ClaudeとLatticeを連携する方法 — 接続手順と書き込み権限の設定
Lattice ConnectorをClaudeに接続する手順と、書き込み権限をどこまで許可するかの設定方法をまとめます。個人アカウントとTeam・Enterpriseの手順の違いも扱います。
Lattice ConnectorはClaudeの公式Connectorsディレクトリに掲載されている連携で、接続の操作自体はディレクトリの他のConnectors共通の手順で数分で終わります。ディレクトリ上の分類は「Read & write」で、閲覧だけでなく書き込み操作も含みます。人事評価という機微なデータを扱う連携だけに、この書き込み権限をどこまで許可するかは接続直後の検討ポイントになります。
Lattice Connectorとは — 対応する製品面とできること
Lattice Connectorは、人事評価プラットフォームのLatticeが開発しClaudeの公式Connectorsディレクトリで公開している連携です。ディレクトリ上のカテゴリは「Productivity」に分類されます。Lattice MCPが、目標・日々のアップデート・フィードバック・1on1の記録といったLattice内の人事データをClaudeへ橋渡しします。
対応する製品面は5つです。ディレクトリの掲載情報によると、Claude(claude.ai)・Claudeデスクトップアプリ・Claudeモバイルアプリ・Claude Code・Claude APIが対象で、Coworkはこの一覧に含まれていません。
公式の紹介では、パフォーマンス管理は評価ツールの中だけで完結せず、会議やフィードバック、目標設定、日々のアップデートの中で日常的に進むものだと位置づけています。Lattice Connectorはその文脈をClaudeの会話へ持ち込み、従業員が更新を提出したり、マネージャーがレビューの下書きを作ったり、1on1に向けた準備を会話を離れずに進められるようにする連携です。
ディレクトリが例示する具体的な使い方は4つあります。①レビューの下書き作成 ②1on1の事前準備 ③チームの傾向把握 ④コーチングノートの作成、です。それぞれの具体的なプロンプトの型はLattice ConnectorでClaudeに人事評価と1on1準備を任せる方法にまとめています。本記事は接続そのものの手順と権限設定に絞ります。
接続前に確認しておくこと
Claudeの公式Connectorsディレクトリ側に、Lattice接続の前提となるプラン要件についての記載はありません。必要なのは自分のLatticeアカウントとClaudeアカウントの2つです。
ただしConnectors共通の原則として、Claudeは接続元のサービスにおける各利用者本人の権限をそのまま引き継ぎます。自分がLattice上でアクセスできないメンバーのレビューやフィードバックは、Claude経由でも見えません。マネージャー権限を持たない一般社員がLatticeを接続しても、部下の評価データまでは取得できないということです。
Claudeの設定からLatticeを接続する手順
有効化する主体は、個人アカウントかTeam・Enterpriseプランかで手順が変わります。
個人アカウント(Free/Pro/Max)での接続手順
- チャット下部の「+」ボタン(または「/」)から「Connectors」→「Manage connectors」を開くか、「Customize」→「Connectors」の設定画面を開く
- 「+」ボタンをクリックしてConnectorsの一覧モーダルを開く
- カテゴリ「Productivity」から探すか、検索でLatticeを見つけてクリックする
- 説明と対応する権限(Read & write)を確認し、「Connect」をクリックする
- Latticeのログイン画面でサインインし、要求される権限を確認して許可する
Team/Enterpriseプランでの接続手順
- OwnerまたはPrimary Ownerが「Organization settings」→「Connectors」を開く
- ページ下部の「Browse connectors」をクリックし、一覧からLatticeを選ぶ
- 「Add to your team」をクリックして組織に追加する
- 各メンバーは、個人アカウントと同じ手順で自分のLatticeアカウントにサインインする
組織側の有効化は「使える状態にする」ところまでです。各メンバーの認証までは自動で済みません。全員が個別に自分のLatticeアカウントでサインインする必要があります。
会話でLatticeを使う
接続が終わったら、チャット下部の「+」から「Connectors」を開き、Latticeのトグルをオンにするとその会話でClaudeが使えるようになります。接続済みのConnectorsが増えてくると、毎回すべてを読み込む「Auto」モードは応答のオーバーヘッドが増えます。10個を超えたあたりから「On demand」への切り替えを検討する価値があり、切り替え方法はClaudeのツールアクセス設定 — Connectorsの読み込みを3モードで管理するにまとめています。
接続確認は、実際に自分自身のLattice上の記録についてClaudeへ質問するのが一番確実です。「自分の直近のLatticeアップデートを教えて」のような自然文で聞き、期待した内容が返ってくればOAuthからデータ取得までが正しくつながっています。何も返らない、あるいはエラーになる場合は、認証そのものが失敗しているのか、対象のデータへのアクセス権限がそもそも無いのかを切り分けます。
書き込み権限をどこまで許可するか
ディレクトリ上でLatticeは「Read & write」に分類されています。読み取りだけでなく、Claude経由でLattice側にデータを書き込む操作も技術的には可能な連携だということです。
人事評価という性質上、書き込み系の操作は既定で「Needs approval」に寄せ、レビューの下書きをLattice本体へ提出する前に人の目を通す運用にしておくと安全です。この制限はあくまでClaude側の設定であり、Lattice本体の権限を上書きして何かができるようになるわけではありません。自分がLattice上でそもそも書き込み権限を持たない項目は、Claude経由でも操作できません。
Claude CodeとClaude APIでの扱い
ディレクトリの掲載情報では、Claude CodeとClaude APIもLatticeの対応面に含まれています。claude.aiアカウントでログインしているClaude Codeのセッションでは、claude.ai側で接続済みのLatticeが自動的に読み込まれ、/mcpで確認できます。
/mcpただしLatticeが扱うのは目標・フィードバック・レビューといった人事データで、実務でこの連携を使う主戦場はチャットとデスクトップアプリです。ANTHROPIC_API_KEYなどのAPIキー認証やクラウドプロバイダー経由の認証でログインしている場合、claude.ai側のConnectorsは読み込まれません。現在の認証方式は/statusで確認できます。
よくあるつまずき
Connectorsの一覧にLatticeが出てこない
Team・Enterpriseプランでは、Owner側の組織追加が済んでいないと個人の一覧に選択肢自体が出ません。管理者への確認が先です。
接続はできたのに情報が見当たらない
Claudeが参照できるのは、自分がLattice上で本来アクセスできる範囲だけです。特定のメンバーのレビューやフィードバックが見えない場合、まずLattice側での閲覧権限を確認します。接続そのものは正常でも、権限が無ければ空振りします。
書き込み操作が反映されない
組織のTool permissionsで書き込み系操作が「Blocked」または「Needs approval」に設定されている可能性があります。「Needs approval」の場合は操作ごとに承認プロンプトが出ているはずなので、見落としていないか確認します。
まとめ
Lattice Connectorの接続自体は、Claudeの設定画面から数クリックで終わります。個人アカウントは自分でLatticeにサインインするだけで使い始められますが、Team・EnterpriseはOwnerによる組織側の追加が前提です。人事評価という機微なデータを扱う連携なので、書き込み系の操作をどこまで許可するかは、接続直後にTool permissionsで確認しておく価値があります。
Connectors全体の仕組みをもう少し広く知りたい場合はClaude Connectorsとは — 種類・一覧と追加方法を、権限設定でよくある失敗はClaude Connectorsの権限設定でよくある失敗と対策を参照してください。