Claude Media
ClaudeとAccuWeatherを連携する方法 — 出発前に雨雲と警報を確かめる

ClaudeとAccuWeatherを連携する方法 — 出発前に雨雲と警報を確かめる

AccuWeatherコネクタをClaudeに追加すると、分単位の降水予報や10日間の予報、政府警報を会話から呼び出せます。追加手順、頼み方、MinuteCastが空になる条件まで解説します。

AccuWeatherコネクタでClaudeにできること

AccuWeatherコネクタは、AccuWeather社の天気データをClaudeの会話から呼び出す連携です。コネクタディレクトリでは提供元がAccuWeather Inc.で、「Anthropic verified」の表示が付いています。追加されたのは2026年8月、カテゴリはTravelです。

Claudeに頼めるのは、次のデータです。地点は都市名か郵便番号で指定します。

機能

呼び出せる天気データ

  • 現在の天気

    指定した地点の現在の状況です。

  • MinuteCast

    今後60分の降水を分単位で示す予報です。

  • 今日と今夜

    その日の昼と夜の予報です。

  • 時間別と日別

    時間別は最大12時間先、日別は最大10日先までです。

  • 政府の警報

    政府機関が出す警報を、マップのウィジェットで見られます。

  • レーダー

    雨雲の動きを地図で確かめます。

  • 平年値と記録

    過去14日以内の任意の日について、平年値・前年の値・観測史上の最高と最低気温を返します。

ディレクトリに載っているツール名は9つで、widgets-minutecast-claude、widgets-hourly-claude、widgets-gov-alert-map-claude のようにウィジェット単位で分かれています。呼び出しは、Claudeが応答に合わせて必要なツールを選ぶ形です。

ディレクトリに並ぶ名前と、ウィジェットの機能一覧を突き合わせると、対応はおおよそ次のとおりです。公式が対応表を出しているわけではなく、名前からの読み取りです。

ツール名対応するデータ
widgets-current-claude対応するデータ現在の天気
widgets-minutecast-claude対応するデータMinuteCast
widgets-todayTonightForecast-claude対応するデータ今日と今夜
widgets-hourly-claude対応するデータ時間別予報(12時間)
widgets-daily-claude対応するデータ日別予報(10日)
widgets-gov-alert-map-claude対応するデータ政府の警報マップ
widgets-map-claude対応するデータレーダーの地図
widgets-historical-claude対応するデータ過去の天気
widgets-search-claude対応するデータ地点の検索(名前からの推測)

地点を都市名で伝えたときに、地点の特定にこの検索ツールが使われているかどうかは、公開された資料からは分かりません。

サインインは「Not required」と表示されています。AccuWeatherのアカウントや購読は要りません。必要なのはClaudeのアカウント(Free、Pro、Team、Enterprise)と、Webかデスクトップかモバイルのいずれかです。

追加する手順

設定画面から入れる方法と、チャットの中から入れる方法があります。

手順

設定画面から追加する流れ

  1. 1

    コネクタ画面を開く

    Claudeの設定でCustomize > Connectorsを開きます。

  2. 2

    AccuWeatherを探す

    検索欄でAccuWeatherを探して選びます。

  3. 3

    接続して許可する

    Connectを押し、求められた権限を許可します。

チャットから入れるときは、入力欄左下の + ボタン(または /)からConnectors > Manage connectorsに進み、同じ要領で接続します。

初めて使うとき、Claudeは「AccuWeatherのツールを使ってよいか」と、答えに必要な地点を尋ねることがあります。Allow onceはその1回だけの許可、Always allowは以後の同種の要求を自動で許可します。位置情報を渡したくない場面が多いなら、Allow onceから始める選び方があります。

TeamとEnterpriseのオーナーは、コネクタごとに操作の許可を絞れます。Customize > ConnectorsでAccuWeatherを選ぶとTool permissionsが表示され、権限の種類ごとか個別のツールごとにAlways allow、Needs approval、Blockedから選べます。この設定は組織全体に効き、メンバー個人は上書きできません。たとえば位置情報を渡す前に毎回確認させたいなら、Needs approvalにする選択肢があります。Claude側の制限は、元のサービスの権限を広げることはなく、狭めるだけです。

TeamとEnterpriseでは、組織の管理者が先にコネクタを有効にする必要がある場合があります。管理者はOrganization settingsのLibraries > Connectorsで + Addを選び、AccuWeatherを検索して追加します。そのあと各メンバーが自分のアカウントで接続します。

出発前に雨雲と警報を確かめる頼み方

コネクタを使わせるコツは、依頼に「AccuWeather」と書くことです。書かないと、Claudeが別の情報で答えることがあります。

次のような頼み方が、旅行や外出の前に向いています。これは筆者が作った例で、返ってくる内容は地点と時刻で変わります。

AccuWeather で、今日の夕方に東京駅周辺を歩きます。
今後60分の降水と、12時間先までの時間別予報を教えてください。
AccuWeather で、大阪の今週末の日別予報と、
いま出ている警報があるかを見てください。

