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Claude CodeのVS CodeでUntitledセッションが増える不具合と修正

Claude CodeのVS CodeでUntitledセッションが増える不具合と修正

VS Code拡張でSession historyに空のUntitledセッションが溜まる不具合は、2.1.309で修正されました。症状、更新の確かめ方、溜まった分の片付け方をまとめます。

Claude CodeのVS Code拡張で、会話を開くたびに中身のない「Untitled」セッションが履歴に増えていく不具合は、Claude Code 2.1.309で修正されました。2.1.309以降に更新すれば、新しい空セッションは増えません。すでに溜まった分は手で片付ける必要があります。

何が起きていたか

GitHubのissue #97708に、次の報告が上がっていました。Claude Codeのパネルで会話を開く操作を繰り返すと、そのたびに空の「Untitled」セッションが1件増える、という内容です。

再現手順は3ステップでした。

  1. Claude Codeのパネルを開く
  2. 会話を開く操作を何度か繰り返す
  3. ローカルのセッション一覧(Session history)を開く

一覧には、メッセージを1通も送っていないセッションがクリックの回数だけ並びます。報告者が期待した動作は、メッセージを送るまで新しいセッションを作らないこと、または既存の空セッションを使い回すことでした。報告は「以前のバージョンでは動いていた」という回帰として出されています。報告時の環境はmacOSです。

changelogの2.1.309には、同じ不具合を指す次の項目があります。

Fixed Session history filling up with empty "Untitled" sessions each time you start a new session without sending a message

issueは「会話を開く」、changelogは「メッセージを送らずに新しいセッションを始める」と書き方が違います。どちらの操作でも、履歴が空セッションで埋まる症状を直した項目と読めます。

経過を日付で追う

issueの公開から修正までの流れは次のとおりです。

あゆみ

issue #97708の経過

  1. 2026-09-27issueが作成される

    空のUntitledセッションが増える回帰として報告されます。

  2. 2026-09-30〜10-14同じ症状の報告が続く

    削除できず状況が悪化している、更新しても同じ症状が再現する、といったコメントが付きます。

  3. 2026-10-222.1.309が公開される

    changelogに、空のUntitledセッションが増える問題の修正が入ります。

  4. 2026-10-23issueがクローズされる

    担当者が「2.1.309で修正した。再現するならバージョンを添えてコメントしてほしい」と書き、issueは閉じられます。

修正の宣言から再オープンの窓口までがissue上に残っているので、更新後も増えるなら、そのissueにバージョンを添えて書き込めば再調査の対象になります。

自分の環境が修正済みか確かめる

修正は2.1.309以降に入っています。2026-10-23時点の最新は2.1.310です。VS Code側では、拡張機能ビューでClaude Codeのバージョンを確かめます。

自動更新を止めている環境では、拡張機能ビューの更新ボタンから手動で更新します。更新後はウィンドウを再読み込みしておくと、新しいバージョンで動いていることを確かめやすくなります。

更新後の確認は、次の手順で足ります。

  1. Claude Codeのパネルで、メッセージを送らずに新しい会話を開く
  2. Session historyを開き、Untitledの件数が増えていないことを見る
  3. 同じ操作をもう一度繰り返し、件数が変わらないことを見る

増え続けるようなら、拡張のバージョン表示と一緒に前述のissueへ書き込んでください。

溜まった空セッションを片付ける

修正は「これから増えない」ようにするものです。すでに履歴に並んだ分は、更新しても自動では消えません。

公式ドキュメントによると、Session historyのセッションにカーソルを合わせると、改名とアーカイブの操作が出ます。アーカイブすると、一覧の下にあるArchived sessionsのグループへ移ります。issueのコメントには、空のUntitledセッションをアーカイブすると実際に一覧から消えた、という報告が1件あります。公式の記述ではなくユーザーの報告ですが、空の履歴を片付ける手がかりになります。

注意が2点あります。

  • 中身のあるセッションを誤ってアーカイブしないよう、Untitledでもメッセージが残っていないか開いて確かめる
  • アーカイブは取り消せる。Archived sessionsを開いてUnarchive sessionを押すか、グループ見出しの一括解除アイコンで戻せる(一括解除はv2.1.277以降)

