ClaudeのVeltraコネクタでツアーを探す — 検索語の選び方と注意点
Veltra Activitiesコネクタは、サインイン不要でVELTRAの体験ツアーを検索できます。追加手順、1回5件という仕様、検索語で結果が変わる例、予約はサイトで行う点を解説します。
Veltra Activitiesコネクタでできること
Veltra Activitiesは、旅行・体験予約のVELTRAが出しているコネクタです。ディレクトリでは提供元がVeltra Corporation、カテゴリはTravelで、「Anthropic verified」の表示が付いています。日本各地の体験ツアーを、Claudeの会話の中から検索できます。
仕組みは単純です。コネクタが持つツールは searchActivities の1つだけで、キーワードを渡すと、価格・評価・場所・VELTRAの詳細ページのURLが返ります。Claudeはその結果を表に並べたり、条件に合わせて絞り込んだりします。
コネクタの基本仕様
ツール
1つ
searchActivities のみ
1回の返却
最大5件
ベストセラーの一致
サインイン
不要
VELTRAのアカウントは要りません
評価の尺度
0〜10
数値と文言の両方が返る
ディレクトリの説明では、対象は日本のほか、ハワイ、東南アジアなどです。ツール定義には「日本の在庫が最も厚い」と書かれています。東京の食べ歩き、京都の茶道体験、富士山の日帰りツアー、ホノルルのルアウディナーが例として挙がっています。
追加する手順
ClaudeのWebとデスクトップから追加する
ディレクトリのコネクタは、設定画面から入れます。
設定画面から追加する流れ
- 1
ディレクトリを開く
Claudeの設定でCustomize > Connectorsを開き、Connectorsの横の + を選びます。
- 2
Veltra Activitiesを探す
検索欄にVeltraと入れて、Veltra Activitiesを選びます。
- 3
Connectを押す
説明と機能を確かめてConnectを押します。このコネクタはサインイン不要と表示されているため、アカウント連携の画面は想定されていません。
チャットの中からも入れられます。入力欄左下の + か / からConnectors > Manage connectorsに進み、同じ要領で接続します。Webコネクタは、Claude、Cowork、Claude Desktop、モバイルアプリの全利用者が対象です。モバイルでの追加はベータ扱いで、Webかデスクトップで先に入れておく流れが基本です。
TeamとEnterpriseでは、Ownerが先に組織でコネクタを有効にします。有効にしても、使えるのは各メンバーが接続した後です。
Claude Codeから使う
Claude Codeでは、ディレクトリに載っているConnector URLをリモートMCPとして登録します。コマンドの書式は、Claude Codeの公式手順にあるHTTPサーバーの追加と同じです。
claude mcp add --transport http veltra \
https://ai.veltra.com/veltra/mcp登録後は、Claude Code内で /mcp を開くと接続状態を見られます。名前の veltra は自由に付けられます。自分の用途に合う名前に変えても動きます。
検索の仕様を先に知っておく
結果の質は、ほぼ検索語で決まります。ツール定義に書かれた仕様を、頼み方に効く順に並べます。
ツール定義から分かる仕様
1回で最大5件
1回の呼び出しで返るのは、ベストセラーの一致5件までです。ページ送りの引数はありません。
入力は検索語1つだけ
引数はqueryの1つです。日付・人数・出発地の指定欄はありません。
言語は検索語に従う
英語で検索すれば英語の題名、日本語なら日本語の題名が返ります。該当する在庫がなければ、もう一方の言語にフォールバックします。
テーマごとに広く1回
「東京の食べ歩きと文化体験」のような依頼は、テーマごとに広めの検索を1回ずつ行う設計です。細かく刻んだ検索を何度も重ねる使い方は想定されていません。
