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ClaudeとReadwiseを連携する方法 — ハイライト検索とReaderの文書を会話で扱う

ClaudeとReadwiseを連携する方法 — ハイライト検索とReaderの文書を会話で扱う

ReadwiseコネクタでClaudeからハイライトの検索・追加とReaderの文書整理ができます。接続手順、22個のツール、書き込み系の権限管理、Claude Codeでの使い方をまとめます。

Readwiseのコネクタを使うと、Claudeが自分のハイライトとReaderの文書を直接検索し、新しいハイライトの作成やタグ付け、受信箱の整理まで会話の中で実行します。読んだ記事の中身をClaudeが把握した状態で質問できるのが最大の違いです。接続先はRemote MCPサーバー(https://mcp2.readwise.io/mcp)で、Readwiseアカウントでの認証が必要です。

Readwiseコネクタとは何か

Readwiseコネクタとは、Readwise社が提供するMCPサーバーを通じて、ReadwiseのハイライトとReaderの文書をClaudeから扱えるようにする連携です。Claudeのコネクタ一覧では「Anthropic verified」と表示され、カテゴリは「Productivity」、提供元はReadwise Inc.です。サインインは必須です。

扱える対象は2つに分かれます。

  • Readwiseのハイライト: Kindleなどから集めた引用やメモ。検索、一覧、作成、更新、削除ができる
  • Readerの文書: 保存した記事やPDFなどの文書。全文検索、保存、移動、タグ付けができる

提供元の説明では、ライブラリ全体を意味検索し、新しい文書の保存、ハイライトの作成、文書の移動、タグ付けを実行できるとされています。

接続手順

接続方法は2通りあります。コネクタ一覧のReadwiseのページで「Add to Claude」を押すか、カスタムコネクタとして手動で追加します。手動の手順は次のとおりです。

  1. 左上から「Customize」を開き、「Connectors」を選ぶ
  2. プラスアイコンから「Add custom connector」を選ぶ
  3. 名前に「Readwise」、URLに https://mcp2.readwise.io/mcp を入力する
  4. 「Add」を押し、Readwiseアカウントで認可する

Claude Coworkでも同じ手順です。カスタムコネクタはClaude、Cowork、Claude Desktopで、無料・Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランから使えます。無料プランのカスタムコネクタは1つまでです。

接続元のサーバーはAnthropicのクラウドから呼び出されます。Readwiseのサーバーは公開インターネット上にあるため、手元のファイアウォールを気にする場面は通常ありません。

Claude Codeから使う

Claude Codeでは、ターミナルで1行のコマンドを実行してMCPサーバーを追加します。

claude mcp add --transport http readwise \
  https://mcp2.readwise.io/mcp

追加後、Claude Codeを開いて /mcp を実行し、readwise を選んで「Authenticate」を押すと、ブラウザーでReadwiseの認可画面が開きます。Claude Codeの使い方全般はClaude Codeの全体像にまとめています。

MCPに対応していないアプリ向けには、標準入出力型の代替も案内されています。npx -y mcp-remote https://mcp2.readwise.io/mcp を使う方法です。ターミナル型のエージェントには、MCP設定が不要なReadwise CLIも用意されています。

使えるツール22個の内訳

コネクタページには22個のツールが並びます。役割別に分けると次の4系統です。

系統ツールできること
ハイライト(6)ツールreadwise_search_highlights / readwise_list_highlights / readwise_create_highlights / readwise_update_highlight / readwise_delete_highlight / readwise_get_daily_reviewできること検索、新しい順の一覧、作成、更新、削除、日次レビューの取得
Reader文書(8)ツールreader_search_documents / reader_list_documents / reader_create_document / reader_get_document_details / reader_move_documents / reader_bulk_edit_document_metadata / reader_export_documents / reader_get_export_documents_statusできること全文検索、一覧、保存、詳細取得、移動、メタデータ一括編集、エクスポート
Readerタグ(3)ツールreader_list_tags / reader_add_tags_to_document / reader_remove_tags_from_documentできることタグの一覧、文書への付け外し
Readerハイライト(5)ツールreader_get_document_highlights / reader_create_highlight / reader_add_tags_to_highlight / reader_remove_tags_from_highlight / reader_set_highlight_notesできること文書内のハイライトの取得、作成、タグ付け、ノート設定

検索系の2つは、ベクトル検索と全文検索を組み合わせたハイブリッド検索です。キーワードが一致しなくても、意味の近い記述を拾えます。

reader_get_document_details は文書のメタデータと全文をMarkdownで返します。Claudeが記事の中身を読んで答えられるのは、このツールがあるからです。reader_bulk_edit_document_metadata は1回で最大50件の文書を編集できます。

会話での使い方

提供元は、そのままコピーして使えるプロンプト例を7つ公開しています。代表的なものを取り上げます。

目的プロンプトの方向性
横断検索プロンプトの方向性「learning」に関するハイライトと文書を検索し、読んだ内容と線を引いた箇所を報告させる
受信箱の仕分けプロンプトの方向性Readerの受信箱から新しい10件を表にし、読む価値の有無を判断させ、残りのアーカイブ移動を提案させる
週次ダイジェストプロンプトの方向性直近1週間に保存した文書をテーマ別にまとめ、リンク付きの表にする
クイズプロンプトの方向性最近アーカイブした記事から選び、択一問題で理解度を確認する
読書の推薦プロンプトの方向性最近のハイライトと読書履歴から、20分で読める3件を選ぶ

