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Cowork Clay連携で営業リストを充実させる

Cowork Clay連携で営業リストを充実させる

Cowork Interactive ConnectorのClayで、企業・人物リサーチとアウトリーチ下書きを会話内から行う接続手順と、営業リスト作成での使い方をまとめます。

CoworkにClayを接続すると、会話を離れずに企業・人物のリサーチと営業リストの拡充ができます。Clayは連絡先データベースとデータエンリッチメントプロバイダー、AIエージェントを組み合わせたConnectorです。ターゲット企業の調査から連絡先の取得、アウトリーチ文面の下書きまでを1つの会話に載せます。接続の手順と、営業リストを埋める依頼の組み立て方を順に説明します。

Clay Connectorの仕様とInteractive対応

Clayのコネクタページは、この製品を「Find prospects. Research accounts. Personalize outreach」と要約しています。提供元はClay社で、カテゴリはData & analyticsとSales & marketingの2つです。サインインは必須で、ディレクトリへの追加は2026年1月です。接続先のURLは https://api.clay.com/v3/mcp と公開されています。

ページの説明文には、依頼の例として「Find VP-level finance leaders at Okta who joined in the last 6 months」が載っています。結果は会話の中にそのまま返ります。

Interactive Connectorの一覧では、Clayに「Manage contacts and outreach」という説明が付いています。同じ一覧にはAmplitude・Asana・Box・Canva・Figma・Hex・Slackが並びます。Interactiveの記事は、利用先をClaude・Cowork・Claude Desktop・Claude for iOS/Androidの全ユーザーと書いています。Coworkも含まれます。

コネクタページに載っているのは、7つのツール名です。動作の説明はないため、名前から用途を分けると次の3つです。依頼文を書くときは、どの単位の仕事を任せたいかを先に決めると組み立てやすくなります。

ツール

Clayの7つのツール

  • 企業を調べる

    find-and-enrich-company(企業情報の取得)と add-company-data-points(企業リストへの調査項目の追加)です。

  • 人物を探す・足す

    find-and-enrich-contacts-at-company、find-and-enrich-list-of-contacts、add-contact-data-points です。順に、1社の中の該当者の取得、人物リストの取得、連絡先への項目追加です。

  • 残高と過去の検索

    get-credits-available(クレジット残高)と get-existing-search(保存済みの検索)です。

ClayをCoworkのタスクで使えるようにする手順

Connectorsディレクトリの閲覧と新規接続は、サポート記事ではClaude・Claude Desktop・Claude for iOS/Androidの操作として書かれています。WebコネクタはCoworkでも使えます。Scheduled tasksも、Coworkで設定済みのコネクタをそのまま使います。サポート記事によれば、デスクトップで接続したサービスは、次にiOSやAndroidでログインしたときから使えます。

PlanがProまたはMaxで、メッセージ欄に「Chat」「Cowork」の選択肢が出ない場合は、Coworkが通常のClaudeに統合された新しい画面です。Coworkのサポート記事は、この画面では手順の見え方が変わることがあると注記しています。

手順

Clayを接続してタスクで使う

  1. 1

    Connectorsのメニューを開く

    チャット欄左下の「+」を押すか、入力欄で「/」を押します。「Connectors」にカーソルを合わせ、「Manage connectors」を選びます。設定から入る場合は「Customize > Connectors」です。

  2. 2

    Clayを探す

    Connectorsのモーダルで、Connectors横の「+」から一覧を開きます。カテゴリ別に見るか、全体をスクロールして「Clay」を探します。

  3. 3

    Clayアカウントで認証する

    説明と機能を確認し、「Connect」(または「Install」)を押します。認証画面の指示に従ってClayアカウントへのアクセスを許可します。

  4. 4

    タスクでClayをオンにする

    会話の「+」から「Connectors」を開き、Clayを切り替えてオンにします。会話ごとに必要なサービスだけをオンにする作りです。Webコネクタは、ClaudeやCoworkなどの全ユーザーが使えます。

Interactive表示のために追加の設定は要りません。Interactive Connectorは接続時に許可した権限の範囲で動き、追加のアクセスを求めません。購入や金銭取引は、サードパーティのInteractive Connector経由ではサポートされていません。

Team・Enterpriseで組織に導入するとき

TeamとEnterpriseでは、メンバーが個別に接続する前に、OwnerまたはPrimary Ownerが組織側でConnectorを有効にします。手順は「Organization settings > Connectors」を開くところから始まります。下部の「Browse connectors」でClayを選び、「Add to your team」を押します。有効化はClayを使える状態にするだけで、誰にもアクセスを自動では付与しません。

ここでEnterprise-managed authとの関係が問題になります。組織で1度認可すれば、メンバーが初回ログイン時にアクセスを引き継げる仕組みです。ただし現在の対象コネクタは次の10サービスで、一覧にClayは入っていません。

くらべる

Clayに必要な認証の手順

一括認可

Enterprise-managed authの対象

Asana・Atlassian・Canva・Datadog・Figma・Granola・Linear・Notion・Slack・Supabaseです。管理者が1度認可すれば、メンバーはIdPのグループやロールに応じて初回ログイン時から使えます。

