Claude Media
Claude Slidesをキーボードとスクリーンリーダーで操作する手順

Claude Slidesをキーボードとスクリーンリーダーで操作する手順

Claude SlidesとClaude Designはキーボードだけでも操作できます。F6でエディターの領域を移動し、Returnでスライドの中へ入る基本の流れと、ショートカット表をまとめます。

Claude SlidesとClaude Designは、マウスを使わなくても操作できます。覚えるキーは少なく、Tabで入り、Returnでさらに奥へ進み、Escapeで戻る。この3つが軸です。領域の移動にはF6を使います。

操作の対象は、会話の横に開く「アーティファクトパネル」と、その中のエディターです。Claude DocsとClaude Slides、Claude Designは、Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランで使えます。DocsとSlidesが加わった経緯はCoworkとチャットがClaudeに統合にあります。Enterpriseでは2026年10月15日に既定で有効になり、それ以前は管理者が組織設定の「Artifacts」から有効にできます。編集にはWeb版かClaude Desktopを使います。Google Workspaceの中でSlidesを編集する方法はClaude for Google Workspaceの使い方が扱っています。

最初に覚える4つのキー

やりたいことキー
アーティファクトに入るキーTab
一つ外へ戻るキーEscape
スライド・アートボード・グループ・テキストボックスの中へ入るキーReturn
エディターの領域を移動するキーF6(逆方向はShift+F6)

Macのキーで書いています。Windowsでは、CmdがCtrl、OptionがAlt、ReturnがEnterに対応します。

キー表記の読み方とMac・Safariでの注意

フォーカスは「次のキー操作が届く場所」です。多くのブラウザーは、フォーカスのあるボタンや欄を枠線で囲みます。

環境によって、そのままではキーが効かない場面があります。

  • F6が反応しない: ブラウザーがF6を自分のツールバー移動に使うことがあります。Claude Docs・Slides・Designは、いずれもCmd+F6(WindowsはCtrl+F6)でも同じ動作をします
  • Macのノートで機能キーが使えない: 最上段が明るさや音量の割り当てになっている場合は、Fnを押しながらFnキーを使います(Fn+F6、メニューを開くShift+F10ならFn+Shift+F10)
  • HomeやEndがない: Fn+左矢印がHome、Fn+右矢印がEnd、Fn+上矢印がPage Up、Fn+下矢印がPage Downです
  • SafariでTabがボタンやリンクを飛ばす: Option+Tabを使います

ReturnはWindowsのキーボードではEnterと表記されます。

詰まったときの見直し先は3つです。F6が効かなければCmd+F6、SafariでTabが飛ぶならOption+Tab、ノートPCならFnを加えます。

アーティファクトパネルに出入りする

会話の中に表示されたアーティファクトを開くところから始めます。

  1. 会話の中でアーティファクトに着くまでTabを押す
  2. Returnを押すと、アーティファクトが開き、フォーカスがパネルに移る
  3. Tabでパネル上部のボタンを順に移動する
  4. そのままTabを続けると、アーティファクトの本体に入る

本体からヘッダーに戻るときは、Shift+Tabです。

Escapeで一段ずつ外へ出る

Escapeは外側へ一段ずつ戻ります。

  1. 開いているメニュー・ポップアップ・ダイアログを閉じる
  2. もう一度押すと、スライド上のテキストボックスやコメント欄などの編集から抜ける
  3. 押し続けるとフォーカスがパネルに戻る。スクリーンリーダーでは「Artifact panel」とアーティファクトのタイトルが読み上げられ、パネルは開いたまま
  4. さらにもう一度押すと、パネルが閉じる。フォーカスは、開いた場所かメッセージ欄に戻る

最後の手順が効くのは、フォーカスがパネル自体にあるときだけです。ヘッダーのボタン上にあると、Escapeはそのボタンに対する動作になります。

古い形式(旧来)のアーティファクトには注意が必要です。上部にコードの表示・コピー・ダウンロードの操作があるタイプでは、本体から抜けるEscapeの経路がありません。Artifactsタブから単独のページとして開いた場合は、閉じるパネルそのものがありません。

