/install-slack-appでClaude Slackアプリを入れる手順と条件
Claude Codeの/install-slack-appは、Slack上の@ClaudeメンションからClaude Codeセッションを起動する導入コマンドです。使えるプラン、手順、反応しないときの原因を説明します。
/install-slack-app は、Claude Codeのセッション内から実行するコマンドです。実行するとブラウザが開き、Claude Slackアプリを入れるOAuth認証フローが始まります。認証後は、Slackチャンネルで@ClaudeにメンションするだけでClaude Codeのクラウドセッションを起動できます。
ただし、このコマンドで終わるのはブラウザでの認証までです。アカウントの接続、クラウド環境、チャンネルへの招待は別の作業として残ります。
SlackにClaudeアプリを入れる経路はプランで分かれる
Slackで@Claudeを使う方法は、プランによって違います。このコマンドが効くのは個人プランの経路です。
| プラン | 使う方法 |
|---|---|
| Pro・Max | 使う方法このコマンド(Claude Code in Slack)。Claude Tagに接続されていないワークスペースで動く |
| Team・Enterprise | 使う方法Claude Tag。旧Claude in Slackは2026年10月5日付で退役し、チャンネルでは応答しない |
| 無料 | 使う方法対象外 |
Teamなどの組織でワークスペースがClaude Tagに接続済みの場合、個人のProやMaxのアカウントでも旧方式は応答せず、退役の通知が返ります。
/install-slack-appは何をするコマンドか
導入されるのは、SlackからClaude Codeのセッションを起動する機能です。公式ドキュメントではClaude Code in Slackと呼ばれ、Claude Tagに接続されていないワークスペースのPro・Maxアカウントが対象です。
Team・Enterpriseでは、この旧方式は組織の共有アイデンティティで動くClaude Tagに置き換わりました。Pro・MaxにはClaude Tagが提供されないため、個人プランではこの設定が唯一の経路です。
似た名前に、Slackの会話ログをClaude Codeが検索するSlack MCPサーバーがあります。向きが逆で、/install-slack-app はSlackからClaudeへタスクを渡す入り口です。両者は独立しているので、片方を入れてももう片方には影響しません。
/install-slack-app実行前に満たしておく条件
/install-slack-app を実行する前に、次の5点を確認します。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| Claudeプラン | 内容ProまたはMax |
| Slackワークスペース | 内容どの組織もClaude Tagに接続していないこと |
| クラウドセッション | 内容自分のアカウントで有効になっていること |
| GitHubアカウント | 内容claude.ai/codeに接続済みで、対象リポジトリを最低1つ認証済み |
| Slack認証 | 内容自分のSlackアカウントをClaudeアプリ経由で接続できる状態 |
対象プランに無料プランは含まれません。claude.ai/codeにサインインし、GitHubアカウントとリポジトリを接続してから進めます。GitHub連携の認証方式にはClaude GitHub Appと/web-setupの2種類があり、違いはClaude Code WebのGitHub認証にあります。
プランによって、GitHub接続の前に済ませる作業が変わります。
- Pro・Max: オンボーディングで「Default」という名前のクラウド環境が自動で作られる
- Team・Enterpriseの組織に所属している場合: Ownerが管理設定のConnectorsでGitHubコネクタを有効にするまでは、GitHubへのサインインが進まない
手順 — コマンド実行からチャンネル招待まで
導入の6ステップ
- 1
コマンドを実行する
Claude Codeのセッションで
/install-slack-appを実行します。ブラウザが開きます。 - 2
Slackアプリを入れる
