Fable 5.1と5の週次上限50%ルール — Maxは枠内、Proは最初からクレジット
Fable 5.1とFable 5は、Max・プレミアムシートでは週次上限の50%まで枠内、Pro・標準シートでは最初から使用量クレジット消費です。プラン別の分岐と上限到達後の選択肢を解説します。
Fable 5とFable 5.1は、契約プランで使用量の払い出され方がまったく違います。MaxとTeam・Enterpriseのプレミアムシートでは、週次上限のうち最大50%までをFableモデルに使えます。ProとTeam・Enterpriseの標準シートでは、最初の1トークンから使用量クレジットの消費です。2つのモデルの扱いは同じで、違いを生むのはモデルの版ではなく契約の種類です。
分岐を決めるのは「シートの種類」だけ
Fable 5とFable 5.1は有料プランすべてで選べます。無料プランでは選べません。プランの使用量枠の中で動くか、使用量クレジットで動くかは、次の表のとおりです。
| 契約 | Fableの扱い |
|---|---|
| Max | Fableの扱い標準機能。週次上限の最大50%まで追加料金なし |
| Team・座席制Enterpriseのプレミアムシート | Fableの扱い同上 |
| Pro | Fableの扱い枠に含まれない。使用量クレジットで利用 |
| Team・座席制Enterpriseの標準シート | Fableの扱い同上。Enterpriseは組織側でクレジットを有効化している場合のみ |
| 従量課金Enterprise・Claude API | Fableの扱い標準API料金で課金 |
「50%」は無料の上乗せ枠ではありません。Fable専用に別枠が付くわけでもありません。Fableの利用は、他のモデルと同じ週次上限から引かれます。そのうえで、Fableが使える割合に50%という天井が置かれている構造です。
週次上限の50%とは何を意味するか
Maxプランなら「Fable用に週次上限の50%が追加される」のか。よくある疑問ですが、答えは「いいえ」です。Fableに使えるのは週次上限の最大50%までで、他モデルの利用も同じ上限を消費します。どうやっても週次上限そのものを超えて使うことはできません。
数字で考えると分かりやすくなります。次は公式の規則を当てはめた例示で、実際の消費量を示す実測値ではありません。
| 使い方 | Fable | 他モデル | 合計 |
|---|---|---|---|
| Fableを天井まで使う | Fable50% | 他モデル50%まで | 合計100% |
| Fableを控えめに使う | Fable20% | 他モデル80%まで | 合計100% |
| Fableだけで続ける | Fable50%で頭打ち | 他モデル0% | 合計50%(残りは他モデルへ) |
Fableに使った分が増えるほど、他モデルに回せる残りが減ります。逆に他モデルで先に枠を使い切ると、Fableの天井の手前で週次上限に当たることもあります。両方の消費は、設定画面の使用量ページで並べて確認できます。
もう一つの注意点は消費速度です。Fableは週次上限を他のClaudeモデルより速く使います。50%という割合は同じでも、その50%が尽きるまでの時間は短くなります。
Fableの50%に達したあとの2択
Max・プレミアムシートでFable分の50%を使い切ると、続け方は2つあります。
- 使用量クレジットでFableを使い続ける
- 他のClaudeモデルに切り替えて、プランの枠内で続ける
後者は、追加課金なしで作業を止めない選択肢です。前者は、モデルを変えずに済む代わりに、以降の使用量が従量課金になります。クレジットは標準API料金で計算されるので、プランの定額とは別に請求書へ加算されます。
Pro・標準シートには、この分岐点がそもそもありません。Fableは最初からクレジット消費なので、上限に達するのを待たずに、選んだ瞬間から課金が始まります。Fableを開く前にクレジットが有効か確認しておくのが、つまずきを減らす手順です。
Pro・標準シートの続け方は「クレジットで払う」か「Maxに上げる」か
Pro・標準シートでFableを使い続ける経路は2つあります。
| 経路 | 課金の形 | Fableの扱い |
|---|---|---|
| 使用量クレジットで使う | 課金の形標準API料金の従量課金。プランの料金とは別に請求 | Fableの扱い使った分だけ課金 |
| Maxプランに上げる | 課金の形月額の定額(5xが月$100、20xが月$200。月払いのみ) | Fableの扱い週次上限の最大50%まで追加料金なし |
Proの料金は月$17(年払)〜$20(月払)なので、Maxへは月$100の5xが最初の段差です。比べる軸は、Fableの利用が従量課金でMaxの月額に届くかどうかです。定額のMaxは請求額が読みやすく、クレジットは使った分だけの支払いです。ただしMaxでもFableに使えるのは週次上限の50%までで、それを超えた分はクレジットか他モデルへの切り替えです。Teamの標準シートには、プレミアムシートへの変更という別の道があります。プレミアムは月$100(年払)〜$125(月払)です。プラン全体の価格はClaude料金プラン完全ガイドにあります。
クレジットの使いすぎを止める設定
Pro・Maxの個人契約でクレジットを使うなら、有効化と上限設定は先に済ませておきます。手順はSettings > Usageの「Usage credits」欄で行います。
- 「Enable」でクレジットをオンにし、支払い方法を登録する
- 「Adjust limit」で月間の支出上限を決める。上限なしにしたいときは「Set to unlimited」を選ぶ
- 「Add funds」で購入額を入れて「Purchase」を押す。クレジットは前払いです
- 残高がしきい値を下回ったら自動で購入する「auto-reload」も設定できる