F6でエディターの領域を移動する

SlidesとDesignのエディターは、いくつかの領域に分かれています。Slidesの場合は次の5つです。

  • 上部のツールバー
  • 編集中のスライド
  • 選択した対象の上に浮かぶ書式ツールバー
  • スライドのサムネイル一覧
  • プロパティパネル

F6で次の領域へ、Shift+F6で前の領域へ移ります。各領域は、最後にいた位置を覚えています。F6はメニューやポップアップ、ダイアログが開いている間と、プレゼンテーション中は止まります。

Claude Docsでは動きが違います。テキストを選択した状態でF6を押すと書式ツールバーへ、表やコードブロックにカーソルがあるときは、その「More actions」ボタンへ移ります。戻るにはEscapeかTabを使います。Docsでは、Shiftを付けたF6は機能しません。

スライドの中を編集する

スライドはTabで止まる場所として「ひとつ」に数えられます。スライド上のオブジェクトはその内側にあり、中へ入らないと届きません。グループも同じ構造で、中にオブジェクトを持ちます。

入って、書き換えて、出る

  1. スライドに着くまでTabを押す
  2. Returnでスライドの中へ入る
  3. Tab・Shift+Tabで、スライド上のオブジェクトを移動する。Tabでスライドの外へは出ない
  4. テキストボックスでReturnを押すと編集が始まる。カーソルは末尾にある
  5. 文字を入力する
  6. EscapeかTabで編集を終える。変更は保持される
  7. もう一度Escapeで、スライドの外側へ戻る

グループの中では、Returnでさらに内側へ入ります。外へは、Shift+Returnで一段ずつ上がります。

表のセルは、TabとReturnで移動します。編集を終えるには、EscapeかCmd+Return(WindowsはCtrl+Enter)です。

レイアウトに固定されていないオブジェクトを選んでいるときは、矢印キーで動かせます。F6を押すと、その書式ツールバーに移ります。矢印キーで動かないオブジェクトは、スライドのレイアウトが位置を決めているものです。その場合はClaudeに移動を頼みます。スクリーンリーダーでは、スライドと各オブジェクトが、中へ入るキーと戻るキーを案内します。

スライドを切り替える

何も選択していなければ、左右の矢印キーかPage Up・Page Downでスライドが変わります。スクリーンリーダーでは、新しいスライドの番号とタイトルが読み上げられます。オブジェクトを選択中だと、矢印キーはオブジェクトを動かします。先にEscapeを押してください。

サムネイル一覧からも移動できます。F6でサムネイルまで進み、左右の矢印キーで移ります。エディターには移動中のスライドが順に表示され、Returnでそのスライドの編集に移ります。

サムネイル上でDeleteかBackspaceを押すと、そのスライドが即座に削除されます。Cmd+Z(WindowsはCtrl+Z)で戻せますが、うっかり押さない注意が要ります。スライドの並べ替えは、サムネイルでShift+F10を押してメニューを開き、「Move left」「Move right」を使います。このメニューには「Duplicate slide」「Add slide after」「Skip slide」「Delete slide」もあります。

Slidesのショートカット一覧

操作MacWindows
次の領域、前の領域MacF6、Shift+F6WindowsF6、Shift+F6
スライド・グループ・テキストボックスの中へMacReturnWindowsEnter
次・前のオブジェクトMacTab、Shift+TabWindowsTab、Shift+Tab
最初・最後のオブジェクトMacHome、EndWindowsHome、End
一段上へMacShift+ReturnWindowsShift+Enter
スライドへ戻るMacEscapeWindowsEscape
取り消し、やり直しMacCmd+Z、Cmd+Shift+ZWindowsCtrl+Z、Ctrl+Shift+Z
オブジェクトの複製(サムネイル上ではスライド)MacCmd+DWindowsCtrl+D
拡大、縮小、ウィンドウに合わせるMacCmd+Plus、Cmd+Minus、Cmd+0WindowsCtrl+Plus、Ctrl+Minus、Ctrl+0

Plusは、=と+が並んだキーを指します。

オブジェクトを追加する単文字のショートカットもあります。Tはテキストボックス、R・Shift+R・O・Dは四角形・角丸四角形・楕円・ひし形、L・Shift+Lは線とコネクターです。入力中や、書式ツールバー・プロパティパネルにフォーカスがあるときは効きません。新しいテキストボックスを追加した後は、先にEscapeで入力を終えます。