なお、アーカイブは以前「Delete session」という名前で、v2.1.257より前は隠すだけで元に戻す手段がありませんでした。古い履歴の操作を調べるときは、バージョンによって名前も挙動も違う点に注意してください。

なぜ「Untitled」と表示されるのか

公式ドキュメントでは、新しいセッションのタイトルは最初のメッセージをもとにAIが生成すると説明されています。メッセージを送っていないセッションには、タイトルの材料がありません。そのため、空のセッションは題名のないまま「Untitled」で一覧に並びます。

この仕組みから、見分け方も単純です。

  • 題名が付いたセッションは、少なくとも1通はメッセージを送った会話
  • Untitledのまま日付だけ古いセッションは、空のまま残った履歴の可能性が高い
  • Untitledでも、題名が付く前にパネルを閉じた実作業の会話があり得る

3つ目があるため、一括で消す前に1件ずつ開いて、会話が残っているか確かめるのが安全です。

一覧を絞り込んで探しやすくする

セッションが増えた状態で空の履歴を探すには、Activity Barのセッション一覧の絞り込みが使えます。v2.1.271以降では、一覧の上部に2つの操作があります。

  • Activeのトグル: 入力待ち・実行中・未読のセッションと、最後にフォーカスしたタブのセッションだけを表示する
  • Filter by status(漏斗アイコン): Needs input・Working・Completedの状態や、Open・Closedの開閉で絞る

どちらかを有効にしている間は、アーカイブ済みのセッションは表示されません。絞り込み設定は、ウィンドウを再読み込みしても保持されます。Closedに絞ると、いま開いているセッションを一覧から外せます。

CLIからも同じ履歴を使えます。ドキュメントによると、拡張とCLIは会話履歴を共有しており、claude --resumeで選択画面が開きます。ただし、空のUntitledセッションがCLIの選択画面にも出るかどうかは、ドキュメントに記載がありません。

自動アーカイブは空セッションに効くか

Session historyには、14日間動きのないセッションを自動でアーカイブする仕組みがあります。設定はclaudeCode.archiveInactiveSessionsで、1日・2日・7日・14日から選べ、0で無効にできます。

ただし、開いているセッション、未読のセッション、グループに入れたセッションは対象外です。空のUntitledがこの条件でどう扱われるかは、ドキュメントに記載がありません。放置しても勝手に整理されると期待せず、更新を済ませたうえで必要なら手で片付けるのが確実です。

更新までの暫定対応

すぐに更新できない環境では、次の工夫で履歴の見通しを保てます。

  • 会話を開く操作を必要なときだけにする(クリックの回数だけ増えるため)
  • Session historyの検索で、タイトルが付いたセッションだけを探す
  • 大事なセッションをグループに入れておく。グループ化はv2.1.229以降で、検索結果はグループをまたいだ一覧で出る

並行して複数の会話を開く使い方は、Claude Codeを複数タブ・複数ウィンドウで並行実行するVS Code拡張の使い方に、タブとウィンドウの選び方も含めてまとめています。

過去のUntitledまわりの修正

Untitledセッションがらみの不具合は、今回が初めてではありません。changelogを遡ると、v2.1.74に「Untitledセッションの削除ボタンが効かない問題の修正」があります。当時は削除すらできなかったわけで、issueのコメントには削除できないせいで状況がさらに悪くなっているという声もあり、この流れの延長にあります。

今回のv2.1.309は、消せない・増えるの「増える」側を断った修正です。履歴の肥大そのものが止まるので、自動アーカイブやフィルターに頼らなくても一覧が荒れにくくなります。

更新しても直らないときの切り分け

空セッションが増える以外にパネルの挙動がおかしいときは、別の原因が重なっている可能性があります。パネルが応答しない症状はClaude CodeのVS Code拡張機能が応答しないときの切り分け手順に、WSLで真っ白になる症状はClaude CodeのVS Code拡張がWSLで真っ白になる原因と回避策にまとめています。

まとめ

空のUntitledセッションが増える不具合は、Claude Code 2.1.309で修正されています。拡張を更新して、メッセージを送らない新規会話を数回開き、件数が増えないことを確かめれば完了です。溜まった分は更新では消えないので、中身を確かめてからアーカイブします。更新後も増えるときは、issue #97708にバージョンを添えて書き込むと再調査の窓口になります。

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