Slack App Marketplaceからのインストールは、ワークスペースの管理者が行う作業です。自分が管理者でなければ、管理者にClaudeアプリの追加を頼みます。
- 3
ClaudeアカウントとSlackを結ぶ
SlackのAppsにある「Claude」を開き、App Homeタブの「Connect」を押します。ブラウザで認証を終えると、自分のSlackアカウントがClaudeアカウントに結ばれます。
- 4
クラウドセッションを用意する
Slackに結んだのと同じアカウントでclaude.ai/codeにサインインします。GitHubを接続し、使いたいリポジトリを最低1つ認証します。
- 5
振り分け方法を選ぶ
App Homeの「Routing Mode」で、
@Claude宛のメッセージの扱いを選びます。 - 6
チャンネルに招待する
使いたいチャンネルで
/invite @Claudeを実行します。
旧方式で動くのは公開・非公開のチャンネルで、DMは対象外です。Claude Tag移行後のDMは、Claude Tagへの移行の節にあります。
反応しない・起動しないときの切り分け
症状ごとに、見る場所が決まっています。
症状から原因を探す
メンションしても無反応
そのチャンネルで
/invite @Claudeを実行済みか確認します。インストールしただけでは、どのチャンネルにも入っていません。「Claude Code is not enabled for your account」
Slackに結んだアカウントにクラウド環境がまだありません。claude.ai/codeに一度サインインし、GitHub接続までのオンボーディングを済ませると、次のメンションでエラーが消えます。各ユーザーが個別に行う作業で、誰かが済ませても他のメンバーには反映されません。
セッションが起動しない
App HomeでClaudeアカウントが接続済みか、クラウドセッションが有効か、GitHubリポジトリが最低1つ接続されているかを順に見ます。
認証エラーが出る
App Home上で接続を一度切り、再接続します。ブラウザで正しいClaudeアカウントにサインインしているかと、プランにClaude Codeが含まれているかも見ます。
リポジトリが一覧に出ない場合は、claude.ai/codeで接続し直し、GitHub側の権限を確かめます。選ばれたリポジトリが意図と違うときは、「Change Repo」ボタンで選び直せます。依頼文にリポジトリ名を入れておくと、選び間違いを減らせます。
Slack連携に固有でない、セッション作成の失敗などはClaude Code webのトラブルシューティングで扱っています。
ルーティングモードでコーディングとチャットを振り分ける
Routing Modeは、@Claude宛のメッセージをどこへ送るかの設定です。
2つのルーティングモード
Code only
すべての@メンションをClaude Codeセッションへ送ります。Slackを開発タスクにしか使わないチームに向きます。
Code + Chat
メッセージを判定し、コーディングならClaude Code、文章作成・分析・一般的な質問ならClaude Chatへ送ります。
Code + Chatで判定が外れたら、返信の「Retry as Code」ボタンでコーディングセッションに切り替えられます。逆にコードへ送られた依頼をチャットとして続けたいときは、そのスレッドで選択肢を選びます。コーディングとして扱ってほしい依頼は、自動判定に頼らず文面で明示することもできます。
依頼からセッション完了まで
Slackで@Claudeにコーディングの依頼を書くと、意図が判定され、claude.ai/code上に新しいセッションが作られます。作業の進捗はSlackのスレッドに順次投稿されます。完了すると、要約とボタン付きで@Claudeからメンションが届きます。
- View Session: 全履歴をブラウザで開き、続きの依頼もできる
- Create PR: セッションの変更からプルリクエストを作る
文脈は、スレッドで呼んだときはスレッド内の全メッセージ、チャンネルで直接呼んだときは直近のメッセージから集められます。この文脈がリポジトリ選択とタスクの解釈に使われます。
誰が何にアクセスできるか
このコマンド経由のセッションは、常にメンションした本人のClaudeアカウントで動きます。利用枠は本人のプランの上限に数えられ、触れるリポジトリも本人が接続したものだけです。履歴もclaude.ai/codeの本人のアカウントに残ります。
Pro・Maxの公開設定は、セッションごとにPrivateとPublicから選ぶ形です。