プレゼンテーションを実行する

  1. ツールバーの「Present」までTabで移動する
  2. Returnでメニューを開く
  3. メニュー内の「Present」でReturnを押して開始する

実行中は、右矢印キーかSpaceで次のスライド、左矢印キーで前のスライドへ進みます。Escapeで終了します。数字の1から9で、その番号のスライドへ飛べます(スライドがその枚数あれば)。Fでフルスクリーンの切り替えもできます。スクリーンリーダーでは、スライドが切り替わるたびに番号とタイトルが読み上げられ、終了するとフォーカスが「Present」に戻ります。

コメントをキーボードだけで付ける

SlidesとDesignのコメントは、ヘッダーの「Comment」ボタンから始めます。ボタンはアイコンで、未解決のコメントがあると「3 open comments」のように件数を含む名前になります。

  1. 編集中なら、パネルにフォーカスが戻るまでEscapeを押し、「Comment」までTabで進む
  2. Returnでコメントモードを入れる。フォーカスはアーティファクトに移り、ボタン名が「Done commenting」に変わる
  3. Tabで対象へ移る。Slidesではスライドと、その上の各オブジェクト。Designでは各アートボードが対象
  4. Returnを押すと「Add a comment」の欄が開く
  5. コメントを入力する
  6. Returnで投稿する。Cmd+Return(WindowsはCtrl+Enter)でも投稿できる
  7. Escapeで欄を閉じ、もう一度Escapeでコメントモードを抜ける

送信ボタンの前に「Send to Claude」というチェックボックスがあり、コメントをClaudeへの依頼としても送るかを選べます。閲覧のみの権限では、コメントを付けられません。投稿済みコメントの編集を保存するときは、Cmd+Return(Ctrl+Enter)を使います。Returnだけでは保存されません。

既存のコメントを読むには、コメントモードを入れてから、Tabで目印に移ります。目印にはコメントの投稿者名が付いています。ReturnかSpaceで開くと、フォーカスは返信欄に着きます。Returnで返信を送信し、Escapeで閉じると目印に戻ります。全コメントを一覧で見るには、ヘッダーの「More comment options」から「Show all comments」を選びます。

Claude Docsだけは扱いが違います。ヘッダーのコメントボタンは一覧の表示・非表示を切り替えるもので、コメントを付けるショートカットは別にあります。

スクリーンリーダーで使うときの注意

スクリーンリーダーでも、中へ入るキーはReturnです。スライドやアートボードに入るときと、コメントの対象を選ぶときに使います。ボタンはReturnかSpaceで押せます。

制約が二つあります。

  • Canvasビューは読み上げられない: 全スライドを一度に見せる「Canvas」ビューには、スクリーンリーダーが読む内容がありません。デッキ全体の把握には、サムネイル一覧を使います
  • VoiceOverとChromeの組み合わせ: Chrome 150から152とClaude Desktopでは、スライド上のテキストボックスで、入力中や移動中の文字をVoiceOverが読み上げません。Chrome 153以降を使います

Webページとして書かれた旧来のアーティファクトにリンクやボタンが無い場合は、Tabで素通りされ、矢印キーでもスクロールできません。これは旧来の形式の話で、SlidesとDesignのエディターは、ここまで述べたTabとReturnで進みます。

なお、Claude Codeの端末側は別の仕組みです。設定はClaude Codeスクリーンリーダー対応ガイドが扱っています。

Claude Designで使うキー

Claude Designでも、アートボードの扱いはSlidesのスライドと同じ構造です。TabでアートボードのタイトルがひとつのTab停止になり、Returnで中に入り、Escapeでアートボードの外へ出ます。レイヤーはアートボードの内側にあり、グループは自分の中にオブジェクトを持ちます。Shift+Returnで一段ずつ上へ戻ります。F6で領域を移るのも同じです。

Designの個別のショートカット一覧は、Claude Designの入門ページ側にあります。使い方の全体像はClaude Designの使い方で確認できます。

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