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ClaudeとCloudinaryを連携する方法 — 画像・動画の管理を会話で任せる

ClaudeとCloudinaryを連携する方法 — 画像・動画の管理を会話で任せる

CloudinaryコネクタでClaudeに画像・動画のアップロード、検索、使用量確認を任せる手順です。22のツールの内訳、削除系の扱い、Claude Codeでの追加方法をまとめます。

ClaudeとCloudinaryの連携でできること

Cloudinaryコネクタは、画像・動画の管理サービスCloudinaryのアセットを、Claudeの会話から操作できるようにするConnectorです。開発元はCloudinary自身で、Connectorsディレクトリではデータ・分析と開発者ツールの2カテゴリに載っています。Anthropic verifiedの表示があり、追加時期は2025年11月、サインインが必須です。

接続先はディレクトリ上で https://asset-management.mcp.cloudinary.com/sse です。Cloudinaryの公式ドキュメントでは、同じAsset Managementサーバーの新しい推奨エンドポイントが /mcp とされています。

できることは、ディレクトリに載る22のツール名から読み取れます。アップロード、リネーム、ダウンロード、アーカイブ生成、検索、タグ一覧、フォルダー操作、使用量の取得などです。Cloudinaryのドキュメントには、次のような依頼例が挙がっています。

  • タグ transparent が付いた全アセットのURLを返す
  • sample.jpg を300x300にリサイズし、auto gravity(自動の切り抜き位置)を指定してWebPに変換するURLを作る
  • タグ campaign-2024 が付いたアセットを削除する

使えるMCPサーバーは5種類ある

Cloudinaryは機能ごとにMCPサーバーを分けています。ディレクトリのコネクタが指すのは、このうちAsset Managementだけです。

サーバー役割Claudeディレクトリのコネクタ
Asset Management役割画像・動画・rawファイルのアップロードと管理、検索、フォルダーとタグ、変換URLの生成Claudeディレクトリのコネクタ対象
Environment Config役割アップロードプリセット、変換の名前付け、Webhook通知などの環境設定Claudeディレクトリのコネクタ対象外
Structured Metadata役割構造化メタデータのフィールドと値、条件ルールClaudeディレクトリのコネクタ対象外
Analysis役割自動タグ付け、コンテンツモデレーション、物体検出などClaudeディレクトリのコネクタ対象外
MediaFlows役割MediaFlowsの自動化の作成と管理Claudeディレクトリのコネクタ対象外

資料の収録範囲に注意点があります。ディレクトリの一覧には「変換」を名前に含むツールが1つもありません。一方でCloudinaryのドキュメントは、Asset Managementサーバーに変換ルールファイルを使う専用の変換ツールが含まれると説明しています。ディレクトリ掲載のツール名は22件で、変換ツールの有無はディレクトリの一覧からは確認できません。変換を任せたい場合は、接続後にClaudeへ変換URLの生成を頼み、実際に動くかを確かめるのが確実です。

Environment Config、Structured Metadata、Analysisを使うには、カスタムコネクタか設定ファイルで別々に追加します。追加すると開いているツールが増え、コンテキストの消費や誤操作の元になります。Cloudinaryのドキュメントも、必要のないサーバーやツールは無効にするよう勧めています。

22のツールを作業別に分ける

ディレクトリ掲載の22ツールを、名前の意味に沿って分けます。役割は名前からの分類で、個々の引数までは公式の一覧に書かれていません。

作業ツール
登録・取得ツールupload-asset / download-asset / download-asset-backup / generate-archive
検索・一覧ツールsearch-assets / visual-search-assets / list-images / list-videos / list-files / list-tags / search-folders
詳細・更新ツールget-asset-details / asset-update / asset-public_id-rename
関連付けツールcreate-asset-relations / delete-asset-relations
フォルダーツールcreate-folder / move-folder / delete-folder
削除ツールdelete-asset / delete-derived-assets
使用量ツールget-usage-details

visual-search-assets は名前から画像による検索を想定できますが、入力の形式は公式の一覧に説明がありません。試す前に、Claudeにツールの説明を表示させて確認します。

