ClaudeのUnsplash連携 — ブログ用のフリー写真を探しコレクションにまとめる
Unsplashコネクタで、ブログやスライドに使うフリー写真をClaudeに探させ、コレクションにまとめる手順です。23個のツールの分け方、ライセンスの範囲、依頼文の型を取り上げます。
Unsplashコネクタは写真探しを会話に載せる
Unsplashコネクタは、フリー画像サービスUnsplashの写真やイラストをClaudeの会話から検索し、ブックマークやコレクションに整理するためのConnectorです。開発元はUnsplash自身で、Connectorsディレクトリには「Anthropic verified」の表示があります。追加時期は2026年7月、サインインは必須です。カテゴリはクリエイティブ、開発者ツール、生産性の3つに入っています。
ディレクトリの説明文は、ウェブサイト、ブログ記事、プレゼンテーションを作る場面を想定しています。ブログの挿絵探しはその中心的な使い道です。
ディレクトリに載っている基本情報
ツール数
23
検索・ブックマーク・コレクションなど
サインイン
必須
Unsplashのアカウントで認可
追加時期
2026年7月
Anthropic verified
この記事は、記事1本ぶんの挿絵候補を探し、コレクションに束ね、ライセンスを確認して使うところまでを一本の流れで進めます。コネクタ全般の追加方法はClaude Connectorsの解説にあります。
接続前に確かめること
接続前の条件は多くありません。Connectorsディレクトリの掲載ページに書かれているのは次の点です。
- Unsplash側でのサインインが必須で、ログインなしでは使えません
- コネクタのURLは
https://mcp.unsplash.com/mcpです - 開発元はUnsplash。「信頼できる開発元のコネクタだけを使う」旨の注意があり、Anthropicはツールの中身を管理しないと書かれています
掲載ページに載っているのはここまでで、ツール個別の説明、Unsplash+の画像が検索結果に出るか、呼び出し回数の上限は書かれていません。以降の節では、この3点を「実際に呼んで確かめる部分」として扱います。
Claude側の条件は、ヘルプセンターのコネクタの記事にあります。ウェブ版のコネクタは、Claude、Cowork、Claude Desktop、モバイルアプリの全ユーザーが使えるとされていて、無料プランも含まれます。Team・Enterpriseプランでは、先にOwnerまたはPrimary Ownerが組織でコネクタを有効にする必要があります。有効にしても全員に自動で使える状態にはならず、各メンバーがUnsplashで個別に認証します。Team・Enterpriseで、Projectsの中からコネクタを使えるのは非公開のProjectsだけです。
追加すると、Unsplashのログイン画面で認可する流れになります。許可した後は、会話の中でツールとして呼ばれます。最初の確認には次のような依頼が使えます。
Unsplashコネクタで、いま使えるツールを一覧にしてください。
何も検索せず、何も変更しないでください。23個のツールは4つの役割に分かれる
掲載ページはツール名を23個並べています。ここでは名前の付き方で4つに分けて見ます。名前から読み取れる範囲の分類なので、挙動の詳細は実際に呼んで確かめます。
| 分類 | ツール名 |
|---|---|
| 探す | ツール名search_photos / search_illustrations / search_collections / search_users / search_related |
| 画像から探す | ツール名search_by_image / upload_image_for_search |
| ブックマーク | ツール名add_asset_to_bookmarks / get_bookmarks / delete_asset_from_bookmarks / delete_bookmarks |
| コレクション | ツール名create_collection / create_collection_from_bookmarks / add_asset_to_collection / delete_asset_from_collection / get_collection / get_assets_from_collection / update_collection / delete_collection |
残りは、ログイン中のユーザー情報(get_current_user)や、公式の特集コレクション・関連コレクション・ユーザーのコレクションを取るもの(get_featured_collections / get_related_collections / get_user_collections)です。
気づく点が2つあります。1つ目は、ダウンロード用の名前を持つツールが一覧にないことです。写真の取得そのものは、Unsplashのサイトで行う前提で段取りを組むことになります。2つ目は、ブックマークとコレクションの両方に削除系のツールがあることです。「まとめて消して」と頼むと、どちらを消すかで結果が変わります。
ブログ用の写真をコレクションにまとめる流れ
記事1本に使う写真を、探す、絞る、束ねる、確認するの順で進めます。
挿絵探しからコレクション作成まで
- 1
記事の主題と使う場所を伝える
テーマ、写真を置く場所(アイキャッチか本文中か)、雰囲気を最初に渡します。
- 2
写真とイラストを分けて探させる
写真は
search_photos、イラストはsearch_illustrationsが受け持つ名前になっています。両方で候補を出させ、比べます。 - 3
気に入ったものをブックマークに入れる
候補を絞る段階では、ブックマークに入れておくのが身軽です。コレクションは確定後に作ります。
- 4
ブックマークからコレクションを作る
create_collection_from_bookmarksという名前のツールがあるので、これを使うよう頼みます。 - 5
コレクションの中身を読み返す
最後に
get_assets_from_collectionで、入った写真の一覧を出させて確認します。