たとえば「先月保存した記事のうち、料金設計に触れているものを探して要点を3行ずつ」のように、期間とテーマを添えると絞り込みやすくなります。ハイライトの検索結果から元の文書を開き、全文を読ませて質問を重ねる、という往復もできます。

整理を任せるときは、提供元の例にもある「変更する前に確認してください」という一文を添えるのが安全です。タグ付けや移動が一括で走るのを防げます。

書き込み系ツールの権限を管理する

Readwiseのツールには、読み取りだけでなく書き込みや削除が含まれます。readwise_delete_highlight はハイライトを削除し、reader_move_documents は文書の置き場所を変えます。

Claudeのコネクタ設定では、ツールの権限を種類ごとに「Always allow」「Needs approval」「Blocked」から選べます。読み取り系は常に許可し、書き込み・削除系は都度承認にしておく運用が現実的です。TeamとEnterpriseでは、Ownerが組織全体でどの操作を許すかを制限することもできます。

コネクタ側の権限は、接続先のサービスの権限を超えません。Claudeは各ユーザーがReadwiseで持つ権限を引き継ぐ仕組みです。

Claude Codeで読み取りだけ許可する設定例

Claude Codeでは、MCPツールの許可ルールを mcp__<サーバー名>__<ツール名> の形で書きます。サーバー名は先ほどのコマンドで付けた readwise です。mcp__readwise と書くとそのサーバーの全ツール、mcp__readwise__* でも同じく全ツールに一致します。

検索と一覧だけを許可し、削除は拒否する設定は、たとえば次のような形になります(設定ファイルの書式は権限ドキュメントに沿った例です)。

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "mcp__readwise__readwise_search_highlights",
      "mcp__readwise__readwise_list_highlights",
      "mcp__readwise__reader_search_documents",
      "mcp__readwise__reader_list_documents"
    ],
    "deny": [
      "mcp__readwise__readwise_delete_highlight"
    ]
  }
}

allowに載せなかった作成・移動・タグ付けのツールは、実行のたびに確認が出ます。読み取りは止めず、書き込みだけ人が見る構成になります。

CLAUDE.mdに運用ルールを書いておく方法もあります。ここでは一例として、次のような数行を置きます。

## Readwiseの扱い
- 文書を移動・タグ付けする前に、対象の一覧を表で見せて確認を取る
- 検索結果を引用するときは、文書のタイトルとハイライトの本文を併記する
- ハイライトの削除は依頼されたときだけ行う

CLAUDE.mdの指示は強制力を持たないので、削除の禁止のような譲れない条件は、上の deny で止めるのが確実です。

日次レビューとエクスポートの使いどころ

readwise_get_daily_review は、間隔反復で選ばれたその日のハイライトを返します。朝の最初に「今日のレビューを出して、関連する保存済み記事があれば添えて」と頼むと、復習と関連文書の検索が1回の会話で済みます。

reader_export_documents は、Readerの全文書をMarkdownのZIPとして書き出す操作です。完了したかどうかは reader_get_export_documents_status で確認し、ダウンロード用のURLを受け取ります。全文書が対象なので、ライブラリが大きいと時間がかかる前提で使います。

会話検索やメモリとの違い

Claudeの会話検索とメモリは、Claude上でこれまでに話した内容を対象にします。Readwiseコネクタが対象にするのは、Claudeの外で読んで集めた資料です。両者は補い合う関係にあり、使い分けはClaudeの会話検索とメモリの解説で確認できます。

社内文書の検索を目的にするなら、Confluence連携のように業務ツール側のコネクタが向きます。個人の読書ログと社内ナレッジは、別々のコネクタで別の問いに答える構成です。

ほかのアプリでも同じサーバーを使える

同じ https://mcp2.readwise.io/mcp は、ChatGPT、Codex、Cursor、Perplexityなどの手順も提供元のページに載っています。Perplexityでカスタムコネクタを使うには、Pro、Max、Enterpriseのいずれかの契約が必要です。ClaudeとほかのAIアプリを併用していても、ハイライトの置き場所はReadwiseの1か所のままです。

つまずきやすい点

  • 認可が通らない: 接続時にReadwiseのサインイン画面が開くので、使っているアカウントを確認する
  • 手動追加で失敗する: URLの末尾まで正確に https://mcp2.readwise.io/mcp と入力する。ブラウザーで直接開いても認証が要るため応答は返らない
  • 一括処理が怖い: 書き込み系を「Needs approval」にし、最初は少数の文書で試す
  • コネクタの信頼性: 提供元の注意書きにあるとおり、Anthropicはコネクタの提供するツールを管理していない。接続する前に提供元を確認する

公式の一覧に「Anthropic verified」の表示があっても、ツールの挙動が変わる可能性はあります。ツール名は提供元が「安定している」と案内しているので、プロンプトに直接書いて呼び出せます。

Readwiseコネクタが向く使い方

向くのは、Readwiseに読書の蓄積があり、それを質問や整理の材料にしたい人です。検索窓では探しにくい「あの記事のどこかにあった話」を、Claudeなら意味で探せます。

一方で、Readwiseにまだ資料がほとんどない場合は、コネクタを入れても引ける情報が少なく、効果を感じにくい構成です。まず保存とハイライトの習慣があってこそ活きる連携です。

数値の集計やCRMの更新のような業務データの操作は、Mixpanel連携やSupermetrics連携のような別のコネクタの領分です。Readwiseは、読んだものを会話に引き込むための入口と考えると整理しやすくなります。

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