削除系ツールをどう扱うか

このコネクタには、破壊的な操作ができるツールが4つあります。delete-asset、delete-derived-assets、delete-asset-relations、delete-folder です。Cloudinaryのドキュメントの依頼例にも「タグ campaign-2024 が付いた全アセットを削除する」という一括削除の文があります。

Claude側には、ツールごとの許可を絞る仕組みがあります。サポート記事によれば、TeamとEnterpriseのプランでは、OwnerがCustomize、Connectorsの画面でコネクタのTool permissionsを開き、Always allow、Needs approval、Blockedを選べます。ツールは読み取りと書き込み・削除といった種類ごとに分類され、設定は組織全体に効きます。

運用の一例を挙げます。

  1. 検索・一覧・使用量系はAlways allowにする
  2. アップロード・更新・フォルダー操作はNeeds approvalにする
  3. 削除系4本は、日常の作業アカウントではBlockedにしておく

この段階分けはCloudinaryやAnthropicの推奨ではなく、ツールの種類に合わせた一例です。なお、Claudeで書き込みを許可しても、Cloudinary側でその操作を行う権限がなければ実行できません。個人プランには組織向けのOwner設定がないため、削除を伴う依頼は実行前に対象の一覧を出させて確認する運用になります。

Owner設定に頼れない場合の手段が、cloudinary-tools ヘッダーです。有効にするツールを名前で列挙できるので、削除系4本を含めずに接続すれば、Claudeからは削除ツールが見えません。ただしドキュメントがヘッダーを示しているのは設定ファイルなどでURLを直接指定する構成で、ディレクトリ経由の追加画面にヘッダーを入れる欄があるかは確認できていません。書き方はClaude Codeでの追加の節にあります。

権限の面でも注意があります。ClaudeがCloudinaryのアセットを触れるのは、コネクタ経由で認証したアカウントの権限の範囲内です。サポート記事にも、Claudeは接続先サービスでの各人の権限を引き継ぐとあります。共有アカウントに管理者権限を持たせたまま接続すると、削除系ツールもその権限で動きます。

Claudeに接続する手順

claude.aiとClaude Desktop

  1. 設定のコネクタ画面でディレクトリを開き、Cloudinaryを選んで追加する
  2. 認証画面でCloudinaryのアカウントにサインインし、操作対象のクラウド(プロダクト環境)を選ぶ
  3. チャットのSearch and toolsから有効化する

Cloudinaryのドキュメントでは、Claude Desktopへの追加方法を3通り挙げています。

方法対象追加できるサーバー
カスタムコネクタ対象有料プラン追加できるサーバー4つのURLを1つずつ追加
ディレクトリ対象表記なし追加できるサーバーAsset Managementのみ
設定ファイル対象無料プランを含む全プラン追加できるサーバー全サーバー

サポート記事では、リモートMCPを使うカスタムコネクタは無料、Pro、Max、Team、Enterpriseで使えます。無料プランのカスタムコネクタは1つまでです。Cloudinaryのドキュメントが「有料プラン」としている点と食い違うため、実際の画面で追加できるかを確かめてください。

Claude Codeでの追加

Claude Codeには、Cloudinaryのドキュメントが示すコマンドで追加します。

claude mcp add --transport sse cloudinary-asset-mgmt \
  https://asset-management.mcp.cloudinary.com/mcp

追加後にClaude Code内で /mcp を実行すると、CloudinaryのOAuth認証に進みます。OAuthを使わずAPIキーで認証したい場合は、cloudinary-url ヘッダーに cloudinary://api_key:api_secret@cloud_name の形式で認証情報を渡す方法もあります。APIキーを渡す構成では、設定ファイルに秘密情報が残ります。共有リポジトリの設定に書き込まない扱いが必要です。

