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ClaudeとBitlyの連携で短縮URLとQRコードの成果を追う

ClaudeとBitlyの連携で短縮URLとQRコードの成果を追う

BitlyのコネクタでClaudeに短縮リンクとQRコードを作らせ、クリックやスキャンの成果まで会話で読み出す手順です。接続方法、使えるツール、結合型と単独型のQRコードの違い、プラン上限を押さえます。

Claude Bitly連携とは — リンクとQRコードの作成から成果の集計まで

Bitlyコネクタは、Bitly自身が提供するClaude向けの連携です。短縮リンクの作成、QRコードの生成、クリックやスキャンの集計を、Claudeとの会話の中で済ませられます。コネクタのディレクトリでは「Anthropic verified」の表示が付き、カテゴリは「Data & analytics」、追加時期は2026年1月です。サインインは必須です。

接続先のURLは https://api-ssl.bitly.com/v4/mcp で、Bitlyがホストするリモートのサーバーに繋ぐ形です。MCPサーバーの初回リリースは2025年8月でした。

ディレクトリの紹介文は、リンクの作成、分析、組織の管理に及ぶ27個のツールを備えると説明しています。キャンペーンの現場で効くのは、次の3つが1本の会話で繋がる点です。

  • 媒体ごとの短縮リンクを、タグを付けてまとめて作る
  • 印刷物向けのQRコードを、同じ会話で作る
  • 数日後に「どの媒体が効いたか」を聞き、国や端末まで掘る

UTMパラメータを付けたURLを短縮して計測する運用は、キャンペーンの効果測定と予算再配分の前段にあたります。この記事は、その前段であるリンクとQRコードの発行と、クリック数の読み出しまでを扱います。

接続手順 — OAuthが標準、APIトークンは代替

Bitlyのドキュメントは認証の方法を2つ挙げています。

方式向く場面備考
OAuth 2.1(推奨)向く場面claude.ai、Claude Desktop、Claude Code備考動的クライアント登録で、クライアントの登録とトークン更新を自動で行う
APIトークン向く場面OAuthに対応しないクライアント備考Bitlyの設定のAPIの画面で「Generate Access Token」から発行

Claudeのウェブ版(claude.ai)は、OAuthで繋ぎます。ディレクトリの「Add to Claude」から追加し、案内されるBitlyのログインと認可の画面を進めれば完了です。TeamとEnterpriseのプランでは、OAuthの利用にワークスペース管理者による有効化が要ります。

Claude Desktopは、設定ファイルにサーバーのURLを書きます。OAuthなら次の形です。

{
  "mcpServers": {
    "Bitly": {
      "url": "https://api-ssl.bitly.com/v4/mcp"
    }
  }
}

APIトークンで使う場合は、mcp-remote を npx 経由で動かし、Authorization ヘッダーにトークンを渡す構成になります。この方式にはNode.js 20 LTS以上が必要です。トークンは設定ファイルに平文で置くことになるため、env に分けて管理し、共有リポジトリには入れない運用が前提です。

Claude Codeには、HTTPトランスポートの設定が案内されています。OAuthなら type に http とURLを書くだけです。

{
  "mcpServers": {
    "Bitly": {
      "type": "http",
      "url": "https://api-ssl.bitly.com/v4/mcp"
    }
  }
}

設定を足したあとはClaude Codeを再起動します。Claude Codeの使い方全般は、Claude Codeの全体像にまとまっています。

最初の確認 — ツール一覧を聞く

接続できたかどうかは、Bitly側が案内している2つの依頼で確かめられます。

What Bitly tools are available?
Please shorten this URL: https://example.com/very-long-url

日本語で頼んでも構いません。1つ目でツールの一覧が返れば接続は成功です。2つ目は実際にリンクを1本作るため、Bitlyのアカウントにリンクが1件増えます。確認用のURLには、あとで消せる捨てリンクを使うのが無難です。

配布物1枚分を通しで頼む — リンク、QR、タグ

依頼は、目的を一文にまとめる形が向いています。「関数を呼んで」ではなく「キャンペーンを立ち上げたい」と伝えれば、Claudeが必要なツールを選んで繋ぎます。

次のような依頼を組み立てられます。出力は環境によって変わります。

春のセールを始めます。https://shop.example.com/spring-sale 向けに、
メール・Instagram・店頭ポスターの3本の短縮リンクを作ってください。
タイトルは「春のセール2027」、タグは媒体名と spring-sale を付けます。
ポスターのリンクにはQRコードも作ってください。