ツール定義は、検索語に「都市名 + 地域または具体的なキーワード」を入れるよう案内しています。都市名だけだと、その都市の在庫が少ないとき、全世界の人気ツアーが混ざることがあるためです。
入力欄が検索語1つだけという点は、使い方を大きく左右します。「来週の土曜に4人で」という条件は、コネクタには渡りません。日付や人数で空きを絞る作業は、返ってきたURLの先で行います。
検索語で結果がどう変わるか
ここからは、実際にコネクタを呼び出して試した例です。2026年10月に行ったもので、在庫は日々変わります。数字や題名の再現ではなく、検索語による当たりはずれの傾向を見るための材料です。
| 検索語 | 返った5件の中身 | 目的に合ったか |
|---|---|---|
| 東京 食べ歩き | 返った5件の中身0件 | 目的に合ったか合わない |
| Tokyo food tour | 返った5件の中身食品サンプル作り体験、富士山日帰り、沖縄の送迎バスなど | 目的に合ったか食べ歩きは含まれない |
| Mt. Fuji day trip | 返った5件の中身白川郷、京都・奈良、日光、富良野・美瑛など | 目的に合ったか富士山は含まれない |
| 富士山 日帰り | 返った5件の中身西表・竹富島、宮古島、札幌発、美ら海など | 目的に合ったか富士山は含まれない |
| 富士山 東京発 バスツアー | 返った5件の中身河口湖・忍野八海を回る日帰り3件と箱根の日帰り1件、1泊2日の登頂1件 | 目的に合ったか合う |
| 京都 茶道体験 | 返った5件の中身茶道体験3件に、舞妓・十二単の体験 | 目的に合ったかおおむね合う |
この表から言えるのは、短くて広い検索語は外れやすいということです。「富士山 日帰り」と「Mt. Fuji day trip」は、富士山という語を含んでいるのに、富士山のツアーが1件も出ませんでした。一方で「東京発」「バスツアー」まで足した検索語では、5件中3件が河口湖や忍野八海を回る日帰りツアーでした。日帰り4件の最低価格は6,500円から9,900円の幅でした。
「東京 フードツアー」を日本語で検索したときは、英語の「Tokyo food tour」と同じ5件が、英語の題名で返りました。日本語の在庫に合う商品がなく、英語側にフォールバックしたとみられます。日本語で頼んだのに英語の題名が並んだら、検索語が合っていないサインです。
「東京 浅草 食べ歩き」まで具体的にしても、返ってきたのは江戸切子体験、スカイツリーのチケット、寿司握り体験などでした。食べ歩きツアーそのものは並びませんでした。コネクタはキーワードの一致で拾うだけで、「食べ歩き」という意図を理解して選ぶ仕組みではありません。
もう1つ、期間限定の商品も混ざります。試した範囲では、4月11日の送迎バスや、3月20日から4月5日の桜バスが5件の中に入っていました。題名の日付は必ず読みます。
頼み方の例
コネクタを使わせるには、依頼に「Veltra」と書きます。書かないと、Claudeが別の情報で答えることがあります。次の依頼文は筆者が作った例で、返る内容はそのときの在庫によります。
Veltraで、東京発の富士山日帰りバスツアーを探してください。
河口湖か忍野八海を回るものに絞り、価格の安い順に
表にしてください。表には評価と口コミ件数も入れてください。テーマが複数あるときは、1つの依頼にまとめて構いません。ツール定義が、テーマごとに広い検索を1回ずつ行う設計だからです。
Veltraで、京都の茶道体験と、京都の着物・和装体験を
それぞれ検索してください。1人あたりの価格と所要時間が
分かる形で比べ、半日で2つ回れる組み合わせがあれば
候補として挙げてください。2つ目の「組み合わせの候補」は、コネクタではなくClaudeの判断です。コネクタが返すのは商品の一覧までで、所要時間が空欄の商品も多くあります。組み合わせ案は、詳細ページで開始時刻と所要時間を確かめてから採用します。
0件や的外れな結果が返ったときは、Claudeに次のように指示します。
さっきの結果は富士山のツアーを含んでいません。
検索語を「富士山 東京発 バスツアー」のように
出発地と手段まで具体的にして、もう一度検索してください。返ってくる項目の読み方
