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ClaudeとMaven Bioを連携する方法 — 創薬・治験・ディールを読み取り専用で引く

ClaudeとMaven Bioを連携する方法 — 創薬・治験・ディールを読み取り専用で引く

Maven Bioのコネクタを追加する手順と、16個のツールが届くデータの範囲、読み取り専用の意味、競合調査での頼み方をまとめます。Claude Codeでの追加コマンド付きです。

Maven Bio Claude連携でできること

Maven Bioのコネクタは、バイオ医薬の公開情報をClaudeから読み取り専用で引くための接続口です。薬剤、企業、臨床試験、適応症、作用機序、標的が互いにひも付いた状態で返り、その根拠になった原典文書まで辿れます。

Claudeのコネクタディレクトリでは「Anthropic verified」と表示され、2026年8月に追加されました。カテゴリは「Data & analytics」「Health & life sciences」「Productivity」です。キャッチコピーは「Biopharma catalysts, pipelines, trials, deals, and the citable primary sources behind them」。

ディレクトリの説明が挙げる使い方は次の7つです。

  • 表記ゆれ・別名・社内コードを正規の薬剤や企業に解決する
  • FDAの措置、試験結果の発表、プレスリリースを、追跡対象に絞って監視する
  • 「第3相のKRAS G12C阻害薬」のような条件で探す
  • 適応症ごとの競合の整理(フェーズ・企業・作用機序で分類)
  • FDA提出書類、SEC提出書類、臨床論文、プレスリリース、学会抄録を全文・構造化セクション・引用の形で読む
  • 上場企業の財務、資金調達、BD(事業開発)ディールを適応症で絞って比較する
  • エンティティ間の件数集計

たとえば「AZD6738」と「ceralasertib」が同じ薬剤に着地する、と説明されています。承認に関する主張が、FDAのレターそのものまで辿れる点も売りです。

使う前に知っておく条件

接続前に確かめたいのは、アカウントと権限の3点です。

項目内容
Maven Bioのアカウント内容必須。有効なアカウントとコネクタへのアクセスが要る
サインイン内容必須。OAuth 2.1で既存のMaven Bioのアカウントにサインイン
コネクタURL内容https://mcp.mavenbio.com/
操作の範囲内容読み取り専用
設定ガイド・コネクタのプライバシー・セキュリティの各ページ内容Mavenへのサインインが必要

料金やプランごとの可否は、Maven Bio側のページにも、Claudeのディレクトリのページにも載っていません。Maven Bioのアカウントを持たない人が試せるかどうかは、同社の問い合わせ窓口(ページ上の「Discuss an integration」)で確かめる範囲です。

Claude側のプランや組織設定による制限も、ディレクトリのページには書かれていません。Team・Enterpriseで管理者の操作が要るかは、組織の管理画面で確認してください。カスタムコネクタの追加権限はClaudeのコネクタとはで扱っています。

claude.aiで接続する手順

Maven Bioのドキュメントは、Claudeでの接続を「コネクタディレクトリでMaven Bioを選び、Mavenのアカウントでサインインする」と案内しています。

手順

Claudeからの接続

  1. 1

    ディレクトリでMaven Bioを探す

    claude.aiのコネクタディレクトリを開き、「Maven Bio」を検索して選びます。ディレクトリのページにある「Add to Claude」から開く方法もあります。

  2. 2

    追加を実行する

    「Add to Claude」から追加します。

  3. 3

    Mavenのアカウントでサインインする

    認可画面でMaven Bioのアカウントにサインインし、Claudeへのアクセスを許可します。

  4. 4

    会話で呼び出す

    新しい会話で、薬剤名や適応症を挙げて質問します。使うツールはClaudeが質問に応じて選びます。

ディレクトリ経由ではなくURLで足す場合は、ドキュメントに記載のMCPサーバーURL(https://mcp.mavenbio.com)を使います。ディレクトリのページは末尾にスラッシュ付きで載せています。ドキュメント側の設定ガイドはサインインが前提のため、画面名の細かい違いは接続時の表示に従ってください。

Claude Codeで追加するコマンド

Claude Codeには、リモートMCPサーバーとして追加できます。ディレクトリのコネクタは同じMCP基盤を使っており、claude mcp add で足せると、Claude Codeのドキュメントが説明しています。

claude mcp add --transport http maven-bio https://mcp.mavenbio.com/

追加後は、Claude Codeのセッションで /mcp を実行します。OAuthが必要なリモートサーバーの認証はここで進めます。Maven Bioのコネクタも、サインインが要る構成です。

16個のツールで届くデータの種類

ディレクトリのページに載るツールは16個です。公式はツールごとの説明を載せていないため、名前から役割を決めつけず、Maven Bioが示す3つの機能(関連レコードの検索・根拠の読み取り・関連する動きの追跡)に、名前の近いものを並べて見ます。

分類

ツール名の一覧と機能の対応

  • 関連レコードを探す

    ドキュメントの説明は、薬剤・企業・試験・適応症・作用機序・標的を、関連レコードと別名ごと探せることです。名前が近いのは match_entity / search_entities / fetch_related / aggregate_records です。

  • 根拠を読む

    原典文書と、開発や研究の問いの裏づけになる根拠を読む機能です。名前が近いのは search_documents / read_document / research_bio_evidence / research_entity / research_landscape です。