APIキーで接続する構成では、追加のヘッダーも渡せます。Cloudinaryのドキュメントには、次の2つが挙がっています。

ヘッダー役割値の例
cloudinary-region役割クラウドのリージョンを指定する値の例api-eu
cloudinary-tools役割有効にするツールをカンマ区切りで絞る値の例list-metadata-fields,get-metadata-field,create-metadata-field

cloudinary-region の例として書かれている値は api-eu だけです。EU以外のリージョンで使う場合の値は、ドキュメントの例からは確認できません。設定ファイルの例は、headers に cloudinary-url と並べて書く形です。

{
  "cloudinary-asset-mgmt": {
    "url": "https://asset-management.mcp.cloudinary.com/mcp",
    "headers": {
      "cloudinary-url": "cloudinary://api_key:api_secret@cloud_name",
      "cloudinary-tools": "search-assets,list-tags,get-usage-details"
    }
  }
}

この cloudinary-tools の値は、読み取り系のツール名だけを並べた筆者の例です。ドキュメントの例はStructured Metadataサーバー向けなので、Asset Managementで同じ書き方が通るかは接続後に確かめてください。

マーケットプレイスのプラグインも使えます。Claude Codeでは次のコマンドで入ります。

/plugin install cloudinary@claude-plugins-official

プラグインには、Cloudinaryスキルの一部と、すべてのリモートMCPサーバーが含まれます。ただしMediaFlowsサーバーだけはOAuthを使わないため、ヘッダーに認証情報を足します。

依頼の書き方と確認の型

Cloudinaryのドキュメントには、精度を上げるための注意が並んでいます。Claudeで使う場合に効くものを絞ります。

  • Cloudinaryを使いたい場面では、Cloudinaryを使うことを明示する
  • クラウドがダイナミックフォルダーモードか固定フォルダーモードかを伝える
  • 自動タグ付けなどのアドオンを使うなら、先にコンソールでアドオンを有効にしておく
  • メタデータを扱うなら、対象のフィールド名やタグの付け方を指定する

依頼文の例を挙げます。

Cloudinaryのフォルダー marketing/spring-sale にある画像のうち、
タグ spring-sale が付いたものを一覧にして。
その後、今月の使用量を get-usage-details で確認して報告して。
削除や更新はしないで。

この例は、読み取り系のツールだけを使う依頼の形です。ツールを名指しして操作の範囲を先に限ると、意図しない書き込みを避けやすくなります。出力は毎回同じとは限らず、公式ドキュメントも「今日のプロンプトが明日は別の結果になることがある」と注意しています。

大量のアセットを扱うときは、次の順に進めると確認しやすくなります。

  1. 検索系ツールで対象を絞り、件数と名前を出させる
  2. 一部だけで更新を試し、結果のURLをCloudinary側で見る
  3. 問題がなければ残りを流す

使用量は get-usage-details で読めます。ただし、どの指標をどの単位で返すかは公式の一覧に説明がありません。請求に関わる数字は、Cloudinaryのコンソールの表示と突き合わせてください。

分析・広告データは別のコネクタが向く

利用状況の分析や広告データの取り込みは、別のコネクタが向きます。たとえばClaudeとMixpanelを連携する方法やClaudeとSupermetricsを連携する方法で扱っています。ツールが多いコネクタを追加したときのコンテキスト消費については、MCPツール説明文の文字数上限を変える方法が関係します。

よくある質問

アカウントを持っていなくても試せますか

Cloudinaryのドキュメントによれば、アカウントがない場合はエージェントが npx @cloudinary/cloud で一時的なClaimable Cloudを用意できます。メールアドレスでの認証を済ませるまでは一時的なもので、認証しなければ自動で失効します。

まとめ

ディレクトリのCloudinaryコネクタは、22のツールでアセット管理を会話に持ち込みます。読み取り系は気軽に、削除系は権限で絞るという段階分けが運用の軸になります。設定・メタデータ・解析まで任せるなら、カスタムコネクタか設定ファイルでサーバーを足します。

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