知っておくと戸惑わない点が続きます。
- 上限到達の通知が出て、クレジットが有効で残高があれば続行を選べる。以降の利用は標準API料金
- 5時間ごとのセッション上限は通常どおりリセットされる
- クレジット分は定額のサブスクリプションとは別に、追加請求として請求書に載る
- 1日の購入上限は$2,000
- モバイルアプリ経由で契約した場合、クレジットの有効化と購入はWeb版のClaudeで行う
- 日本など一部の地域では、2026年9月10日以降に購入したクレジットは購入から6か月で失効する。失効の7日前にメールが届き、期限は設定のUsageページで確認できる
使用量ページでは、プラン枠の消費とクレジットの消費が分けて表示されます。Fableをクレジットで使った分がどれだけ積み上がったかは、ここで追えます。購入の詳しい流れはClaude利用クレジットの購入・管理方法、Teamでの扱いはClaude Teamの使用量クレジットとはにあります。
7月に終わったプロモーションとは何が違うのか
「Fable 5はProでも使えたのに」という声の背景には、期間限定のプロモーションがあります。Fable 5だけが対象で、週次サブスクリプション上限の最大50%までを追加料金なしで使える施策でした。終了は2026年7月19日23時59分59秒(米太平洋時間)です。
Fable 5.1は、このプロモーションの対象になったことがありません。したがって、Pro・標準シートでFable 5.1が最初から使用量クレジット消費なのは、何かが取り上げられた結果ではなく、初めからの仕様です。
| 項目 | 7月のFable 5プロモーション | 現在の扱い |
|---|---|---|
| 対象モデル | 7月のFable 5プロモーションFable 5のみ | 現在の扱いFable 5とFable 5.1 |
| Pro・標準シート | 7月のFable 5プロモーション週次上限の最大50%まで枠内 | 現在の扱い使用量クレジット |
| Max・プレミアムシート | 7月のFable 5プロモーション標準機能として枠内(最大50%) | 現在の扱い同じ |
Maxは、プロモーションの前後で扱いが変わっていません。Pro・標準シートだけが、7月20日を境に枠内からクレジットへ動きました。
移行時の一回限りクレジットはもう受け取れない
この移行では、対象のProとTeam標準シートに無料クレジットが用意されました。金額はProで100ドル、Teamは購入済みの標準シート1席あたり100ドルで、組織の上限は2,500ドルです。Teamのクレジットは組織で1つの残高にまとまり、請求できるのはOwnerかPrimary Ownerだけでした。
- 請求期間は2026年8月2日23時59分(米太平洋時間)で終了
- 有効期限は2026年9月17日23時59分(米太平洋時間)
- 対象はFable 5の移行のみで、Fable 5.1に同様のクレジットはない
- MaxとEnterprise、無料トライアルは対象外
このクレジットは通常の使用量クレジットなので、Fable以外のモデルにも使えました。ただし請求期間も有効期限も過ぎています。今から新しく受け取る方法は、確認できませんでした。
どの面でも同じ扱いになる
Fableを使える場所は、Web版のClaude、Claudeモバイル、Claude Desktop、Cowork、Claude Code、Claude Design、Claude for Microsoft 365、Claude Tagです。上限の数え方は、Web版・モバイル・Desktop・Cowork・Claude Codeで共通です。チャットで使った分も、Claude Codeで使った分も、同じ50%の天井に積み上がります。
使えるバージョンには条件があります。
- Claude Code: Fable 5はv2.1.170以降、Fable 5.1はv2.1.255以降
- Cowork: 最新のClaude Desktop
モデルが選択肢に出ないときは、有料プランか、Claude Codeのバージョンか、Coworkを使うならDesktopが最新か、組織がFableを有効にしているかの順に確認します。
「クレジットを求められる」のに、Maxのはずだったら
Maxなのに使用量クレジットの同意画面が出るときは、消費ロジックとは別の話かもしれません。claude setup-tokenで発行したトークンを使うと、クライアントがプランの権限を確認できず、Maxのままクレジットの続行を求められる事例があります。原因と回避設定はFable 5がsetup-token利用時に使用量クレジットを要求される原因と対処法に書きました。Agent SDKの側の消費はClaude Agent SDKはプランの利用上限を消費するかで扱っています。
自分の契約でどう動くか、3つの確認順
- 契約が個人のProかMaxか、Teamか座席制Enterpriseかを確認する
- Teamと座席制Enterpriseは、自分のシートが標準かプレミアムかを確認する
- 標準・Proなら、Fableを選ぶ前に使用量クレジットの有効化と支出上限を確認する
プレミアムシートとMaxの場合、Fableだけを多用する運用は50%で頭打ちになります。上限を超えたあとの続け方を、事前に決めておくと作業が止まりません。
まとめ
Fable 5とFable 5.1の消費は、Maxとプレミアムシートなら週次上限の最大50%まで枠内、Proと標準シートなら最初から使用量クレジットです。50%は上乗せではなく、共通の週次上限から引かれる天井です。7月に終わった無料プロモーションはFable 5だけのもので、Fable 5.1は最初からクレジット扱いでした。プラン全体の比較はClaude料金プラン完全ガイド、モデルそのものの仕様はClaude Fable 5.1とはにあります。Claude Codeの上限メッセージの見分け方はClaude Codeの利用上限で扱っています。