ClaudeとReclaim.aiを連携する方法 — 空き時間検索とタスク管理
Reclaim.aiコネクタでClaudeにカレンダーとタスクを扱わせる手順です。接続方法、28個のツールの分類、変更の承認フロー、Claude Codeでの権限設定まで扱います。
Reclaim.aiコネクタを接続すると、Claudeがカレンダーの空き時間を探し、予定を作り、Reclaimのタスクを登録できるようになります。接続先は https://mcp.reclaim.ai です。Claude、Claude Desktop、Claude Codeのどれからでも使えます。
Reclaimは、GoogleカレンダーとMicrosoft Outlookのどちらにも対応するカレンダー管理サービスです。コネクタはこの上にClaudeを載せる形で、予定の閲覧だけでなく変更まで会話で頼めます。
Reclaim.aiコネクタの基本情報
Connectors Directoryの掲載内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | 内容Reclaim.ai |
| カテゴリ | 内容Productivity |
| 表示 | 内容Anthropic verified |
| サインイン | 内容必要 |
| 追加時期 | 内容2026年6月 |
| 接続先URL | 内容https://mcp.reclaim.ai/(掲載ページの表記) |
説明文には、Microsoft OutlookとGoogleカレンダーに対応し、同僚との時間調整、予定の衝突の解消、作業時間の確保といった流れを扱えると書かれています。カレンダーの変更は下書きとして作られ、まとめて確認してから適用する設計です。
掲載ページのURLは末尾にスラッシュが付き、Reclaimのヘルプは付けない形で案内しています。ヘルプの手順はスラッシュなしで書かれているので、手で入力するときはそちらに合わせます。
接続に必要なもの
前提は3つです。
- Reclaimのアカウント
- Reclaimに接続済みのGoogleカレンダーまたはMicrosoft Outlookのカレンダー
- コネクタが使えるClaudeのアカウント(Claude Codeなら、Claude Codeがローカルに入っていること)
Reclaimのヘルプは、この連携を「Reclaim 2.0の機能」と位置づけています。アプリのバージョンはユーザープロフィールで見られます。同じReclaimのFAQには、Reclaim 1.0のままのユーザーは2.0の早期アクセスをサポートに申請する、という案内があります。1.0の画面を使っているなら、接続の前にここがつまずきの原因になりえます。
Claude側のプラン条件は、カスタムコネクタの場合にFree・Pro・Max・Team・Enterpriseが対象です。Freeはカスタムコネクタを1つまでに制限されます。
Team・Enterpriseでは、コネクタを組織に追加できる人が限られます。TeamはOwnerとPrimary Ownerです。Enterpriseは、これに加えて「Librariesの管理」権限を含むカスタムロールの持ち主も追加できます。
追加後は各メンバーが個別に接続するので、Claudeが触れる範囲は本人のReclaim権限までに収まります。ただし、APIキーのような共有の認証情報を使うコネクタは別で、使う全員が同じ権限を持ちます。
Reclaim側の料金プランについては、FAQに無料プランがあり、有料プランでは高度なスケジューリング、連携、分析などが使えるようになると書かれています。MCP連携がどのプランから使えるかは、掲載ページと連携ヘルプのどちらにも出ていません。接続前にReclaimのアカウント画面で自分のプランを見ておくと、認証後に使えないと分かる手戻りを避けられます。
ClaudeとClaude Desktopで接続する
ディレクトリに載っているので、ディレクトリからも追加できます。ディレクトリで見つからないときの手段が、Reclaimの公式ヘルプが示す次のカスタムコネクタ経由です。
カスタムコネクタでReclaimをつなぐ
- 1
コネクタの設定画面を開く
ClaudeのSettingsから「Customize」を開き、「Connectors」に進みます。Reclaimのヘルプでは「Connections」と書かれています。
- 2
カスタムコネクタを追加する
「Add Custom Connector」を選び、名前を付けます。ヘルプの例は「Reclaim.ai」です。
- 3
URLを入れる
MCPサーバーURLに
https://mcp.reclaim.aiを入れ、「Add Connector」を押します。 - 4
Reclaimのアカウントで承認する
ブラウザで認証画面が開くので、「Allow access」を押します。
- 5
接続を確かめて権限を許可する
Claudeに戻り、Reclaimが接続済みと表示されることを見ます。そのうえで、Claude側でReclaimの権限を許可します。
Claudeのサポート記事のカスタムコネクタ手順は、画面の流れが少し違います。「Customize > Connectors」で「+ Add」から「Add custom connector」を選び、URLを入れて「Continue」を押します。その先で、Claudeが検出した認証設定を見直す画面が出ます。
