ClaudeのMonthly Recapとは — 表示内容と使い方
毎月のClaude利用を振り返るMonthly Recap機能の仕組みと開き方をまとめます。表示される4つのセクションから、集計対象外になる会話、オフにする方法まで解説します。
ClaudeのMonthly Recapとは何か
Monthly Recap(月間の利用まとめ)は、自分がClaudeをどう使ってきたかを振り返るための機能です。よく話した話題、使う時間帯の傾向、次に試すとよさそうな使い方を、評価や判定を挟まずに映し出します。設計上の狙いは良し悪しを判定することではなく、使い方をそのまま鏡のように映し、そこから何を変えるか変えないかを本人に委ねる点にあります。
現在はベータ提供中で、対象はFree・Pro・Maxプランのweb版とDesktopアプリです。TeamプランとEnterpriseプランでは使えません。表示条件はMemory機能がオンになっていることの1点で、Claudeが提供されている地域であればどこでも利用できます。段階的な展開の途中にあるため、条件を満たしていても設定画面にまだ現れないアカウントがあります。組織単位で管理するTeam・Enterpriseプランに対象が広がっていない点からも、いまのところ個人利用者向けの機能として設計されていることがうかがえます。
Monthly Recapを開く手順
- Claude for webまたはClaude Desktopアプリを開く
- Settings > Reflectに進む
- 直近1か月分のRecapが自動で読み込まれる。上部の「Past month」ドロップダウンから、今月・過去3か月・過去6か月・過去1年の範囲に切り替えられる
- ドロップダウン横の更新アイコンをクリックすると、選んだ範囲のRecapを作り直せる
Recapに表示される4つのセクション
Recapはまず、その月の会話内容を反映した短い見出しと要約文から始まります。定型の褒め言葉ではなく、実際に扱った作業やテーマを具体的に名指しするのが特徴です。
続く3つのセクションで、利用状況を段階的に掘り下げます。
- 使った時間: 最もよく使った曜日・ピークの時間帯・会話の合計数という3つの指標に加え、期間中の会話数を日別に示すグラフが並ぶ。グラフ下の「Set quiet hours and breaks」リンクから、休憩リマインダーと通知休止時間の設定画面を直接開ける
- 使った話題: その期間にClaudeへ持ち込んだテーマを、簡単な説明と割合つきで一覧表示する
- スキルの広がり: 実際の会話から抽出した気づきを、4つの軸で示す
4つの軸は「AIリテラシー」を測る枠組みで、各カードには気づきと具体的な次の一歩が添えられます。
| 軸 | 見ているもの | 次の一歩の例 |
|---|---|---|
| Delegation | 見ているもの何をClaudeに任せ、何を自分で持つか | 次の一歩の例定型作業をSkillやProjectに切り出す |
| Description | 見ているものClaudeに渡す文脈や指示の質 | 次の一歩の例背景情報を先に渡す習慣をつける |
| Discernment | 見ているもの返ってきた内容をどう見極めているか | 次の一歩の例出力を鵜呑みにせず根拠を確認する |
| Diligence | 見ているものAI利用の結果にどう責任を持つか | 次の一歩の例使った範囲を成果物に明記する |
たとえば「メールの下書きはClaudeに出させつつ、自分の言葉に書き直している」といった具体例がDescription軸のカードに添えられる、という形です。Projectの作り方はClaude Projects完全ガイドで扱っています。
集計に含まれる会話・含まれない会話
Recapは直近のチャット履歴から作られます。MemoryがオンのアカウントだけがRecapを使えるのは、Recapの土台がMemoryと同じ会話履歴だからです。Memoryをオフにすると、Recapも同時に表示されなくなります。
Claude Mobileでの利用も、Recapが集計するデータには含まれます。Recapを開くページ自体はまだモバイルアプリに用意されていませんが、モバイルでの会話履歴は裏側で集計され続けています。web版かDesktopアプリでRecapを開けば、モバイルでの利用分も合わせた結果が表示されます。
接続済みサービス(GmailやGoogle Driveなど)経由のやり取りは扱いが限定的です。ClaudeがGmailの受信トレイを要約した場合、その要約自体はRecapに反映されることがありますが、元のメール本文やファイルの中身が取り込まれることはありません。会話の中でClaudeが実際に書いた内容だけが対象になります。
一方で、次の会話は最初からRecapの集計対象外です。
| 会話の種類 | Recapへの反映 |
|---|---|
| 通常のチャット | Recapへの反映反映される |
| Incognitoチャット | Recapへの反映集計対象外 |
| Apple Health・Health Connectと連携した会話 | Recapへの反映集計対象外 |
| Claude CoworkやClaude Codeでの活動 | Recapへの反映集計対象外 |
Incognitoチャットの仕組みはClaudeインコグニートチャットの使い方と制限にまとめています。
センシティブな話題の扱い
