Claude Teamの許可ドメインを追加する手順 — gmail.comは入れられるか
Team・Enterpriseの許可メールドメインをIdentity and accessで追加する手順と、gmail.comを入れたときに何ができて何ができないか。チーム名変更と複数チームの扱いもまとめます。
Claude TeamやEnterpriseで、会社のドメイン以外のメールアドレスを持つ人を招待したいときは、Ownerが許可ドメインを足します。画面は「Organization settings > Identity and access」で、「Add or edit domains」から入れます。@gmail.comのような一般のドメインも、他のメンバー用なら許可ドメインに入れられます。
ただし、許可ドメインに入れただけで全部が使えるわけではありません。組織発見(自分で探して参加する仕組み)では、Gmailなどの個人メールのドメインを許可リストに加えられません。この記事は、追加の手順と、入れた後の効き方の違いを順に書きます。
許可ドメインを追加する手順
組織を作ったときのメールドメインが、最初の許可ドメインです。後から足せるのはOwnerで、ドメインキャプチャを使っていない組織が対象です。
許可ドメインを足す5ステップ
- 1
設定画面を開く
Ownerのアカウントでログインし、「Organization settings > Identity and access」に進みます。
- 2
モーダルを開く
「Domains」の下にある「Add or edit domains」を押します。
- 3
ドメインを入力する
「Update organization email domains」というモーダルが出ます。追加したいドメインを入力します。
- 4
追加ボタンを押す
入力欄の横の「+」を押すと、リストにドメインが並びます。
- 5
保存する
最後に「Save」を押して確定します。
入力するのは example.co.jp や gmail.com のようなドメイン部分です。@ を付けるかどうかは手順に書かれていないので、画面の入力例に合わせます。
削除も同じモーダルです。ドメインの右にあるゴミ箱アイコンを押します。削除したドメインの既存メンバーがどう扱われるかは、手順の記載がありません。外す前に、そのドメインのメンバーが何人いるかをメンバー一覧で確かめておくと安全です。
誰が操作できるのか
手順の説明は「Owners」宛てです。一方、組織発見の説明では、Admin以上が「+ Add domain」でドメインを加え、検証して公開する流れになっています。操作する人の権限と画面の文言が説明ごとに少しずつ違うため、Adminの権限で「Add or edit domains」が出ないときは、Ownerに頼むのが確実です。
許可ドメインはどこで効くのか
許可ドメインは、人を入れる経路すべての入口に当たります。
| 経路 | 許可ドメインとの関係 |
|---|---|
| 管理者がメンバーを追加する | 許可ドメインとの関係入力するメールが許可ドメインに属している必要がある |
| 一般メンバーからの招待 | 許可ドメインとの関係招待される側のメールが許可ドメインに一致する必要がある |
| 招待リンク | 許可ドメインとの関係許可ドメインのアドレスを持つ人だけが参加でき、それ以外はエラーになる |
| 組織発見 | 許可ドメインとの関係許可ドメインの中でも「Discoverable」をオンにしたものだけが対象 |
招待リンクで入る人は、承認設定にかかわらず自動で追加されます。人数を見てから入れたいなら、個別のメール招待を使います。メンバー管理の全体像はClaudeチームのメンバー管理にまとめています。
gmail.comを許可できるのか
答えは「招待系の経路では入れられる。組織発見には入れられない」です。
gmail.comを入れたい管理者の疑問
- 後輩
委託先のメンバーがgmail.comのアドレスしか持っていません。許可ドメインに入れていいんでしょうか。
- 先輩
アカウント作成者は業務用メールが必要ですが、他のメンバー用には@gmail.com、@yahoo.com、@hotmail.comのような一般ドメインも許可ドメインに加えられます。
- 後輩
じゃあ、gmailの人が検索して勝手に入ってくることもありますか。
- 先輩
そこは別です。組織発見の許可リストには、Gmailなどの個人メールのドメインと.eduドメインは加えられません。
二つの説明は矛盾して見えますが、対象の経路が違うと読めば両立します。許可ドメインの追加手順には一般ドメインを入れられると書かれ、組織発見の説明には個人メールのドメインを許可リストに加えられないと書かれています。組織発見では、ドメインを加えたあとに検証してから公開する流れになっています。
実務上の影響は次の3点です。