TeamとEnterpriseでは、Ownerが追加します。Organization settingsの「Connectors」で「Add」を開き、「Custom」から「Web」を選びます。追加後、メンバーは「Customize > Connectors」で「Connect」を押して認証します。
認証の選択肢は「Sign in now」「Sign in when needed」「No sign in」です。OAuthクライアントの選択肢も3つ並びます。Reclaimのヘルプは、この画面を飛ばして「Add Connector」で終える書き方です。画面の文言が合わないときは、サポート記事側の流れを見ると行き先が分かります。
追加したコネクタは、会話ごとに有効にします。チャット画面左下の「+」から「Connectors」を開くと、設定済みのコネクタごとに切り替えスイッチが並びます。URLやヘッダーを直すときは、いったん削除して入れ直す手順です。編集ボタンはありません。
つまずいたときの確認点は次のとおりです。
- ClaudeとReclaimで同じメールアドレスを使っているか
- URLが正しく入っているか
- Claude Desktopの再起動、またはウェブ版の再読み込み
- コネクタを削除して入れ直す、必要なら再認証する
Claude Codeで接続する
Claude Codeには、Reclaimに入る道が2本あります。どちらを選ぶかで、後の権限設定の書き方が変わります。
Claude CodeからReclaimに入る2つの経路
claude mcp add で登録
Claude Code自身にサーバーを登録します。認証もClaude Code内の /plugin から行います。権限の名前は、登録時に付けた名前で決まります。
claude.aiのコネクタを使う
claude.aiで追加して認証したコネクタが、Claude Codeの /mcp に自動で現れます。claude.aiのアカウントでログインしているときだけ取得されます。APIキーやBedrockなどを使うセッションには出ません。
2本を両方有効にした場合は、Claude Codeで追加したサーバーが優先されます。同じURLを指すclaude.ai側のコネクタは、/mcp で「hidden」として扱われます。
claude.aiのコネクタのうち使っていないものは、/mcp の「Show unused connectors」に畳まれます。一覧にReclaimが見当たらないときは、ここを開いてみてください。
Reclaimのヘルプが示す登録コマンドは次のとおりです。
claude mcp add Reclaim -t http https://mcp.reclaim.ai-t http の意味は、ヘルプで確かめられます。v2.1.289の claude mcp add --help は、次の内容を出力しました。
claude mcp add --helpUsage: claude mcp add [options] <name> <commandOrUrl> [args...]
Options:
-H, --header <header...> Set headers for HTTP/SSE servers
-s, --scope <scope> Configuration scope (local, user, or project)
(default: "local")
-t, --transport <transport> Transport type (stdio, sse, http). Defaults to
stdio if not specified.転送方式を省くと stdio が既定になると書かれています。Reclaimのヘルプの手順は、-t http を明示しています。保存先の既定は local で、user や project も選べます(出力は主要な行だけを抜粋)。
登録後の流れは次のとおりです。Claude Codeが起動中なら一度終了して立ち上げ直します。/plugin を開いて「Installed」タブでReclaimサーバーを選び、Enterでブラウザ認証を始めます。「Allow access」で承認したら、/plugin をもう一度開いて接続を確かめます。
ターミナルからは、次のコマンドでも確認できます。
claude mcp list一覧にReclaimが接続済みで出れば完了です。うまくいかないときは claude mcp remove Reclaim で消し、上の add からやり直します。
28個のツールを役割で分けて見る
ディレクトリの掲載ページでは「Show all 28 tools」と表示され、名前が並んでいるのは24個です。差の4個は一覧の外にあります。ここでは並んでいる24個を、名前から読み取れる範囲で分けます。個別の引数や戻り値は、掲載ページには載っていません。
| 系統 | ツール名 |
|---|---|
| スケジュール・空き時間の確認 | ツール名get_schedule / find_open_time / suggested_times / get_event_details |
| 予定の作成・変更 | ツール名add_event / reschedule_event / cancel_event / change_rsvp / add_video_conference |
| Reclaimのタスク | ツール名create_reclaim_task / delete_reclaim_task / search_reclaim_tasks / get_suggested_tasks / get_at_risk_tasks |