この依頼には、後の集計を楽にする設計が3つ入っています。

  1. 媒体ごとにリンクを分ける。同じ飛び先でも別のリンクにしておけば、クリックの出どころが媒体別に分かれる
  2. 共通のタグを付ける。後から spring-sale のタグで絞って、キャンペーン全体の成績を一括で見られる
  3. QRコードは媒体のリンクに結びつける。紙のスキャン数と、同じリンクのクリック数を別々に追える

UTMパラメータを使う場合は、パラメータ込みのURLを飛び先として渡します。リンク作成ツールの引数に、UTMを自動で付ける項目はありません。パラメータの命名規則は、依頼文の中で決めて渡します。

作成に使われるツール

ツールの引数を人が覚える必要はありません。ただ、何ができるかの輪郭は知っておくと依頼が具体的になります。

目的ツール主な引数
短縮リンクの作成ツールbitly_create_short_link主な引数飛び先、ドメイン、タイトル、タグ、カスタムのバックハーフ、条件分岐の転送
リンクとQRを同時に作成ツールbitly_create_short_link_with_qr主な引数上記に加えてQRのタイトル、見た目の設定。グループの指定が必須
QRコード単体の作成ツールbitly_create_qr_code主な引数グループ、飛び先またはリンク、色・枠・ドットの見た目、有効期限
一括の作成ツールbitly_bulk_upload_validate と bitly_bulk_upload_file主な引数CSVまたはXLSXのファイル。種別はリンク、QR、結合型

リンクとQRの同時作成は、更新履歴では2026年3月に追加されたツールです。承認の確認が1回で済むのが利点で、媒体の数が多いキャンペーンほど手数が減ります。

QRコードは結合型と単独型で消費する枠が違う

QRコードの作り方は2通りあり、どちらを選ぶかで消費する上限が変わります。違いは次のとおりです。

種類飛び先の渡し方消費する枠
単独型飛び先の渡し方long_url(URLそのもの)を渡す消費する枠QRコードの枠だけ
結合型飛び先の渡し方既存の bitlink_id(短縮リンク)を渡す消費する枠QRコードの枠。リンクを新規に作ればリンクの枠も

単独型はBitlyの短縮リンクと結びつかないQRコードです。結合型は短縮リンクを経由するため、リンクのクリック分析とQRのスキャン分析の両方が手に入ります。

飛び先を後から変えたい場合は、ツールの引数に条件分岐の転送(dynamic_routing)があります。国・地域・端末・OSごとに最大10件のルールを置けますが、QRコードに付けられるのは単独型だけです。印刷後に飛び先を差し替えたい配布物は、この点を踏まえて作り方を選びます。

QRコードの見た目は、前景と背景の色、グラデーション、枠、ドットの形で変えられます。ただし色やファイル形式の選択肢はプランによって使える範囲が違うと、チュートリアルにあります。有効期限の設定も、対応するアカウントだけです。

画像そのものの取得にも注意があります。bitly_get_qr_code_image はSVGまたはPNGの画像を、URLではなくbase64のデータURIで返します。多くのエージェント画面は生の画像データを表示できないため、画像の確認やダウンロードにはQRコードの詳細ページを使います。印刷用のデータは、詳細ページから落とす流れが確実です。

成果を読む — 3つの分析ツールと切り口

分析は、かつて個別のツールに分かれていました。2026年8月に3つへ統合されています。

ツール対象主な切り口(dimension)
bitly_get_link_analytics対象単一の短縮リンク主な切り口(dimension)国、都市、端末、参照元、参照元ドメイン、時系列、合計、エンゲージメント
bitly_get_qr_code_analytics対象単一のQRコード主な切り口(dimension)国、都市、OS、ブラウザー、時系列、合計
bitly_get_group_analytics対象グループ(ワークスペース)全体主な切り口(dimension)クリック、エンゲージメント、QRスキャン、AIエージェント経由のクリックの4つのデータセット

グループ単位の分析には top という切り口があり、成績上位のリンクを並べられます。単一リンクの分析とQRコードの分析には、グループ全体の合計はありません。キャンペーン全体の合計を知りたいときは、グループの分析を使います。