実際の依頼文は、たとえば次のように書けます。
個人開発者向けの記事「在宅ワークの机まわりを整える」の挿絵を探します。
1. Unsplashで、明るい木目の机とノートPCが写った横長の写真を、
search_photosで候補10枚出してください。
2. 同じ主題でsearch_illustrationsも5枚出してください。
3. 各候補に、写っているものを一言で添えてください。
まだブックマークやコレクションは作らず、候補の一覧だけ返してください。候補を見て選んだら、次の依頼で束ねます。
選んだ番号2、5、7、9をブックマークに入れ、
そのブックマークから「記事_在宅ワーク机」という名前のコレクションを作ってください。
作成後、コレクションの中身を一覧にして見せてください。
既存のコレクションやブックマークは削除しないでください。最後の一文は、削除系のツールが並んでいるために入れています。
落とし穴
「整理して」と頼むと既存のブックマークまで触られうる
ブックマークの削除とコレクションの削除は、別々のツールです。「余分なものを片付けて」のような曖昧な頼み方は避け、何を作り、何は触らないかを依頼文に書きます。破壊的な操作は、先に対象の一覧を出させてから進める運用が安全です。
使う前にライセンスを確認する
見つけた写真をそのまま載せてよいかは、Unsplashのライセンスページが決めています。要点は次のとおりです。
| 項目 | ライセンスページの記載 |
|---|---|
| 商用利用 | ライセンスページの記載商用・非商用のどちらでも無料で使える |
| 許可の取得 | ライセンスページの記載不要 |
| クレジット表記 | ライセンスページの記載必須ではない。ただし写真家への露出になるため歓迎されている |
| 禁止されること | ライセンスページの記載大きな加工なしでの販売、Unsplashの画像を集めて似たサービスや競合サービスを作ること |
ブログの挿絵として使う分には、表記は義務ではありません。表記を付けるなら、ページが例示する「Photo by撮影者名on Unsplash」の形になります。
画像を集めて素材サイトを作る、という使い方は禁止の側に入ります。コレクションを大量に作れることと、再配布してよいことは別の話です。
なお、ライセンスページのメニューには別に「Unsplash+ License」があります。出てきた画像がどちらのライセンスか分からないときは、Unsplashのサイトで画像ページを開いて確かめます。
依頼のしかたで結果が変わる場面
検索語を変えて比べる
最初の候補が合わないときは、検索語を足すか入れ替えて、もう一度探させます。日本語の語でうまく当たらなければ、英語のキーワードに切り替えて比べる方法があります。どちらが当たるかは、同じ主題で両方を試して判断します。
画像から似た写真を探す
search_by_image と upload_image_for_search という名前のツールが並んでいます。手元の画像に似た雰囲気の写真を探す用途が想定されます。まず1枚で試し、どんな結果が返るかを見てから本番の依頼に使います。
記事ごとにコレクションを分ける
コレクションは記事単位で作ると、後から探しやすくなります。名前に記事のテーマを入れておけば、search_collections やユーザーのコレクション一覧で見つけ直せます。
Claudeに守らせる挿絵ルールを先に置く
毎回の依頼文で条件を書き直すのは手間です。Projectsの指示欄(カスタムインストラクション)に、ブログの挿絵ルールを置いておくと、依頼が短く済みます。次はその断片の一例です。
# 挿絵ルール
- 画像探しはUnsplashコネクタを使う
- 候補は写真10枚+イラスト5枚。各候補に被写体を一言添える
- コレクション名は「記事_」+記事テーマ
- ブックマーク・コレクションの削除は、対象一覧を見せて私が承認してから
- 最後に、使う写真ごとに「Photo by 撮影者名 on Unsplash」の表記案を出す表記案を出させる一文は、ライセンス上は任意の部分を運用で固定する工夫です。撮影者名がツールの返却に含まれない場合に備え、「撮影者名が分からないときは空欄のまま返す」と一行足しておくと、名前を勝手に補われる事態を避けられます。
候補が出ないときの切り分け
ツールを呼んでも結果が返らないときは、上から順に確かめます。
Unsplashコネクタが動かないときの確認順
- QUnsplashのサインインは済んでいますか?答えがいいえのとき答えがはい
サインインは必須です。コネクタ一覧からUnsplashを開き直し、認可をやり直します。
- Q最初の確認依頼で、ツールの一覧は返りますか?答えがいいえのとき答えがはい
追加自体が済んでいない可能性があります。コネクタ一覧に載っているか、接続URLが
https://mcp.unsplash.com/mcpかを見ます。 - Q検索語を変えても、候補は0件のままですか?答えがいいえのとき答えがはい
語を絞りすぎている可能性があります。被写体を1語に減らして再検索します。
それでも出ないとき
掲載ページにはSupportへのリンクがあります。再現する依頼文を添えて問い合わせるのが確実です。
ほかのコネクタとの使い分け
掲載ページの関連コネクタには、Canva、Figma、Google Driveなどが並んでいます。役割は次のように分かれます。
- 素材を探す段階はUnsplash
- 見た目を整えて書き出す段階はCanvaで、手順はClaude Canva連携の使い方にあります
- 自社のブランド素材を引く段階はFrontifyで、ClaudeとFrontifyの連携手順が参考になります
画面付きで操作するタイプの連携とは仕組みが違います。会話内に画面を出すタイプはインタラクティブコネクタの解説で整理しています。
まとめ
Unsplashコネクタは、挿絵探しを「検索、ブックマーク、コレクション」の3段で会話に載せられます。ツールは23個あり、削除系が含まれるため、依頼文に「何を触らないか」を書く運用が要ります。使うのは無料で商用も可能ですが、販売や似たサービスの構築は禁止の側です。Team・Enterpriseでは管理者の有効化が先に要ります。呼び出し上限は事前に分からないので、記事1本ぶんで試すところから始めるのが近道です。