| 作業の記録 | ツール名start_task / stop_task / log_task / focus_stats |
| 変更の確認と適用 | ツール名get_pending_changes / apply_changes |
| 設定・連絡先・組織 | ツール名get_user_preferences / search_contacts / get_org_relationships |
| Zoom | ツール名get_zoom_meeting_summary |
書き込み系は、予定の作成・変更・削除に当たるツールと、タスクの作成・削除に当たるツールです。読み取りだけで済む依頼(空き時間の確認、タスクの検索、集中時間の集計)と分けて考えると、権限の切り分けがしやすくなります。
get_at_risk_tasks は名前どおりなら、期限に間に合わない恐れのあるタスクを返すツールと考えられます。判定条件は掲載ページに載っていないので、Reclaim側のタスク設定が結果を左右するかどうかは、実際に試して見るのが早道です。
会話で頼めること
できることは7つの用途に分かれ、それぞれに例文が載っています。
| 用途 | 例文(公式の例をもとに日本語化) |
|---|---|
| 予定を見る | 例文(公式の例をもとに日本語化)今週のカレンダーを見せて / 明日の午後はどれくらい埋まっている |
| 会議の時間を探す | 例文(公式の例をもとに日本語化)AlexとSarahと今週30分取れる時間を探して |
| 予定を作る・動かす | 例文(公式の例をもとに日本語化)毎週月曜の朝にチーム定例を入れて / Jamieとの1on1を来週に動かして / 明日のプロジェクトレビューをキャンセルして |
| 集中時間を守る | 例文(公式の例をもとに日本語化)明日の午前に2時間、集中作業を確保して / 金曜を会議なしの日にして |
| 分析と最適化 | 例文(公式の例をもとに日本語化)今週どれだけ集中時間が取れたか / カレンダーの問題点を分析して |
| 作業セッション | 例文(公式の例をもとに日本語化)ロードマップ検討の作業を開始して / オンボーディング資料に2時間取り組んだと記録して |
| 変更の確認と適用 | 例文(公式の例をもとに日本語化)変更案を先に見せて / 最適化の提案を適用前に確認させて |
Reclaimの説明では、通常のカレンダー連携は予定の表示までなのに対し、この連携は承認を挟んだうえで変更案の提案と適用まで行える点が違いとされています。
変更案が実際の予定になるまで
承認の実体は、ReclaimのPreview Mode(プレビューモード)です。ReclaimのFAQは、MCP経由の変更はすべてここに積まれると説明しています。
Claudeからの変更が本番の予定になるまで
- 1
Claudeに頼む
予定の移動や作成を依頼すると、変更は本物のカレンダーではなく、プレビュー用の領域に積まれます。
- 2
Reclaimのアプリで中身を見る
プレビュー中は、有効なHabits・Buffers・FocusなどのAgentも、プレビュー側のカレンダーに対して動きます。1つの移動が連鎖して起こす影響まで、適用前に見えます。
- 3
適用か破棄を選ぶ
「Review & apply changes」で本番のGoogleまたはOutlookのカレンダーに反映するか、「Discard changes」で捨てます。参加者への通知は、適用するまで届きません。
この仕組みのおかげで、複数の予定をまとめて動かしても、通知が連続して飛ぶことはありません。FAQはこれを、一括の予定変更や、AIの提案を検討する場面に向くと書いています。
注意したいのは、承認の対象がClaudeの操作に限られる点です。HabitsやFocusのような柔軟な時間は、設定したルールに従ってReclaimが自動で調整します。Claudeに頼んだ変更は止められても、Reclaim自身の自動調整は別に動きます。
掲載ページには get_pending_changes と apply_changes が並び、名前からは保留中の変更の確認と適用を担うツールと読めます。Reclaimのアプリ側にも、同じ目的の「Review & apply changes」があります。
依頼の仕方で挙動を安定させたいときは、最初に「変更案を先に見せて、私が承認するまで適用しないで」と添えておくと確実です。
空き時間検索から予定作成までの例
たとえば次のように頼めます。公式の例文をつないだ形で、Claudeの実出力ではありません。
AlexとSarahと、今週30分の打ち合わせ枠を探して。
候補を3つ出して、私が選んだ枠で予定を作る前に、変更案を見せてください。候補の提示までは読み取り系のツール、予定の作成からは書き込み系のツールが動く流れになります。2段階に分けて頼むと、候補の段階で人数や時間帯の誤りに気づけます。
Claude Codeで書き込み系ツールの承認を絞る
Claude CodeはMCPツールの権限を mcp__<サーバー名>__<ツール名> の形で扱います。claude mcp add で登録した場合、サーバー名は登録時に付けた名前です。上の手順では Reclaim と付けたので、読み取り系だけを自動許可し、予定を消すツールは毎回確認させる設定は、たとえば次のような形になります。
{
"permissions": {
"allow": [