| 制御の階層 | 内容 |
|---|---|
| ワークスペース | 内容管理者がClaudeアプリの導入可否を決める。Enterprise Gridでは組織管理者がワークスペース単位で許可できる |
| チャンネル | 内容/invite @Claudeで招待されたチャンネルだけで反応する |
ワークスペースからアプリを削除すると、そこにいる全員のアクセスが即座に失われます。
Slackで頼むか、Webを直接開くか
文脈がすでにSlackの議論にあるとき、非同期でタスクを投げて他の作業を続けたいとき、チームに進捗を見せたいときは、Slackが向きます。ファイルのアップロードが要るとき、開発中にリアルタイムでやり取りしたいとき、長く複雑なタスクに集中したいときは、claude.ai/codeを直接開く側です。
依頼文にはファイル名・関数名・エラーメッセージを入れ、リポジトリが会話から明らかでなければ名前も書きます。「完了」の定義(テストを書く、ドキュメントを更新する、PRまで作る)まで書くと手戻りが減ります。バグ報告はスレッド内で議論すると、Claudeがスレッド全体を読めます。
現在の制限事項
- 対象はGitHubリポジトリのみ。GitLabやBitbucketは扱えない
- 1セッションで作れるプルリクエストは1つ
- クラウドセッションへのアクセスが必要。ないユーザーは、通常のチャット応答しか受け取れない
Team・EnterpriseはClaude Tagへ移行
Team・Enterpriseでこのコマンドを使っていた場合、旧Claude in Slackは2026年10月5日付で退役しました。SlackアプリとClaudeのハンドルはそのまま残ります。旧Claude in Slackの設定(許可ユーザー、検証済みドメインの制限)も引き継がれます。
管理設定でLegacyのままのチャンネルは応答せず、「The legacy Claude in Slack bot is retired」という通知が返ります。Ownerが管理設定のClaude Tagでそのチャンネルをオンにすると解消します。組織全体の既定が旧方式のときは、ワークスペースか組織の既定を変えると、継承するチャンネルがまとめて直ります。Ownerでなければ、この通知を渡して依頼します。
変わるのは、Claudeが誰として動くかです。旧方式では各ユーザーが自分のアカウントを結び、その人として動きます。Claude Tagでは管理者が用意した組織共有の1つのアイデンティティで動き、アクセス範囲も管理者がチャンネルごとに決めます。個人のGitHub接続やコネクタは引き継がれません。切り替えたチャンネルでは、管理者が接続を設定し直すまで、クローンできるリポジトリがありません。
どちらのバージョンが答えているかの見分け方
旧方式(Legacy)
プルリクエストが、依頼した本人の名前で開かれます。
Claude Tag(New)
コードの作者がClaude GitHub Appになり、作業がチャンネルのスレッドに残ります。
1つのワークスペースで、スコープごとにバージョンを分けて並走させることもできます。切り替え後、個人アカウントで作ったクラウド環境をチャンネルで使っていると、セッションが即座に失敗し、再試行しても直りません。Ownerが環境を組織共有に切り替えるか、組織共有の環境として作り直します。組織の既定にするには、管理設定のClaude Codeページで設定します。
Teamプランは事情が違い、Enable Claude Tagのスイッチ1つがこれらのバージョン設定に代わります。Teamで移行する作業はありません。
共有アイデンティティに移るのはチャンネルだけで、DMはClaude Tagへの移行後も本人のclaude.aiアカウントで動きます。
Claude Tagと旧方式の権限・課金・対応範囲の違いは、Claude TagとClaude CodeのSlack連携は何が違うかで比較しています。Team・Enterprise側の全体像はClaudeとSlackの連携にあります。チャンネルでの個人コネクタ対応はClaude Tagのチャンネル個人コネクタが扱っています。
まとめ
Pro・Maxで、所属組織がワークスペースをClaude Tagに接続している場合は、このコマンドで入れても応答しません。Team・Enterpriseは、Claude Tagの設定を組織のOwnerに依頼します。
参照した一次ソース
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