  • 動きを追う

    アカウントと組織の範囲で見られる監視シグナルと保存済みの成果物を読む機能です。名前が近いのは get_monitors / get_recent_events / list_artifacts / get_artifact です。

  • 財務とディール

    ディレクトリの説明には、上場企業の財務、資金調達、BDディールの項目があります。名前が近いのは get_financials / get_financings / get_deals です。

ここでの対応は名前と説明文の近さによる整理で、各ツールの正確な入出力は公式に記載がありません。接続後のツール一覧と、実際の返答で確かめてください。

読み取り専用が意味すること

ディレクトリの説明は、Maven BioのMCPサーバーがすべての呼び出しを認証し、読み取り専用のアクセスとレスポンスの上限を強制するとしています。FAQには、他のツールにある文書を編集できるかという問いがあり、答えは「できない」です。Mavenのコネクタは読み取り専用で、他システムのファイルを編集するには、Claude側に別のツールと権限が必要だと説明されています。

実務では次のように働きます。

  • Maven側のデータを書き換える操作は、このコネクタ経由では起きない
  • 調査結果をWordやスプレッドシートに残す作業は、別のコネクタか、Claude自身のファイル作成機能の仕事になる
  • 「保存済みの成果物」を読む機能はあるが、Claudeから保存する機能は載っていない

監視シグナルと成果物は「あなたのアカウントと組織で使えるもの」に限られます。同じ会社でも、Mavenのアカウントによって引ける範囲が変わる可能性があります。

競合調査での頼み方

質問は、対象・期間・求める根拠の形を揃えると安定します。ドキュメントの例は「MATINEE試験でQOLは改善したか」という問いで、答えが原典の引用(NEJM 2025)付きで返る形でした。そこで、原典まで出させる頼み方を軸にします。ここでの文面は例示で、そのまま同じ体裁で返るとは限りません。

第3相のKRAS G12C阻害薬を、開発企業ごとに整理してください。
各プログラムについて、直近1年の試験結果の発表やFDAの動きを
出典付きで挙げ、出典が取れない項目は「出典なし」と書いてください。

出典なしの扱いを先に指示しておくと、根拠のない記述を読み分けやすくなります。

場面ごとの使いどころは次のとおりです。

場面頼む内容近い機能
競合の開発状況頼む内容適応症・作用機序ごとのパイプラインを企業別に近い機能競合の整理
社内コードの照合頼む内容論文や資料の表記ゆれを正規の薬剤に近い機能名前の解決
主張の裏取り頼む内容ある承認や試験結果の原典に当たる近い機能原典文書の読み取り
ディール比較頼む内容適応症が近い資金調達やBDの条件を並べる近い機能ディールの比較
定点観測頼む内容追跡対象のFDAの措置や発表の最新分近い機能監視シグナル

Claudeが返す要約は、判断の材料として使い、重要な数字は原典の該当箇所まで読んで確かめます。ここは読み取り専用のコネクタでも変わらない作業です。

公開レジストリとの使い分け

治験の登録情報だけなら、公共のレジストリを引くコネクタがあります。手順はClaudeのClinicalTrials.govコネクタで競合の治験登録を調べる方法にあります。文献検索はClaudeのPubMedコネクタが入口です。Maven Bioは、薬剤・企業・ディール・原典文書を同じ関係図の上で横断する点が違います。

調査を財務から科学まで広げる流れはClaudeでデューデリジェンスを科学から財務まで行う方法にまとまっています。

他のAIアシスタントから使う場合

FAQによれば、リモートMCPとOAuthサインインに対応するクライアントなら接続できます。Maven Bioのドキュメントの案内は次のとおりです。

クライアント案内
Claude案内コネクタディレクトリで選んでサインイン
ChatGPT案内カスタムMCPコネクタとして追加してサインイン。プランとワークスペースがカスタムコネクタを許可している必要がある
Gemini案内接続の対応状況と設定条件はMaven Bioに問い合わせ
Copilot案内同上

うまくいかないときの切り分け

切り分け

接続できないとき

  1. QMaven Bioのアカウントはありますか
    答えがありません

    アカウントとコネクタへのアクセスが前提です。同社の問い合わせ窓口で利用条件を確かめます。

    答えがはい
  2. Q認可画面でMavenのアカウントにサインインできましたか
    答えがサインインで止まる

    Maven Bioのアカウントと、コネクタへのアクセスが有効かを同社に確かめます。

    答えがはい
  3. QClaude Codeで追加したのに呼び出せませんか
    答えが認証が済んでいない

    /mcp でMaven Bioの認証状態を開き、サインインをやり直します。

    答えがはい

それでも解決しないとき

ディレクトリのページに、ドキュメント・サポート・プライバシーポリシーへのリンクがあります。サポートへの問い合わせは、そこから行います。

よくある質問

ディレクトリに出ているコネクタなら安全ですか

ディレクトリのページには、信頼できる開発元のコネクタだけを使うよう注意書きがあります。Anthropicはコネクタの開発元が提供するツールを管理しておらず、期待どおりに動くことや後から変わらないことも検証できないとされています。Maven Bioのコネクタは読み取り専用ですが、返ってきた内容の正確さは別に確かめます。

接続を外すには

Claudeのコネクタ設定からMaven Bioの接続を解除します。Claude Codeでは claude mcp remove maven-bio で外せます。

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