ClaudeのMonthly Recapとは — 表示内容と使い方
Monthly Recapの開き方、集計に入る会話と入らない会話、オフにする方法を扱います。Incognitoやメモリー個別オフとの違い、プラン別の使える範囲の切り分けも載せます。
Monthly Recapは何を映す機能か
Monthly Recap(月間の利用まとめ)は、自分がClaudeをどう使ってきたかを振り返る機能です。よく話した話題、使う時間帯、次に試せそうな使い方を、評価を挟まずに映します。何を変えるか、変えないかは本人が決めます。
ベータ提供中で、対象はFree・Pro・Maxプランのweb版とDesktopアプリです。TeamとEnterpriseでは使えません。Claudeが提供されている地域なら利用でき、地域の制限はなく、メモリーがオンのときだけ表示されます。対象のアカウントでメモリーがオンなら、既定で有効になっています。段階的な展開中なので、条件を満たしても設定画面にまだ現れないアカウントがあります。
Recapを開く
Recapを開いて期間を切り替える
- 1
ClaudeのwebかDesktopを開く
モバイルアプリにはRecapのページがありません。
- 2
Settings > Reflectに進む
直近1か月分のRecapが読み込まれます。
- 3
期間を切り替える
上部の「Past month」から、今月これまで・過去3か月・過去6か月・過去1年を選べます。
- 4
作り直す
ドロップダウン横の更新アイコンで、選んだ範囲のRecapを再生成します。
Reflectが見当たらないときは、3点を順に見ます。メモリーがオンか、Free・Pro・Maxのどれか、webかDesktopか、です。メモリーの設定は、旧画面ならSettings > Capabilities、新画面ならSettings > Memoryにあります。展開途中で、3点が揃っても出ないことがあります。
画面の4つのセクションと、読み方のコツ
冒頭は短い見出しと要約文です。定型の褒め言葉ではなく、その期間に扱った作業やテーマが具体的に書かれます。続く3つが本体です。
Recapの3つのセクション
使った時間
最もよく使った曜日、ピークの時間帯、会話の合計数の3指標と、会話数の日別グラフが並びます。グラフの下の「Set quiet hours and breaks」から、休憩リマインダーと通知休止時間の設定へ進めます。
使った話題
持ち込んだテーマが、短い説明と割合つきで並びます。
スキルの広がり
会話から引いた気づきが、AI活用力の4つの軸に沿ったカードで出ます。各カードには次の一歩が添えられ、Skillを作る、Projectを作るといった例が挙がっています。「Learn about AI fluency」から枠組みの説明も読めます。
4つの軸は次のとおりです。
| 軸 | 見ているもの |
|---|---|
| Delegation | 見ているもの何を任せ、何を自分で持つか |
| Description | 見ているものClaudeに渡す文脈 |
| Discernment | 見ているもの返ってきた内容をどう見極めるか |
| Diligence | 見ているものAI利用を仕事の中でどう示すか |
割合や要約はチャット履歴から自動生成されるため、比率や語り口に誤差が出ることがあります。違和感があれば、ページの親指アイコンのフィードバックで知らせられます。複数のアカウントを使い分けている場合、Recapはそのアカウントの履歴だけが材料です。
Projectの作り方はClaude Projects完全ガイドにあります。
集計に入る会話・入らない会話
Recapは直近のチャット履歴から作られます。土台がメモリーと同じ履歴なので、メモリーをオフにするとRecapも隠れます。
モバイルでの会話も集計されます。Recapのページがモバイルに無いだけで、webやDesktopで開けばモバイル分も入った結果が出ます。
接続済みサービスは扱いが限られます。GmailやGoogle Driveの内容を使った会話では、メール本文やファイルそのものは取り込まれません。取り込まれる可能性があるのは、Claudeがチャットに書いた内容です。受信トレイの要約を頼んだなら、元のメールは入らず、Claudeが書いた要約が入りえます。
最初から完全に除外される会話は次の3種類で、それ以外のチャットは集計に入ります。
| 会話の種類 | Recapへの反映 |
|---|---|
| 通常のチャット | Recapへの反映反映される |
| Incognitoチャット | Recapへの反映集計対象外 |
