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ClaudeとActiveCampaignを連携してメール自動化を設計する手順

ClaudeとActiveCampaignを連携してメール自動化を設計する手順

Claude ActiveCampaign連携で任せられるのは、オートメーションの稼働状況の点検、連絡先の投入、配信前の件名や送信元の確認です。シナリオそのものを作るツールは表にありません。

Claude ActiveCampaign連携とは

Claude ActiveCampaign連携は、メールマーケティングのActiveCampaignが提供するConnectorです。ActiveCampaignのリモートMCPサーバーを通じて、連絡先・タグ・リスト・キャンペーン・オートメーション・商談をClaudeの会話から扱えます。Connectorsディレクトリの掲載ページには「Anthropic verified」のバッジが付き、カテゴリは「Communication」と「Sales & marketing」、サインインが必須で、追加は2025年11月です。

掲載ページの説明は「自律型のマーケティングを手元に」という趣旨です。昨日のメール成果を引く、連絡先の電話番号を調べる、タグを作る、オートメーションを開始する、といった依頼が例に挙がっています。

押さえておきたいのは、Claudeでどこまでシナリオを組めるかです。ActiveCampaignの開発者向けページにあるツール表を見ると、オートメーションの扱いは次の5つです。

ツールできること
list_automationsできることオートメーションと稼働状況の一覧
list_contact_automationsできること連絡先がどのオートメーションに入っているか
get_contact_automationできること連絡先ひとりぶんの、オートメーション内での経過
add_contact_to_automationできること連絡先を手動でオートメーションに入れる
remove_contact_from_automationできること稼働中のオートメーションから連絡先を外す

オートメーションを新規に作る、トリガーやステップを編集する、といったツールは表にありません。分岐やウェイトを含むシナリオの組み立ては、ActiveCampaignの編集画面で行う作業です。Claudeに向くのは、その前後です。

くらべる

シナリオ作りでの役割分担

設計と点検

Claudeの会話で進める部分

シナリオの設計案づくり、既存のタグ・リスト・カスタムフィールドの棚卸し、稼働中オートメーションの確認、連絡先の投入と除外、配信前の件名や送信元の見直し。

構築

ActiveCampaignの画面で行う部分

トリガー・条件分岐・待機・送信ステップの組み立てと有効化。ツール表にオートメーションを作成・編集するものはありません。

接続の手順

開発者向けページの手順は3ステップです。会社のClaudeアカウントを使う場合は、先にClaudeの管理者が組織でこの接続を承認しておく必要があります。

手順

ActiveCampaignを接続する流れ

  1. 1

    Remote MCP URLを控える

    ActiveCampaignの設定から「Developer」を開き、自分のアカウント固有のRemote MCP URLをコピーします。

  2. 2

    Claudeでコネクターを選ぶ

    Claude Desktopの「Settings」から「Connectors」、「Browse Connectors」と進み、ActiveCampaignを選んで「Connect」を押します。

  3. 3

    URLを貼ってサインインする

    控えたURLを貼って「continue」を押すと、ActiveCampaignのログインと接続の承認に進みます。完了したら新しいチャットで使い始められます。

Remote MCP URLはアカウントごとに発行されます。複数のActiveCampaignアカウントを持つ場合は、接続したいアカウントで取ったURLを貼ります。

TeamプランとEnterpriseプランでは、組織のOwnerまたはPrimary Ownerがコネクターを有効にしてから、メンバーが各自で認証する流れです。有効にしただけでは誰にもアクセスは付きません。Claudeは接続先サービスでの本人の権限を引き継ぐので、ActiveCampaign側で見られない連絡先や商談は、Claudeからも見えません。

稼働中のオートメーションを点検する

シナリオを組んだあとの運用で、まず頼みたいのは状況確認です。ActiveCampaignの例示プロンプトには、次のものがあります。

Show me all active automations and who is currently enrolled in them.

日本語で頼んでも、ツールは同じものが呼ばれます。たとえば次のように分けて頼むと、結果が読みやすくなります。

稼働中のオートメーションを一覧にして。名前とステータスだけでいいです。
そのうち「資料請求後フォロー」について、連絡先ID 64がどこまで進んでいるか見て。

1つ目は list_automations、2つ目は list_contact_automations と get_contact_automation に当たります。個別の連絡先が「なぜメールを受け取っていないか」を調べるときに、画面を行き来せず済みます。

連絡先の投入と除外もできます。例示プロンプトは「連絡先64をオートメーション2に入れて」の形です。

Add contact with ID 64 to automation with ID 2.

