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Coworkスケジュールタスクが実行されないときの確認手順

Coworkスケジュールタスクが実行されないときの確認手順

Coworkのスケジュールタスクが動かない原因を、実行履歴の有無で切り分けます。プラン、Team/Enterpriseの組織設定、ローカルフォルダ依存、依頼文とコネクタの順に確認できます。

Coworkのスケジュールタスクが予定通りに動かないとき、最初に見るのは「Scheduled」ページの実行履歴です。履歴が無いのか、履歴はあるのに結果がおかしいのかで、疑う場所が変わります。ここでは症状から原因を絞り、プラン、組織設定、ローカルフォルダ、依頼文とコネクタの順に確認します。

実行履歴の有無で疑う場所が変わる

左サイドバーの「Scheduled」ページでは、そのタスクの過去の実行と次回の予定を確認できます。ここで「実行された形跡自体がない」のか「実行はされたが結果が空・想定と違う」のかを見分けるのが最初の分岐です。

切り分け

症状ごとの疑いどころ

  • 実行履歴が無い

    プランの対象外、Team/Enterpriseの「Run Cowork in the cloud」が未対応、タスクが一時停止中、のいずれかを疑います。

  • 実行はされたが結果が空

    ローカルのフォルダやアプリに依存している、コネクタが未接続または権限不足、の2点を見ます。

  • 実行されたが内容が違う

    依頼文の条件が主観的で判定が揺れている、対象範囲が広すぎる、のどちらかが典型です。

予定を待たずに切り分けたいときは、タスクを開いて「Run a task on demand」で今すぐ手動実行できます。手動なら正しく動くのにスケジュール実行だけ失敗するなら、組織設定や、手元のフォルダに届くかどうかといった、実行環境側の条件に絞れます。クラウドで動くタスクは、パソコンがスリープしていてもDesktopアプリが閉じていても、実行そのものは止まりません。端末の電源状態を疑う必要は薄く、見るべきは手元のファイルに依存しているかどうかです。実行はされたが失敗したタスクの検知から再実行までは、Coworkでタスク失敗をリカバリする — 検知から再実行までで扱っています。

実行履歴が無いとき

プランを確認する

Scheduled Tasksは、Pro・Max・Team・Enterpriseのすべての有料プランで使えます。無料プランでは対象外です。個人アカウントなら、履歴が無い原因は、まず次の「一時停止」を疑います。Team・Enterpriseの場合は、次の組織設定が個人の設定より先に効きます。

Team/Enterpriseの「クラウド実行」トグル

Coworkには、機能自体を有効にする「Enable for your organization」とは別に、「Run Cowork in the cloud」という組織単位のトグルがあります。公式ドキュメントは前者について、機能が使えるかどうかだけを決め、クラウドでのセッションを許可するかどうかは別のコントロールだと明記しています。ノートパソコンを閉じて端末がオンラインでなくても、スケジュールタスクが走るのは、クラウド実行が有効な場合です。設定場所は「Organization settings」の「Cowork」で、有効化のトグルと同じページに並んでいます。

くらべる

クラウド実行トグルの既定値

既定でオン

Teamプラン

オーナーが「Run Cowork in the cloud」をオフにできます。オフにした組織では、クラウドでの実行が許可されないため、端末が閉じている間の実行は成立しないと考えられます。

既定でオフ

Enterpriseプラン

オーナーがトグルをオンにしたうえで、カスタムロールで「Cowork in the cloud」の権限を対象グループへ付与します。どちらか一方でも欠けていると、クラウドでは走りません。

Cowork自体は使えるのにスケジュールタスクだけ動かない、という相談が出たら、プラン名から判断せず、この設定の実際の値を管理者に確認するのが確実です。

画面の見え方とスケジュールの作り方

Pro・Maxの新しいClaudeの画面ではChatとCoworkの選択肢がなく、任意の会話から「Schedule」を押してタスクを作ります。Coworkの任意のタスクで /schedule と入力してもスケジュールを作成できます。記事中の画面と表示が違うときは、作成経路が違うだけの可能性があります。

組織の管理設定が原因のこともあります。Claude Codeの変更履歴には、managed settingsでサンドボックスを必須にしている組織で、クラウドのスケジュールタスクが起動時に失敗する問題が修正された、という項目があります。実行履歴が無い、または起動直後に失敗する組織では、この点も確認材料になります。

タスクが一時停止のままになっていないか

一時停止と削除は別の状態です。一時停止したタスクは一覧に残ったまま、次回以降の実行だけが止まります。公式の管理画面では、一時停止と再開がそれぞれ独立した操作として並んでいるので、再開し忘れが原因のこともあります。

タスクが終わったときや入力が必要になったときは、スマホに通知が届きます。ただし、スケジュール実行の各回で通知が届くかどうかは、公式に明記がありません。通知だけに頼らず、定期的に「Scheduled」ページを開く習慣をつけるか、正常終了時だけ短い完了報告を出すよう依頼文に含めておくと、報告が来ないこと自体が異常の合図になります。

実行はされたが結果が空・途中で止まるとき

ローカルのフォルダやアプリに依存していないか

スケジュールタスクの基本設計は、コネクタと、Claudeアカウントに保存されたファイルだけで動くものです。フォルダそのものをスケジュールに紐づけることはできません。手動設定の作成画面には「Which folder Claude should work in」という任意の項目があり、スケジュールタスクのヘルプにはその横に「ローカルのファイルやアプリが必要なタスクは、ローカルでしか実行されない」という注記があります。一方、Coworkの利用面を説明するヘルプは、セッションがクラウドで動くと書いています。10月6日まではPro・Maxに「Only on your computer」の設定があり、この設定で手元で動かしたセッションは、途中でアプリを閉じたりパソコンがスリープしたりすると終了していることがあります。