つらい話題や個人的な内容を扱った会話も、Recapの集計から完全に除外されるわけではありません。ただし扱いには配慮があります。センシティブな話題や苦痛に関わる話題がRecapの冒頭に来ることはなく、件数や割合として数値化されることもありません。たとえば深刻な悩み相談のような会話があっても、それが「今月は◯件」と数えられて表示されることはない、という設計です。必要に応じて、Recapの表示に合わせてサポートリソースの案内が添えられます。
Monthly Recapをオフにする
Recapを無効にする専用のトグルはありません。オフにする経路は実質2つです。
- Settings > Capabilitiesにある「Generate memory from chat history」をオフにする。Memoryと同時にRecapも表示されなくなる
- 何もオフにせず、Settings > Reflectのページを一度も開かない。Recapはそのページを開いたときに初めて生成される仕組みなので、開かなければその月のRecapは作られない
1の方法はMemory機能そのものが使えなくなる点に注意が必要です。Recapだけを止めたくてMemory自体は使い続けたい場合は、単にReflectのページへ行かないという2の運用のほうが実態に合っています。
Recapをオフにしても、チャットの履歴自体は消えません。すでに設定した休憩リマインダーや通知休止時間も、Recapのオン・オフとは別に維持されます。
休憩リマインダーと通知休止時間はここから設定できる
Recap画面の「使った時間」セクションには、「Set quiet hours and breaks」というリンクがあります。ここをクリックすると、休憩リマインダーと通知休止時間を設定するSettings > Time and focusのページに直接移動します。
この2つの設定はRecapの画面から入れますが、Recapとは独立した機能です。Recapを一度も開かなくても設定でき、Recapをオフにしても設定内容は消えません。具体的な設定手順と、休憩リマインダー・通知休止時間それぞれの挙動はClaudeで休憩リマインダーと通知休止時間を設定するにまとめています。
Recapと紛らわしい機能の違い早見表
Settings画面には似た名前・似た役割の項目が並んでいるため、目的ごとに整理しておくと迷いにくくなります。何かを探していて見つからないときは、まず「振り返りたいのか」「文脈を覚えさせたいのか」「利用時間に区切りをつけたいのか」のどれに当たるかを切り分けると、行き先の見当がつきやすくなります。
| 機能 | 目的 | 設定場所 | 個別のオン・オフ |
|---|---|---|---|
| Monthly Recap | 目的利用パターンを振り返る | 設定場所Settings > Reflect | 個別のオン・オフ専用トグルなし(Memoryに連動) |
| Memory | 目的会話の文脈をまたいで覚える | 設定場所Settings > Capabilities | 個別のオン・オフあり |
| 休憩リマインダー・通知休止時間 | 目的利用時間に区切りをつける | 設定場所Settings > Time and focus | 個別のオン・オフあり(Recapと独立) |
| Incognitoチャット | 目的その会話をMemory・Recapの対象外にする | 設定場所チャット開始時に選択 | 個別のオン・オフ会話ごとに選択 |
Recap自体は2026年7月にReflect機能としてベータ公開され、現在はこの表のとおりSettings内の各ページに機能が分かれています。公開当初の位置づけと4軸フレームワークの背景はClaude Reflect機能ベータ公開で扱っています。
よくある質問
Recapを見ることはプランの利用量にカウントされますか
Recapを表示するだけでは利用上限にカウントされません。ただし、Recap内の提案から会話を開始した場合、その会話は通常のチャットと同じように利用量に含まれます。
SettingsにReflectが表示されません
Settings > CapabilitiesでMemoryがオンになっているか、Free・Pro・Maxのいずれかのプランか、Claude for webかDesktopアプリを使っているかを確認します。TeamプランとEnterpriseプラン、Claude Mobileのアプリ内ではRecapのページ自体が用意されていません。
表示される割合や数値が実態とずれている気がします
Recapの要約や話題の内訳はチャット履歴から自動生成されるため、割合や要約の内容に多少のずれが出ることがあります。違和感があれば画面上のフィードバック機能で報告できます。複数のClaudeアカウントを使っている場合、それぞれのRecapはそのアカウントの履歴だけを反映し、他のアカウントの内容が混ざることはありません。
まとめ
Monthly Recapは、ClaudeのMemoryを土台に、直近の会話から利用パターンを可視化するベータ機能です。Settings > Reflectから開き、期間を切り替えて振り返れます。含まれる会話と含まれない会話の線引きを知っておけば、表示された内容をどこまで自分の全体像として受け取ってよいかが判断しやすくなります。休憩リマインダーや通知休止時間はRecapと連動しつつも独立した設定なので、Recapを一度も開かない人でも別途調整できます。まずは一度Settings > Reflectを開いて、直近1か月分の要約がどう出るかを確認するところから始めると、自分に合う使い方かどうかを判断しやすくなります。