検索結果には、題名、短い説明、画像、評価、口コミ件数、価格、通貨、所要時間、場所、開始時刻、キャンペーンの有無、VELTRAのURLが含まれます。読み方に注意が要る項目が3つあります。
読み違えやすい項目
価格は最低価格
返る価格は、現地通貨での最低価格です。プランや人数、日付で変わるため、そのまま総額とは読めません。
評価0.0は未評価
口コミが0件の商品は、評価が0.0と返ります。低評価ではなく、まだ評価がない状態です。
通貨は円とは限らない
日本の商品は円ですが、試した例では米ドル建てのロサンゼルスの商品も混ざっていました。
所要時間と開始時刻は「あれば返る」項目です。所要時間が空欄の商品は、題名や説明から推測せず、詳細ページで確かめます。
予約はVELTRAのサイトで行う
ディレクトリの説明には、ツアーを検索して「予約する」という趣旨の書き方があります。ただしツールは検索の1つだけで、ツール定義には読み取り専用の印が付いています。Claudeが予約や支払いまで進めることはありません。
予約までの流れは、次のとおりです。
検索から予約まで
- 1
Claudeで候補を絞る
検索語を調整しながら、価格・評価・場所で候補を数件に絞ります。
- 2
詳細ページを開く
返ったURLからVELTRAの詳細ページを開き、日付・人数・開始時刻・キャンセル条件を確かめます。
- 3
サイト上で予約する
予約と支払いはVELTRAのサイトで行います。
コネクタがサインイン不要で読み取り専用なのは、この分担のためです。Claudeに渡す権限が小さく、アカウント情報も預けずに済みます。反面、空き状況や当日の催行可否は、コネクタの結果からは分かりません。
旅行の計画に組み込む
コネクタの結果は、旅程づくりの一部として使うと効果が出ます。旅行のしおり全体を組む手順はClaudeで旅行のしおりを作らせる手順にあり、体験ツアーの候補はその日程の空き時間に当てはめる使い方になります。
屋外の体験が中心なら、天気も合わせて見ます。ClaudeとAccuWeatherの連携を入れておくと、出発前に雨雲や警報を同じ会話で確かめられます。同じTravelカテゴリの読み取り系で、役割がぶつかりません。
コネクタが画面付きで結果を返す仕組みは、Claudeのインタラクティブコネクタで扱っています。Veltra Activitiesのツール定義にはウィジェットの指定が含まれていますが、表示のされ方は利用する画面によって違うため、結果が表で返るかカードで返るかは試して見るのが早いです。
検索語はVELTRAに送られる
サインイン不要でも、Claudeが組み立てた検索語は、コネクタのサーバーに送られます。旅行の行き先や関心は、検索語から分かります。家族の氏名や宿泊先の住所のような情報を、検索語に入れる必要はありません。データの扱いは、ディレクトリのページにあるVELTRAのプライバシーポリシーが定めています。
うまく動かないときの切り分け
症状ごとの原因
0件が返る
検索語が長すぎるか、在庫に合っていません。都市名と、体験の種類を1語に減らして試します。
関係のない商品が並ぶ
検索語に出発地や手段が足りていません。「東京発」「バスツアー」「体験」のような語を加えます。
英語の題名が並ぶ
日本語の在庫に一致する商品がなく、英語側にフォールバックした可能性があります。検索語を言い換えます。
Veltraのツールが使われない
依頼に「Veltraで」と明記し、接続状態をConnectorsの画面で確かめます。
接続を外すときは、Customize > ConnectorsでVeltra Activitiesを選んで切断します。Claude Codeでは claude mcp remove veltra で登録を消せます。
まとめ
Veltra Activitiesコネクタは、サインイン不要・読み取り専用で、VELTRAの体験ツアーの候補をClaudeの会話に呼び込む連携です。使いどころは、広い条件から候補を5件ずつ集めて、価格・評価・場所で見比べる下調べです。
押さえておく点は3つあります。検索語はキーワードの一致で、短い語は外れやすいこと。日付や人数は渡せず、空きと催行は詳細ページで確かめること。予約と支払いはVELTRAのサイトで行うことです。検索語は「出発地 + 場所 + 手段や体験の種類」まで具体的にすると、候補が目的に近づきます。