ClaudeとUbersuggestを連携する方法 — SEO調査を会話で引く
UbersuggestコネクタでClaudeにキーワード調査・競合分析・被リンク・サイト監査を引かせる手順です。接続前の条件、Claude Codeでの登録、依頼文の型、つまずきやすい点を扱います。
UbersuggestのコネクタをClaudeに追加すると、キーワード調査・競合分析・被リンク・サイト監査のデータを、Ubersuggestの管理画面を開かずに会話で引けます。接続にはUbersuggestのアカウントが必要で、取得できる範囲はそのアカウントのプランの上限に従います。
この記事では、接続前に押さえる条件、Claude・Claude Codeそれぞれの接続手順、コネクタでできる8つの領域、調査の依頼文の型、つまずきやすい点を順に扱います。
Ubersuggestコネクタでできること
UbersuggestコネクタはUbersuggestが提供する「Anthropic verified」のコネクタです。カテゴリはData & analytics、Productivity、Sales & marketingで、2026年7月に追加されました。サインインが必要です。
データの出どころは、ubersuggest.comを動かしているのと同じデータセットです。コネクタページには「ダッシュボードもエクスポートも要らない」と書かれています。できることは次の8領域です。
コネクタが扱う8つの領域
キーワード調査
検索ボリューム、CPC、SEO難易度と広告難易度、関連キーワード、Googleオートコンプリート、検索意図、コンテンツアイデアです。
ドメイン分析
推定トラフィック、ドメインオーソリティ、オーガニックと有料の獲得キーワード、上位ページ、上位の国、推定トラフィック価値です。
競合調査
オーガニックでの競合の発見、キーワードの重なりの比較、競合のトラフィックを支えるページの洗い出しです。
被リンク
被リンクと参照ドメインのデータ、アンカーテキスト、概要指標、競合からの被リンク獲得候補です。
SERP分析
キーワードごとの上位サイトを、ページ単位の指標と推定クリック分布つきで見られます。
サイト監査
サイトのクロールを実行し、進捗を追い、技術的な問題と影響URLの一覧を取得します。PageSpeedの監査も含みます。
プロジェクトと順位追跡
プロジェクトの作成、追跡キーワードと競合の追加、順位の推移、SEO施策の提案を扱います。
AI検索での可視性
自社ブランドがAIアシスタントの回答にどう登場するかを、プロンプト単位のレポートで確認します。
順位だけでなく、AIアシスタントの回答に自社名が出るかも、会話で確かめられる設計です。
操作の範囲にも明記があります。コネクタはプロジェクトを削除せず、利用者に代わって何かを公開することもありません。一覧にはプロジェクトの作成やキーワードの追加といったツールも載っています。
接続前に確認すること
Claude側の準備より先に、Ubersuggest側を確認します。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| Ubersuggestのアカウント | 内容サインインが必須。接続時にアカウントでログインする |
| プランの上限 | 内容データへのアクセスはUbersuggestのプラン上限に従う |
| 追加料金 | 内容コネクタページには、コネクタ自体の料金は載っていない |
ページが示している条件は「プランの上限に従う」という1点です。どのプランでどの領域が使えるかの対応表は、コネクタページにありません。具体的な上限はUbersuggest側のプラン案内で確かめてください。
Claude側の条件は、一般のコネクタと同じです。サポート記事によると、コネクタはClaude、Claude Desktop、iOS・Androidで追加できます。モバイルでの追加はベータで、WebとClaude Desktopが主な経路です。
TeamとEnterpriseでは順序が変わります。OwnerまたはPrimary Ownerが先にOrganization settings → Connectorsで組織向けに有効にします。ただし有効にしただけでは誰にもアクセス権は付きません。メンバーはそれぞれUbersuggestで認証します。
Claudeに接続する手順
ディレクトリから追加する手順は次のとおりです。
Claudeでの接続手順
- 1
コネクタを選ぶ
ClaudeでCustomizeを開き、ConnectorsからUbersuggestを探してConnectまたはInstallを押します。
- 2
Ubersuggestにサインインする
認証画面でUbersuggestのアカウントにログインし、Claudeへのアクセスを許可します。