| Apple Health・Health Connectと連携した会話 | Recapへの反映集計対象外 |
| Claude CoworkやClaude Codeでの活動 | Recapへの反映集計対象外 |
特定の会話だけ外したいとき
「この会話だけRecapに入れたくない」ときの選択肢はIncognitoチャットです。Incognitoは履歴にもメモリーにも残らない一時的な会話で、開始画面右上のゴーストアイコンから入ります。入ると黒い枠と左上の「Incognito chat」表示で見分けられ、右上の×で閉じられます。Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの全プランで使えます。Recapを使えないプランの人も、会話を履歴やメモリーに残したくない場面には同じ手段があります。使う前に押さえておく点は次のとおりです。
- 新しいClaudeの体験を使っている場合、Incognitoは以前のチャット画面で開き、ファイルの作成やコード実行はできません
- プロジェクトの外でしか始められず、プロジェクト内ではゴーストアイコンが出ません
- 始めたあとに通常のチャットへ変換できません
- トレーニングには使われず、過去の会話を検索するときもClaudeはIncognitoの内容を引きません
- カスタムスタイルやプロフィールの設定は、Incognitoの中でも参照されます
- 履歴に残らないだけで、既定で30日間保持されます。Enterpriseで組織が保持期間を長く設定していれば、それに従います
- TeamとEnterpriseでは、Incognitoも組織のデータエクスポートに含まれます。取れるのはアカウントOwnerです。EnterpriseではCompliance APIの対象でもあります
最後の点は見落とされがちです。TeamとEnterpriseの利用者はRecapを使えない一方、Incognitoは使えます。管理者側から会話が見えないという意味の機能ではありません。
メモリーだけを1回の会話で止めたい場合は、別の選択肢があります。最初のメッセージを送る前に「+」メニューでメモリーをオフにすると、その会話ではメモリーの参照も追記も起きません。会話そのものは履歴に残り、ほかの会話から検索できます。プロジェクト内でも使えるので、ゴーストアイコンが出ない場所での代わりになります。Incognitoとは、履歴に残るかどうかで分かれます。Incognitoの詳しい制限はClaudeインコグニートチャットの使い方と制限にあります。
センシティブな話題の扱い
Claudeには、つらい話題や個人的な話題を持ち込む人もいます。Recapはそうした会話を慎重に扱います。センシティブな話題や苦痛に関わる話題がRecapの冒頭に来ることはなく、件数や割合つきの項目として並ぶこともありません。場合によっては、Recapと並べてサポート窓口の案内が出ます。
Recapをオフにする
専用のトグルはありません。止める方法は2つです。
Recapを止める2つの方法
メモリーごとオフにする
メモリーの設定画面には新旧2系統があります。新しい画面ではSettings > Memoryの「Generate memory from chats」をオフにします。旧画面ではSettings > Capabilitiesの「Generate memory from chat history」です。Recapのヘルプは旧画面の表記です。オフにするとRecapは隠れ、チャット履歴からのメモリー生成も止まります。
Reflectを開かない
Recapは、メモリーがオンでもSettings > Reflectのページに入った時点で初めて生成されます。ページに行かなければ作られません。
どちらの方法でも、チャット履歴は消えません。設定済みの休憩リマインダーや通知休止時間もそのまま残ります。
休憩リマインダーと通知休止時間
休憩リマインダーと通知休止時間はRecapとは独立していて、Recapを開かなくても設定できます。
設定はどちらもSettings > Time and focusで行います。休憩リマインダーは、1日にClaudeと過ごした時間が決めた量に達したあと、そっと促す機能です。Break remindersのドロップダウンで、どれだけの時間に達したら知らせるかを選びます。通知休止時間はQuiet hoursで曜日を押して選び、開始と終了の時刻を決めます。挙動の違いは次のとおりです。
- 休憩リマインダー: 1日のClaude利用時間があらかじめ決めた量に達するとClaudeが表示します。止める、スヌーズ、閉じて続ける、のいずれも選べます