1つ目はMinuteCastと時間別予報、2つ目は日別予報と警報マップの組み合わせです。ウィジェットが出たときは、See Moreを選ぶと全画面で詳細を見られます。

地点を並べて旅程に合わせる

旅程が複数の地点にまたがるときは、地点と日付を1つの依頼にまとめます。

AccuWeather で、次の旅程の天気を地点ごとに表にしてください。
- 土曜 京都(午前に嵐山、午後に市内)
- 日曜 奈良(終日)
日別予報をもとに、屋外の予定と屋内の予定を入れ替える候補も挙げてください。

表への整形や予定の入れ替え案は、コネクタではなくClaudeの側の仕事です。AccuWeatherが返すのは天気データまでで、予定の組み替えに使う判断はその上に載ります。入れ替え案はあくまで候補として受け取り、最後は予報の数字を自分で見て決める使い方になります。

日別予報は最大10日先です。出発が11日以上先の旅行は、直前になってからもう一度頼み直す形になります。

数字を読むときに押さえる4つの条件

MinuteCastが使えない地点がある

MinuteCastは全地点で使えるわけではありません。非対応の地点では、Claudeがウィジェットを出しても、降水ダイヤルが空のままになることがあります。実際に雨が降っていても空に見えるため、「雨は降らない」と読むのは誤りです。ウィジェットの文面に、その地点では使えないと書かれているかを確かめます。

平年値と記録は文字だけで返る

平年値と記録のデータは、ウィジェットを伴わずテキストで返ります。ウィジェットが出ないことを不具合と取らないでください。また対象は過去14日以内で、今日は含まれません。「去年の同じ週末はどうだったか」を知りたい用途には届きません。

AccuWeatherのPremium+の機能は含まれない

AccuWeatherのアプリやWebサイトでPremium+ を購読していても、延長された予報時間やAccuWeather Alertsは、コネクタ経由では使えません。予報範囲と警報の情報は、購読の有無にかかわらず全員同じです。Premium+ の機能は、AccuWeatherのアプリかサイトで見ます。

日本の地点の警報は気象庁の発表と照らす

警報は「政府警報(Government Alerts)」のマップとして表示されます。日本の地点でどの警報が対象になるかは、掲載ページに記載がありません。台風や大雨で移動を判断する場面では、気象庁などの公的な発表と並べて見るのが確実です。

ほかの連携と何が違うか

この記事のコネクタは、Claudeに天気を「読ませる」だけの連携です。ホテルの予約や航空券の購入のように、外部の状態を変える操作は含みません。同じTravelのカテゴリには、ホテルや航空券を扱うコネクタも並んでいますが、予約や購入を伴うコネクタでは、Claudeが実行する前に確認を取る設計だと説明されています。

AccuWeatherは読み取りだけなので、権限の悩みは小さくなります。それでも、地点を伝えるたびに位置の情報がAccuWeatherに渡ります。AccuWeatherによるデータの扱いは、同社のプライバシーポリシーが定めています。一般のコネクタの扱いとしては、アプリのデータがAnthropicのモデルの学習に使われることはなく、接続はいつでも解除できます。

ウィジェットを使うコネクタの仕組みはClaudeのインタラクティブコネクタにまとめています。ほかの生活系コネクタの追加手順を見比べたいときは、ClaudeとSpotifyの連携が同じ流れです。

うまく動かないときの切り分け

切り分け

症状ごとの原因

  • ウィジェットが出ない

    依頼にAccuWeatherと書いていないか、平年値などテキストのみの機能ではないかを見ます。

  • 別の情報で答えている

    コネクタが未対応の質問だと、Claudeは別の情報で答えます。AccuWeatherと明記して頼み直します。

  • 降水ダイヤルが空

    その地点がMinuteCast非対応の可能性があります。時間別予報で代わりに見ます。

接続を外すときは、Settings > Customize > ConnectorsでAccuWeatherを選び、詳細ページのDisconnectを2回選びます。「You are not connected to AccuWeather yet.」と表示されれば解除済みで、Connectボタンから再接続できます。

まとめ

AccuWeatherコネクタは、サインイン不要で分単位の降水、10日間の予報、警報マップをClaudeの会話に持ち込めます。効きどころは、複数地点の予報を1つの表に並べる作業と、出発直前の60分の降水確認です。逆に、MinuteCast非対応の地点や、過去14日より前の平年値は取れません。台風や大雨のように判断が重い場面では、公的な発表とあわせて読む運用が安全です。

この記事を共有:XはてブLinkedIn