個別サインイン

Clay

組織で有効化したあと、使うメンバーがそれぞれClayアカウントで認証します。メンバーが増えるたびに、サインインの案内が必要になります。

Enterprise-managed authの提供状況は、サポート記事の間で表記が分かれています。IdP連携を説明する記事は、Team・Enterprise向けにgenerally availableと書いています。コネクタ全般の記事は、同じ機能をbetaと書いています。ローンチ時に対応するIdPはOktaで、追加が予告されています。この表記の違いは、Clayの導入手順には影響しません。

アクションの制限は、Clayでも使えます。Ownerは「Customize > Connectors」でコネクタを選びます。Tool permissionsの各カテゴリは「Always allow」「Needs approval」「Blocked」から選べます。設定は組織全体に効き、個人は上書きできません。

個人の利用者は、会話の「Search and tools」メニューから特定のコネクタツールを無効にできます。

営業リストを埋める依頼の組み立て方

7つのツールの役割を軸にすると、依頼は3つの型に分かれます。1回の依頼に1つの目的を入れると、結果が返る範囲を判断しやすくなります。

型向く場面依頼文の例
ターゲット発掘向く場面条件に合う人物を新規に洗い出す依頼文の例「Oktaで過去6か月以内に入社した財務部門のVPを探し、連絡先情報を返して」
アカウントリサーチ向く場面商談前に企業の背景を把握する依頼文の例「A社の事業内容や最近の動きを要約して」
アウトリーチ下書き向く場面調べた内容から文面を作る依頼文の例「A社のCMO宛に、直近の動向に触れた会話調のメール文面を作って」

表の文は依頼の例で、返る項目はClayが提供する範囲で決まります。アウトリーチの文面は、Clayが返した情報をもとにClaudeが書きます。ターゲット発掘とアカウントリサーチを同じ会話で続けると、「誰に送るか」と「何を伝えるか」を1つのリストに揃えられます。

定期的に追いたいときはScheduled tasks

一度作ったリストの動向を追い続けたい場合は、CoworkのScheduled tasksに回せます。Scheduled tasksは、Coworkで設定済みのコネクタとプラグインをそのまま使えます。サポート記事の例には「Recurring research」があり、競合や業界ニュースを決まった間隔で追う使い方が載っています。

Scheduled tasksはリモートで動くため、PCがスリープ中でも、デスクトップアプリを閉じていても実行されます。ローカルのファイルやアプリが要るタスクだけは、ローカルでの実行に限られます。Clayの検索だけで完結する調査は、ローカルのファイルを必要としません。

2026年10月6日から、ProとMaxでは新しいCoworkタスクがクラウドで動きます。「Settings > General」の「Only on your computer」は廃止されます。すでにPC上で始めたタスクは、そのままPCに残ります。

Scheduled tasksの作り方は2通りです。「Scheduled」から「New task」を開き、「Create with Claude」か「Set up manually」を選びます。手動の場合は、タスク名、依頼文、承認モード、頻度(1時間ごと・毎日・毎週・平日・手動)を入力します。承認モードの基本はCowork自動承認モードとはにまとめています。

データの扱いで知っておくこと

接続したサービスは、自社のインフラ上で自社の規約に従ってデータを処理します。その場所は米国外になることもあります。Enterpriseの米国内推論限定のように、Claudeの推論の場所を決める設定は、Clay側の処理場所を変えません。営業リストに個人の連絡先を含める場合は、社内の規程とClayのプライバシーポリシーを突き合わせる場面が出てきます。

TeamとEnterpriseのConnectorは、非公開のプロジェクトでだけ使えます。同期済みの内容を含むチャットは共有できません。営業リストを作った会話をチームに見せたいときは、会話の共有ではなく、結果を別の形で書き出す経路になります。

営業チームでの活用例はCowork営業で提案書と見積もりの下書きをどこまで任せるかにあります。Connector全体の権限設計はClaude CoworkのConnectors一覧が扱っています。

よくあるつまずき

Interactiveの表示が出てこない

サポート記事の対処は2つです。ClayがConnectorとして接続され、その会話で有効になっているかを確認します。次に、新しい会話を始め、Clayが扱う種類の質問をもう一度出します。

Clayが反応しなくなった

ネットワーク接続を確かめ、ページの再読み込みかClaude Desktopの再起動を試します。直らない場合は「Settings > Connectors」でClayをいったん切断し、接続し直します。

Team・Enterpriseで一部のメンバーだけClayが使えない

組織で有効化されていても、各メンバーが個別に認証するまでは使えません。各メンバーの認証漏れが最初の確認先です。

接続したConnectorが増えて会話が重い

Connectorを10個以上有効にしている場合、「Tool access」をAuto(既定)からOn demandに切り替えると、会話に余裕が出ます。設定は「+」から「Connectors」、続けて「Tool access」の順に開きます。

まとめ

導入の手順書には、メンバーごとの個別サインインの案内と、依頼の前に get-credits-available でクレジット残高を見る手順を一緒に載せておくと、導入時の確認が1か所で済みます。

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