この2つから、次の切り分けができます。

  • コネクタだけで完結する日次ブリーフィングや週次レポートは、パソコンの状態に関係なくクラウドで実行できる設計です
  • フォルダ整理のようにローカルの操作が要るタスクは、手元のファイルに触れる部分がDesktopアプリの起動状態に左右されます

利用面のヘルプは、この条件を次のように書いています。クラウドのセッションが手元のフォルダを読み書きできるのは、そのパソコンでDesktopアプリが開いていて、かつDesktopで開始したセッションの間だけです。アプリが閉じていてもセッション自体は動き続けますが、手元のファイルには届きません。スケジュールタスクに「Desktopで開始」の条件がどう当てはまるかは、公式に明記がありません。

その回は履歴に残っても、手元のファイルを使う部分の結果が空になります。アプリを閉じていた時間帯の回の結果を「Scheduled」ページで確かめてください。

結果が空や途中までになるなら、まずそのタスクが特定のフォルダを対象にしていないかを見直します。フォルダを外し、コネクタだけで完結する設計へ組み替えられないかも検討する価値があります。頻度や承認モードの組み合わせ方はCowork Scheduled Tasksで定型レポートを自動化する実践パターンで扱っています。

Pro・Maxプランでは、公式のヘルプが「2026年10月6日から、新しいCoworkのタスクはクラウドで実行され、設定の『Only on your computer』は廃止される」と予告しています。すでに自分のパソコンで開始したタスクは、そのままパソコン側に残り、終わるまで使い続けられます。各タスクの上部にはトランスクリプトをダウンロードするボタンが出て、続きをClaude Codeで進めたい場合に使えます。フォルダはパソコンに置いたままで、Claudeが届くのは接続したフォルダだけ、しかもDesktopアプリが開いている間に限られます。移行後も、手元のファイルを使う部分はこの条件のままです。

承認まわりの組織設定が止めていないか

Team・Enterpriseには、承認の挙動を決める組織設定が2つあり、どちらも「Organization settings」の「Cowork」内の「Permissions」にあります。

設定既定オフのときの挙動
Allow "Automatically approve" mode既定オンオフのときの挙動メンバーのモード選択肢に「Automatically approve」が出なくなる
Allow "Always allow" for connector tools既定オフオフのときの挙動承認ダイアログの「Allow for all tasks」がグレーアウトし、保存済みの「常に許可」も無効になる

後者がオフの間、書き込みができるコネクタのツールは、メンバーがタスクごとに承認します。読み取り専用のツールは対象外ですが、除外されるのは、コネクタ側が読み取り専用と注釈しているツールに限られます。多くのカスタムコネクタはツールに注釈を付けていないため、そのコネクタのツールはすべて承認待ちの対象になります。

さらにEnterpriseでは、カスタムロールの権限とこの設定が重なった場合に、より厳しい側が優先されます。ロールで許可しても、この設定は上書きできません。人が見ていない時間帯に動くタスクで、書き込みを伴う回だけ進まないなら、この組み合わせが承認待ちを生んでいる可能性があります。入力が必要な場面ではスマホに通知が届くので、通知の履歴も手がかりになります。承認モードそのものの挙動はCowork自動承認モードとはにまとめています。

内容が狙いと違うとき

コネクタの状態を切り分ける

複数のConnectorを1つのタスクにまとめている場合、どれか1つが未接続や権限不足になっているだけで、その部分の結果が抜け落ちることがあります。新しいConnectorを追加した直後にいきなり定期実行へ組み込むと、原因の切り分けが難しくなります。まず通常のタスクとして1回実行し、狙った範囲の情報が取れることを確認してから頻度を設定してください。新しい接続先を含めたいときは、依頼文にその接続先を明記して更新します。

依頼文の条件を機械的に判定できる形にする

「重要な連絡」「関係者」のような主観的な条件は、実行のたびに判定が揺れます。「差出人が特定ドメインのメール」のように機械的に判定できる条件へ具体化すると、結果が安定します。頻度の選択肢は、毎時・毎日・毎週・平日のみ・手動の5つです。個別のタスクを開けば、依頼文と頻度をその場で直接編集できます。切り分けの途中で見つかった曖昧な条件は、その画面で修正しながら様子を見られます。

それでも直らないときの対処

プラン・組織設定・ローカル依存・依頼文のいずれにも当てはまらないときは、対象のConnectorをいったん切断して接続し直す、タスクを作り直して差が出るかを見る、といった手があります。ただし、これらで直ると公式に確認できたわけではありません。試すなら、元のタスクを残したまま新しいタスクを並べ、どちらが動くかを見ると、原因を潰さずに済みます。Coworkの外部接続の3層構造と、層ごとの組織設定の違いはClaude CoworkのConnectors一覧にまとめています。Cowork全体の仕組みはClaude Cowork(クロードコワーク)とはが入り口です。

まとめ

実行履歴が無いならプランと組織のクラウド実行トグル、履歴があって結果が空なら手元ファイルへの依存(Desktopアプリが開いているか)とコネクタ、内容が違うなら依頼文、の順に見れば足ります。Enterpriseは「Run Cowork in the cloud」が既定でオフなので、Coworkが使えていてもスケジュールタスクだけ動かない場合は最初にここを疑ってください。

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