依頼文の型は、期間と切り口と対象を添えることです。

タグ spring-sale のリンクについて、先月のクリック数を媒体別に並べてください。
ポスターのQRコードは、スキャンが多い都市を上位5つ教えてください。

AIエージェント経由のクリックは別枠で数える

リンクの分析とグループの分析には、agentic_traffic という切り口があります。ChatGPTやClaudeなど、AIエージェントやアシスタント経由のクリックを、エージェントごとに分けて返します。

注意したいのは、この数がクリックの合計に含まれない点です。ツールリファレンスには、別に数えられるためクリック合計の一部ではない、と明記されています。グループ単位のAIエージェント経由のクリックは、固定で直近90日の合計になり、期間の指定は無視されます。

人のクリックだけで効果を測るレポートに、AIエージェントの分を足してしまわないよう、集計の定義を依頼文の中で決めておきます。

CSVに書き出して表計算で続きをする

bitly_export_data は、リンクの一覧、QRコードの一覧、リンクごとの日別エンゲージメントをCSVで書き出します。グループの指定が必須で、日別の時系列には開始日の指定が要ります。書き出したCSVは、Claudeに読ませて予算の再配分の分析へ渡せます。

ディレクトリの表示とドキュメントのずれ

ディレクトリのツール一覧には、create_short_link や link_metrics、link_countries のような名前が並んでいます。一方、Bitlyの更新履歴は、2026年8月にツール名へ bitly_ の接頭辞を付けて改名したと記しています。分析も32個の個別ツールが3つに統合され、link_metrics のような旧名は存在しないと書かれています。

ディレクトリの一覧は、この改名より前の名前のままに見えます。会話の中でClaudeにツールを選ばせる使い方には影響しません。名前の直接指定が効く場所は影響を受けます。

  • Claude Codeの権限ルールで、旧名のツールを許可・拒否の対象にしている
  • 手順書やプロンプトのテンプレートに、旧名を書き込んでいる

該当する場合は、接続後に「What Bitly tools are available?」で出てきた名前に合わせて書き直します。

つまずきやすい点と上限

プランの上限はAPIとアプリで共通

短縮リンクやカスタムのバックハーフなどの月間上限は、APIとBitlyのアプリを合わせて数えます。月間のAPIリクエスト数にも上限があり、超えると API_USAGE_LIMIT_EXCEEDED の429エラーが返ります。1時間あたり・1分あたりの上限に当たると RATE_LIMIT_EXCEEDED になります。上限はBitlyの設定の「Billing & usage」で確かめられます。

削除は取り消せない

bitly_delete_short_link は短縮リンクを完全に削除するツールで、対象は編集していないリンクだけです。印刷物に載せたリンクを消せば、スキャンした先が無くなります。不要になったリンクは、削除ではなくアーカイブ(archived)が選べます。

作成先のグループを間違えない

リンクとQRの同時作成、QRコード単体の作成、一括作成のツールには、グループの指定が必須のものがあります。複数のグループに所属している場合は、対象のグループを依頼文に書いておきます。

独自ドメインの追加もできる

2026年9月の更新で、所有ドメインの接続に使うツール群が加わりました。事前チェック、追加、DNSの記録の取得が順にできます。ただし追加後のDNS設定はレジストラー側の作業です。ツールが返すのは必要なレコードの内容で、設定そのものは行いません。リンク先の信頼性に関わる設定なので、ブランドドメインの運用担当者と進める作業です。

リンクインバイオのページも扱える

2026年8月から、Bitlyのリンクインバイオのページ(Sites)を作成・公開・分析するツールが追加されています。キャンペーンの案内ページを作る場合に使えますが、公開は本番に反映される操作です。

まとめ

Bitlyコネクタの価値は、リンクとQRを作る作業と、その成果を読む作業が、同じ会話で繋がることにあります。最初に決めるのは、媒体ごとにリンクを分けることと、共通のタグを付けることの2点です。この2つを依頼文に入れておけば、あとの集計は「タグ○○の先月の成績」という一文で済みます。

QRコードは、飛び先を後から変えたいか、スキャンとクリックを同じリンクで追いたいかで、単独型と結合型を使い分けます。ツール名の改名があったため、名前を直接書いている設定や手順書がある場合は、接続後に一覧を取り直して照合します。

接続の全体像は、Claudeのコネクタの追加方法にまとめています。同じマーケティング領域のコネクタでは、Brevoがメール配信の成績を、Ahrefsが検索流入の側を担います。

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