- 通知休止時間: ほかのことに充てた時間帯に、軽い摩擦を足す仕組みです。曜日と開始・終了時刻を決めておくと、その時間帯にClaudeを開いたとき、この時間を取り分けていることを知らせる表示が出ます。「Continue」で続けるか、後で戻るかを選べます
どちらもFree・Pro・Max向けのベータです。設定はwebかDesktopで行い、web・Desktop・モバイルのすべてに適用されます。どちらも強制ロックではなく、いつでも先へ進めます。プランの利用上限とも別物です。使い切った量を知らせる仕組みではなく、自分で決めた区切りを思い出すための表示です。解除するには、休憩リマインダーならドロップダウンを空にし、通知休止時間なら曜日の選択を外します。詳細はClaudeで休憩リマインダーと通知休止時間を設定するにあります。
メモリー側で選べる止め方と残し方
メモリーのトグルを切ろうとすると、2つの選択肢が出ます。一時停止でもリセットでも、Recapは隠れます。
- 一時停止(Pause memory): 既存のメモリーは残り、使われも追記もされなくなります。停止中の会話は、再開してもメモリーに加わりません
- リセット(Reset memory): プロジェクトのメモリーを含め、すべて削除します。取り消せず、再びオンにすると白紙から始まります
一時停止は既存のメモリーを残したままの停止で、リセットは取り消せません。Recapから見ると、どちらも隠れる点は同じで、違いは元のメモリーが残るかどうかです。
Claudeは既定で、健康・人種・宗教・政治・性自認などの話題をメモリーに保存しません。保存したい場合はSettings > Memoryの「Include sensitive topics in memory」をオンにします。オンにする前の会話は、さかのぼって保存されません。
会話の全体を手元に残したいときは、データのエクスポートがあります。Free・Pro・MaxはwebかDesktopのSettings > Privacyから実行でき、iOSとAndroidのアプリからはできません。ダウンロードリンクは登録メールに届き、配信から24時間で失効します。期限が切れたら、同じ操作で再発行できます。TeamとEnterpriseでは、組織のデータエクスポートにアクセスできるのはPrimary Ownerだけです。
似た項目の見分け方
Settingsには役割の近い項目が並びます。「振り返りたい」「覚えさせたい」「時間に区切りをつけたい」「この会話だけ残したくない」のどれに当たるかで行き先が決まります。
| 機能 | 目的 | 設定場所 | 個別のオン・オフ |
|---|---|---|---|
| Monthly Recap | 目的利用パターンを振り返る | 設定場所Settings > Reflect | 個別のオン・オフ専用トグルなし(メモリーに連動) |
| メモリー | 目的会話の文脈をまたいで覚える | 設定場所Settings > Memory(旧画面はSettings > Capabilities) | 個別のオン・オフあり |
| 休憩リマインダー・通知休止時間 | 目的利用時間に区切りをつける | 設定場所Settings > Time and focus | 個別のオン・オフあり(Recapと独立) |
| Incognitoチャット | 目的その会話を履歴・メモリー・Recapから外す | 設定場所新規チャット右上のゴースト | 個別のオン・オフ会話ごと |
Reflectは2026年7月9日にベータ公開されました。公開時の経緯と4つの軸の背景はClaude Reflect機能ベータ公開にあります。
よくある質問
Recapを見ると利用量を消費しますか
表示するだけなら、プランの利用上限にはカウントされません。ページ内の提案から会話を始めた場合、その会話は通常のチャットと同じ扱いで消費されます。
Incognitoのチャットを間違えて閉じました
閉じた会話は開き直せません。履歴に残らず、通常のチャットへ変換することもできないので、残したい内容は閉じる前にコピーします。
Incognitoのチャットでもメモリーは使われますか
使われません。Incognitoは既存のメモリーを参照せず、その会話が将来のメモリーに加わることもありません。
まとめ
Recapは、モバイルを含む通常チャットの履歴をwebかDesktopで見る写しです。数字は利用の全体像ではなく一部の目安として読めば、ずれに振り回されません。特定の会話だけ外すならIncognito、Recapごと止めるならメモリー側の設定、と手段を分けて選びます。