- 3
会話で有効にする
チャット左下の「+」、または「/」からConnectorsを開き、Ubersuggestをオンにします。
接続済みのコネクタは、次にiOS・Androidへログインしたときにも使えるようになります。
コネクタを10個以上有効にしている場合は、Tool accessの設定をOn demandにすると会話に余裕ができます。既定はAutoです。
Claude Codeに追加する
ターミナルのClaude Codeでは、リモートHTTPサーバーとして登録します。接続先のURLはコネクタページに載っているものです。
claude mcp add --transport http ubersuggest \
https://ubersuggest-mcp.neilpatelapi.com/mcp登録後はClaude Codeのセッション内で /mcp を実行し、Ubersuggestの認証を完了させます。認証が済むまでツールは使えません。
ディレクトリ外から登録する場合
ディレクトリを使わず、同じURLをカスタムコネクタとして登録する方法もあります。カスタムコネクタはAnthropicのクラウドから接続されるため、サーバーが公開インターネットから届く必要があります。Ubersuggestの公開エンドポイントなら、この条件は問題になりません。無料プランでは、カスタムコネクタは1つまでです。
ツール名から見る使い分け
コネクタページにはツールの一覧が載っています。「Show all 42 tools」とあり、ページ上で見えるのは先頭の24個だけです。そのうち、先に挙げた8領域に対応しそうな名前を並べます。対応づけは名前からの整理で、公式が対応表を出しているわけではありません。
| 領域 | 一覧に見えるツール名 |
|---|---|
| キーワード | 一覧に見えるツール名keyword_metrics / keyword_overview / keyword_suggestions / google_suggestions / content_ideas |
| ドメイン・競合 | 一覧に見えるツール名domain_overview / domain_keywords / domain_top_pages / domain_top_countries / competitors |
| 被リンク | 一覧に見えるツール名backlinks / backlinks_overview / backlink_opportunity / anchor_texts / linking_domains |
| SERP | 一覧に見えるツール名estimate_serp_clicks |
| プロジェクト | 一覧に見えるツール名create_project / get_project / add_project_keywords / add_project_competitors |
| AI検索 | 一覧に見えるツール名brand_config / brand_prompts / brand_visibility_overview |
| 認証 | 一覧に見えるツール名auth_status |
残りの18個の名前は、ページの折りたたみの中にあります。サイト監査や順位の確認に当たるツール名は、この24個には見えません。
ツール名を覚える必要はありません。依頼の言葉に応じてClaudeが選びます。ただし、create_project や add_project_keywords のように何かを登録する系のツールが存在する点は意識しておく価値があります。「調べて」と頼む場面と「登録して」と頼む場面は、言葉を分けておくと意図しない登録を避けられます。
調査の依頼文の型
以下は、コネクタページが挙げる用途に沿った依頼の例です。出力の形や項目は、Ubersuggestのプランとデータによって変わります。
キーワードの当たりを付ける
新しい記事の企画で、候補キーワードの需要と競争を一度に見たい場面です。
@Ubersuggest 「社労士 クラウド」に近いキーワードを日本向けに挙げて。
検索ボリューム、SEO難易度、CPCを表にして、ボリュームの大きい順に10件まで。
取得したあと、検索意図が情報収集か比較検討かも一言で添えて。件数を指定しておくと、表が長くなりすぎず、後続の指示に使いやすくなります。
競合の差を見る
自社ドメインと競合のドメインを並べて、勝てる領域を探す場面です。
@Ubersuggest example.com のオーガニック競合を5社見つけて。
そのうち上位2社について、example.com が獲得していない
