させる前に、契約状態を確かめておくと混乱しません。

「Claudeの回答」だけは個別に見られない

見落としやすい条件があります。Claudeのコネクタ経由では、Claudeが生成した個々の回答と、そこから派生したプロンプト・ソース・所見のレコードは返ってきません。ChatGPTなど他のエンジンの回答は引き続き取得できます。

一方、可視性の合計やブランド特性の集計のような集約指標には、Claudeのデータが含まれうると説明されています。Claudeの個別回答を読みたい場合は、AthenaHQのダッシュボードか、APIキーを使ったREST APIを使います。「Claudeでの出方」を知りたい用途では、この線引きを先に理解しておく必要があります。

Website Auditorは「いまの状態を1回で診断する」

Website Auditorの主なツールは次のとおりです。

ツール役割
get_sample_audit役割example.com のサンプルレポートを返す。キー不要で、実際の監査と同じ形式
get_ai_visibility役割AI可視性スコア(0〜100)と、ChatGPT・Perplexity・Claude・Geminiごとの内訳、自社の代わりに出ている競合
run_audit役割1回限りの全体監査。カテゴリ別スコア、主な問題、共有できるレポートURL
get_changes役割前回との差。スコアの変化とエンジン別の変化
compare_competitors役割指定した競合ドメインとの比較
track_site / untrack_site役割週次の監視を開始・停止
get_recommendations役割次に取る手順。generate_schema はスキーママークアップの生成

最初に試すなら get_sample_audit です。キーも契約も要らず、実際の結果と同じ形で返るため、出力の形が自分の用途に合うかを先に確かめられます。

事業名と地域は分けて指定する

ローカル事業者は特に注意が必要です。get_ai_visibility と run_audit は、事業名と所在地を任意で受け取ります。省略するとサイトから自動検出し、検出に自信がないときは警告が付きます。

指定した事業名は事実として扱われ、確認済みとして記録されます。推測で入れると、誤った名前でも正しいものとして採点されるうえ、警告も消えます。地域は逆で、全国・全世界向けの事業なら省略が正しく、地域密着の事業なら省略すると場所を外した質問で測ることになります。

競合比較の compare_competitors は、地域だけを受け取ります。自社と全競合に同じ地域を当てるためで、事業名を渡さないのは、自社の名前が競合の採点に転送されるのを避けるためです。

接続のしかた

AthenaHQ

Claudeのコネクタ一覧でAthenaHQを選んでサインインし、AthenaHQの組織を選びます。会話の「+」メニューのコネクタからAthenaHQを有効にして質問します。Claude Teamプランでは、OwnerまたはPrimary Ownerが組織向けに有効化してからでないと個人は接続できません。Enterpriseプランでは、「Manage access to Libraries」を含むカスタムロールの利用者も有効化できます。

手動で追加するなら、カスタムコネクタにサーバーURL https://api.athenahq.ai/api/mcp を設定します。サインインに対応しないクライアントでは、APIキーを使います。キーは組織の管理者だけが作成でき、対象サイトを絞って発行できます。

claude mcp add --transport http --scope user athenahq \
  https://api.athenahq.ai/api/mcp \
  --header "x-api-key: your_api_key_here"

Claude Codeから使うときの登録例です。your_api_key_here は自分のキーに置き換えます。

サインイン接続では、権限が閲覧のみのロールだと読み取りしかできません。書き込み系ツールは、ロールに対応する権限がある場合に使えます。APIキー接続は、キーの範囲内で管理者相当の権限で動くため、キーを発行するときは対象サイトを絞ります。

Website Auditor

コネクタ一覧から追加します。自分のサイトを監査するには、Website Auditorの購読が必要です。購読の状況は check_upgrade_status で確認できます。

ローカルのMCPクライアントから使う場合は、npx で起動する構成が案内されています。

claude mcp add website-auditor -e WA_API_KEY=wa_your_key_here \
  -- npx -y website-auditor-mcp

WA_API_KEY はサーバーの起動時に一度だけ読まれます。クライアントの起動中にキーを入れても反映されないため、設定後はクライアントを再起動します。

Claudeへの頼み方

どちらも、期間・対象・出力の形を固定した依頼文を作っておくと、翌月に同じ条件で比べられます。

AthenaHQで、先月30日間の自社と競合3社を比べてください。
・シェア・オブ・ボイス、言及率、引用率、平均順位を表にする
・前の30日との差を併記する
・引用されたドメインの上位5件を挙げる
・数値は取得結果のみを使い、原因の推測は別の見出しにする

この文面は例です。AthenaHQ側には、「ブランド特性」(「手頃」「サポートが遅い」のような、AI回答から抽出された印象のキーワード)を取るツールもあります。get_attribute_metrics で自社の特性ごとの件数を、get_competitor_attribute_metrics で競合ごとの件数を見られます。「言及はされているが、どう語られているか」を知りたいときの手がかりになります。

Website Auditorでは、ドメインを指定して依頼します。

example.comのAI可視性を調べてください。事業名は「株式会社サンプル」、所在地は大阪市です。
エンジン別のスコア、自社の代わりに出ている競合、優先度の高い修正を3つ、分けて答えてください。

事業名は、確実に正しいときだけ指定します。

2つを組み合わせる順番

組み合わせるなら、次の順が無理のない流れです。

手順

診断してから継続計測に移る流れ

  1. 1

    Website Auditorで現状を1回測る

    サンプル監査で出力の形を確かめ、自社ドメインのスコアとエンジン別の内訳を取ります。

  2. 2

    追うべきプロンプトを決める

    どの質問で自社が出てほしいかを、顧客の聞き方に近い形で書き出します。

  3. 3

    AthenaHQにプロンプトを登録する

    create_prompts などで、トピックや地域つきで登録します。書き込み権限が要ります。

  4. 4

    月次で同じ依頼文を回す

    言及率・引用率・平均順位を前月と並べます。Website Auditorは track_site で週次の監視に切り替えられます。

使う前に押さえる注意点

  • 料金表記が一致しない: Website Auditorの掲載ページは月額10ドル、開発元のリポジトリは月額49ドルと書いています。7日間の無料トライアルがある点は共通で、支払い方法の登録が必要です。どちらが現行の価格かは掲載ページからは判断できないので、申し込み画面の金額で確かめます
  • AthenaHQは契約が前提: コネクタ自体は追加できても、データは契約中のAthenaHQアカウントのものです。無料で試せる範囲は掲載ページに記載がありません
  • 書き込みは取り消せないものがある: AthenaHQの delete_content は永続削除で、取り消しできません。MCPクライアントの承認画面は、クライアント側の設定で動きます
  • 「Claudeの個別回答は返らない」: 前述のとおり、AthenaHQのClaudeコネクタ経由では対象外です
  • 監査の成否は到達性に左右される: Website Auditorは、ページが一切読み込めないドメインには UNREACHABLE_DOMAIN を返し、スコアを作りません

AI検索の可視性は、同じ質問でも日によって揺れます。1回の数値で判断せず、同じ依頼文で期間をそろえて並べるほうが安全です。

他のコネクタとの使い分け

まず1つのサイトに絞って、Website Auditorのサンプル、自社ドメインの診断、AthenaHQでの継続計測の順に進めると、数値の意味を取り違えにくくなります。

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