この操作は、トリガー条件を無視して手動で入れるものです。ツール表の説明も「Manually trigger an automation for a contact」とあります。本番のリストに対して使う前に、自分や社内の確認用アドレスで1件試すのが無難です。

設計の下ごしらえを会話で進める

オートメーションの画面を開く前に、Claudeで材料をそろえておくと構築が速くなります。ActiveCampaignのツールは、そのための読み取りが揃っています。

棚卸し

設計前に引ける材料

  • タグとリスト

    list_tags と list_lists で既存の名前を一覧にできます。似た名前のタグを増やさず、既存のものを再利用する判断に使えます。

  • カスタムフィールド

    list_contact_custom_fields で定義を引けます。差し込みや条件分岐に使える項目が、すでにあるかを確かめられます。

  • 過去の反応

    list_email_activities で開封やクリックなどの反応を、list_campaigns と get_campaign で過去の配信を引けます。

たとえば、資料請求者向けの3通ステップメールを設計するときは、次のように頼みます。

資料請求後に3通送るフォローのシナリオを設計したい。
まず既存のタグ、リスト、カスタムフィールドを一覧にして、流用できるものを挙げて。
そのうえで、トリガー、待機日数、各メールの目的、分岐条件を表にして。
ActiveCampaign側の画面で組むので、足りないタグやフィールドだけ別に書いて。

Claudeが返すのは設計案です。オートメーションは作られません。足りないタグを作る場合は create_contact_tag、リストなら create_list が使えますが、これらは書き込みなので、頼む前に名前を決めておくと二重作成を避けられます。

配信前の確認を任せる

例示プロンプトには、配信前の見直しに使えるものが2つあります。

  • 直近10件のキャンペーンの件名とプリヘッダーを引き、一貫性を確認する
  • 予約済みキャンペーンの送信元の名前とアドレスを見直し、配信前に件名を磨く

キャンペーンの本文まわりには、get_campaign_messages(HTML本文・件名・プリヘッダーの取得)と、update_campaign_message(HTML・件名・プリヘッダー・送信者情報の更新)があります。さらに get_campaign_links で、キャンペーンに含まれる追跡リンクを一覧にできます。

配信前の確認依頼は、次のように観点を決めると抜けが減ります。

キャンペーンID 123の件名、プリヘッダー、送信元、追跡リンクを取得して。
次の観点で問題があれば指摘して。修正はまだしないで。
- 件名とプリヘッダーが同じ内容の繰り返しになっていないか
- 送信元の名前とアドレスが、直近の他キャンペーンと食い違っていないか
- 追跡リンクにテスト用URLや空のリンクが混ざっていないか

「修正はまだしないで」の一文が肝です。update_campaign_message は書き込みなので、指摘を人が読んでから、直す箇所を指定して更新を頼む二段にします。

書き込みを伴うツールと承認の設定

ツール表のうち、データを変えるものは多くあります。オートメーションまわりと、メール内容まわりを先に押さえておくと、事故の起きどころが見えます。

区分変更を伴うツール
オートメーション変更を伴うツールadd_contact_to_automation、remove_contact_from_automation
キャンペーン変更を伴うツールupdate_campaign_message
連絡先・リスト変更を伴うツールcreate_or_update_contact、add_contact_to_list(購読状態の管理を含む)、update_list
タグ・フィールド変更を伴うツールcreate_contact_tag、add_tag_to_contact、create_contact_custom_field、update_contact_field_value
商談変更を伴うツールcreate_deal、update_deal、deal_owner_bulk_update

add_contact_to_list の説明には、購読状態(Active、Unsubscribed、Unconfirmed)の管理が含まれると書かれています。配信停止にした連絡先を意図せず戻さないよう、頼むときは状態を明示します。

Claude側では、Team・EnterpriseプランのOwnerが、コネクターごとに操作の種類を絞れます。読み取りは許して書き込みは止める、といった設定が組織全体にかかります。Tool permissionsで、権限の種類ごとにAlways allow・Needs approval・Blockedから選ぶ仕組みです。書き込みの許可は、ActiveCampaign側の権限も満たしていて初めて通ります。

個人のアカウントで使う場合も、設計と点検の依頼では読み取り系だけを使うと決めておくと安全です。投入・除外・更新は、対象のIDと件数を会話に書いてから頼みます。

一斉配信系のコネクターとの使い分け

同じメール配信でも、守備範囲は製品ごとに違います。MailchimpのConnectorは計画とレイアウトの生成から下書き保存までが中心です。手順はClaudeとMailchimpの連携でメールキャンペーンを作る手順にあります。BrevoとMailerLiteは、分析やセグメント、購読者の管理に関する記事がBrevoとMailerLiteにそれぞれあります。

ActiveCampaignは、オートメーションの稼働状況と連絡先の動きを追えるツールがあり、商談(CRM)のツールまで同じコネクターに入っています。メールと営業の動きをひとつの会話で見たい場合に向く構成です。CRMだけを軸にするなら、Claude HubSpot連携でCRMデータを会話から参照する方法も比べる材料になります。

ツールの総数について、掲載ページは「Show all 32 tools」と表示し、開発者向けの表はそれより多くの行を並べています。表の更新日は2026年7月13日で、掲載ページとは差があります。使えるツールは、接続後にClaudeの設定のConnectorsで実際の一覧を見るのが確実です。

まとめ

Claude ActiveCampaign連携は、オートメーションを組む道具というより、組んだあとの稼働確認と、組む前の棚卸しに強い連携です。トリガーやステップはActiveCampaignの画面で作り、Claudeには既存のタグ・フィールドの整理、設計案の下書き、稼働状況の点検、配信前の見直しを頼みます。

投入・除外・メール内容の更新は、対象と件数を書いてから頼む書き込みです。最初は読み取りだけの依頼で結果を見て、書き込みは確認用の連絡先1件から試す、という順が安全です。メールの送信そのものまでClaudeに任せたい場合は、承認の置き方を扱ったCoworkメール自動化の記事も参考になります。

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