キーワードを上位ページ単位でまとめて。競合調査の機能として、キーワードの重なりの比較と、競合のトラフィックを支えるページの洗い出しがあります。依頼文は「重なり」と「自社に無いもの」を分けて頼むと、結果が読み取りやすくなります。
被リンクの獲得先を探す
@Ubersuggest 競合 competitor.example の被リンクのうち、
example.com にまだ無い参照ドメインを候補にして。
アンカーテキストの傾向も添えて。競合からの被リンク獲得候補を返す機能がコネクタにあります。候補の相手先に実際に連絡するかどうかは、人が判断する範囲です。
技術的な問題を洗い出す
@Ubersuggest example.com のサイト監査を実行して、完了したら
問題の種類ごとに件数と影響URLを一覧にして。サイト監査はクロールの実行、進捗の確認、問題一覧の取得という段階を踏みます。クロールは完了まで時間がかかるため、結果を待つ指示を添えておくと、途中の状態を結果として読んでしまう事態を避けられます。
AI検索での見え方を確かめる
@Ubersuggest 自社ブランドのAI検索での可視性を概要で見せて。
プロンプトごとに、ブランドが言及されたかどうかも並べて。Claude Codeで調査を作業に落とす
ターミナルで使う利点は、取得した結果をそのままファイルや作業に流せることです。たとえばキーワード一覧を取得し、既存記事のタイトルと突き合わせて、重複しそうな候補に印を付けさせる使い方があります。
Ubersuggestで「社労士 クラウド」の関連キーワードを20件取得して、
content/ にある記事のタイトルと照らし合わせ、
すでに書いたテーマと重なる候補に印を付けた表を keywords.md に保存して。数字の出どころを残したい場合は、取得時のキーワードと日付もファイルに書かせます。同じ質問を後日もう一度投げたとき、差分を比べられます。
ほかのSEOコネクタとの使い分け
Ubersuggestと同じ領域には、すでに紹介したコネクタがあります。SemrushはAPIプランとAPIユニットが前提で、ClaudeとSemrushを連携する方法にまとめています。Ahrefsを使って差分を月次で追う運用はClaudeとAhrefsを連携してSEO監査を月次で回す方法で扱っています。サイトの訪問数や流入元に寄せるならClaudeとSimilarwebを連携する方法です。
Ubersuggestは、キーワード・競合・被リンク・監査に加えて、プロジェクトと順位追跡、AI検索での可視性までを1つのコネクタに含んでいます。アカウントを持っている人は、その範囲から試せます。複数媒体の広告データを1つの会話にまとめる話はSupermetricsの記事にあります。
マーケティング業務全体の任せ方はCoworkマーケティング活用でも扱っています。
つまずきやすい点
接続まわりで起きがちな症状と、確認する先をまとめます。
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| 認証に失敗する | 確認することCustomizeのConnectorsで切断し、接続し直す |
| ツールが呼ばれない | 確認すること会話でUbersuggestがオンか確認する。10個以上のコネクタがあるならTool accessも見る |
| Claude Codeでツールが出ない | 確認すること/mcp でUbersuggestの認証が完了しているか確認する |
| 数字が空、または少ない | 確認することUbersuggestのプラン上限の範囲か確認する |
| 企業ドメインのメールで接続できない | 確認することEnterpriseがドメインを制限している可能性がある。組織のClaudeアカウントから接続する |
| 提供元の問い合わせ | 確認することコネクタページのSupportとDocumentationを使う |
もう1つ、数字の扱いに注意が要ります。検索ボリュームやトラフィックは推定値です。コネクタページも「推定トラフィック」「推定クリック分布」と表現しています。報告書や提案に載せる前に、Ubersuggestの画面で同じレポートを開いて突き合わせる手順を挟むと、数字の出どころを説明できます。
また、コネクタは信頼できる提供元のものだけを使うよう、Claudeの案内にあります。Anthropicは各開発者が公開するツールを管理しておらず、意図どおりに動く保証もしていません。
まとめ
UbersuggestコネクタはCustomizeから追加でき、Claude Codeなら claude mcp add で登録できます。入口で確かめるのは、Ubersuggestのアカウントとプランの上限です。依頼では件数と範囲を絞り、調べる依頼と登録する依頼を分けてください。数字は推定値なので、公開前に画面で確認するのが確実です。