"mcp__Reclaim__get_schedule",
"mcp__Reclaim__find_open_time",
"mcp__Reclaim__focus_stats"
],
"ask": [
"mcp__Reclaim__cancel_event",
"mcp__Reclaim__delete_reclaim_task",
"mcp__Reclaim__apply_changes"
]
}
}.claude/settings.json などの設定ファイルに置きます。ツール名の完全一致で書く形は、Claude Codeの権限ドキュメントに載っている書き方です。
この名前は、claude mcp add で登録した場合に限ります。claude.aiのコネクタをClaude Codeが取得して使うときは、ツール名が mcp__claude_ai_<サーバー名>__<ツール名> の形になります。上の mcp__Reclaim__ で始まる設定は、こちらの経路には当たりません。経路を間違えると、許可も確認の指定も効かないまま使うことになります。
ワイルドカードは、allow では mcp__Reclaim__* のように、サーバー名まで固定した形だけが有効です。mcp__* のような書き方は、警告つきで無視され、何も自動許可しません。mcp__Reclaim__* はサーバー全体を許可するので、書き込み系まで自動許可になります。書き込み系を含めたくないときは、ツールごとに指定します。
deny と ask では、mcp__* のようなワイルドカードも使えます。ただし、ツールの引数まで指定する丸かっこ付きの mcp__ ルールは読み込み時に無視され、claude doctor の出力に載ります。
組織がclaude.aiのコネクタ側で特定のツールを ask に設定している場合は、その設定がClaude Codeにも届きます。手元で allow に書いても効かず、毎回確認が出ます。dontAsk モードでは、確認の代わりに呼び出しが拒否されます。
claude mcp list で表示される名前と設定の名前が一致しているかは、一度確認しておくと安全です。
より詳しいClaude Codeの使い方はClaude Code完全ガイドにまとまっています。
他のコネクタと組み合わせる
Reclaimのツール群には get_zoom_meeting_summary があり、Zoomの会議要約を取り出せることが名前から分かります。Zoom側のコネクタと役割が近いので、議事録の要約とタスク化が目的ならClaudeでZoom議事録を自動要約・タスク化する方法を先に見ると、どちらを主軸にするか決めやすくなります。
タスクの置き場がTodoistの場合は、ClaudeとTodoistコネクタでタスクを検索・完了する方法が参考になります。Reclaimのタスクは create_reclaim_task で作るReclaim側のタスクで、Todoistのタスクとは別の管理先です。二重管理にならないよう、どちらを正とするかは先に決めておく必要があります。
毎週決まった曜日に予定の見直しを回したい場合は、Coworkスケジュールタスクの作成方法で定期実行の仕組みを作れます。Reclaimコネクタを有効にしたCoworkで週次の点検を頼む構成が考えられます。
同じReclaimのMCPは、Claude以外にも使えます。FAQには、ChatGPT、Copilot、Gemini、Cursorが対応先として並び、ChatGPTは専用アプリ経由です。Claudeに限らず、使うAIを切り替えても、変更がプレビューに積まれる点は変わりません。
接続を外すとき
外し方は2段階です。
- Claudeの設定でReclaim.aiを探し、切断またはアクセス削除を選ぶ
- カレンダーへのアクセスも外したいときは、GoogleやMicrosoftのアカウント設定から別途削除する
1だけでは、ClaudeがReclaimアカウントにアクセスできなくなるだけです。Reclaimに接続したカレンダーは有効なまま残ります。Googleカレンダーなら、Googleアカウントの「セキュリティ」から「サードパーティのアプリとサービス」に進み、Reclaim.aiを削除します。Outlookも、Microsoftアカウントのプライバシーまたはセキュリティ設定から同様に外します。
Reclaimが作った既存の予定は、手動で消さない限りカレンダーに残る場合があります。
Claudeの切断先は、サポート記事では「Customize > Connectors」で、コネクタの「Remove」か三点メニューから消します。Reclaimのヘルプは「Connectors」または「Connected Apps」と書いています。Team・EnterpriseのOwnerは、組織の「Organization settings > Connectors」から代わりに消せます。
Claude Codeに claude mcp add で登録した場合は、claude mcp remove Reclaim で消します。claude.ai側のコネクタを外しても、Claude Codeに別途登録したサーバーは残るので、2つの経路を併用していたなら両方を消します。
まとめ
使い始めは読み取り系の依頼から入り、変更はPreview Modeで中身を見てから適用する運用が無理がありません。Claude Codeでは、登録の経路によって権限の書き方が変わるので、先に経路を決めてから ask の設定を書きます。