- gmail.comを入れても、gmail.comの人が組織を検索して参加することはできない
- gmail.comのアドレスで人を入れるときは、管理者が追加するか、招待を送る
- 招待リンクは許可ドメインで絞られるので、リンクを知っていれば誰でも入れるわけではない
一般ドメインを許可すると、そのドメインのアドレスなら誰でも招待の対象になります。誰を入れるかは、招待を出す人の判断に頼ることになります。メンバー間招待を「管理者の承認が必要」にしておけば、承認の段階で止められます。
画面名の揺れと、SSO・ドメインキャプチャとの関係
「Identity and access」という画面名は、ヘルプ記事によっては「Organization and access」と書かれています。SSOの設定手順には、Claudeでは「Organization and access」、Consoleでは「Identity and access」という書き分けがあります。どちらかの名前で見つからないときは、もう一方で探します。
SSOを使う場合のドメインは、追加のあとに「Verify」を押し、DNSにTXTレコードを置いて所有を証明します。TXTの値は anthropic-domain-verification- で始まり、保留中になると画面に再表示されません。値を控えずに離れると、ドメインを消して入れ直す必要があります。許可ドメインを足すだけの手順には検証の工程が載っていないので、「足す」と「検証する」は別の作業と考えます。
ドメインキャプチャを使っている組織は、この記事の手順の対象外です。Enterpriseの管理者が既存の個人アカウントを組織に移す仕組みで、設定を有効にすると元に戻せません。設定の流れはドメインキャプチャ一括移行の手順に、通知を受け取った側の選択肢はドメインキャプチャ通知が届いたときの選択肢にあります。SSOの全体はClaudeのSSO設定手順です。
チーム名を変えるには
チーム名の変更もOwnerの操作です。「Organization settings > Organization」を開き、現在のチーム名の下にある「Update」を押します。新しい名前を入れて「Save」で終わります。許可ドメインとは別の画面なので、取り違えないようにします。
メンバー一覧も同じ「Organization settings > Organization」にあります。AdminとOwnerが見られます。
他のメンバーの名前は変えられない
管理者でも、他の人の表示名は代わりに変えられません。本人が自分で、次の手順で直します。
- Claudeにログインする
- 「Settings > General」を開く
- 「Full name」を編集して「Save changes」を押す
表記ゆれ(姓名の順など)を揃えたいときは、管理者が本人に依頼することになります。
複数のチームは作れるのか
Teamプランは、プランを追加で購入すればチームを複数作れます。新しいチームは、チーム作成ページでチーム名を決めるところから始めます。Enterpriseを複数持ちたいときは、営業窓口に問い合わせます。
同じドメインのチームが複数ある場合、組織発見に対応した組織が並んで表示され、参加者が選べます。1人が複数のTeamやEnterprise組織に同時に所属することもできます。許可ドメインは組織の設定画面にあるので、チームを分けたときは、それぞれの組織で設定を確認します。
プランの違いと最低人数はClaude Teamプランの解説で、席の追加と入れ替えはClaudeのシート管理で確認できます。
招待が通らないときの切り分け
許可ドメインを足したのに入れられない場合は、上から順に確かめます。
招待や参加ができないときの確認順
- Q招待するメールのドメインは許可ドメインのリストにあるか?答えがない答えがはい
「Add or edit domains」のモーダルでリストを開き、ドメインの綴りを確認します。足りなければ追加して「Save」を押します。保存し忘れて閉じると反映されません。
- QSaveのあと、画面を開き直してもドメインが残っているか?答えが残っていない答えがはい
もう一度モーダルを開いて入れ直します。それでも残らないなら、操作しているのがOwnerかどうかを確かめます。
- Qgmail.comの人には、招待で入ってもらう前提か?答えがいいえ答えがはい
検索で参加してもらうつもりなら、この経路は使えません。個人メールのドメインは組織発見の許可リストに入れられないため、管理者からの招待に切り替えます。
- QSSOを無効にしているか(組織発見を使える状態か)?答えが有効にしている答えがはい
SSOを有効にした組織では組織発見は使えず、既存のプロビジョニング設定が優先されます。招待か、SSO側のプロビジョニングで入れます。
それでも通らないとき
席が上限に達していないか、招待の有効期限(21日)が切れていないかを、メンバー管理の画面で確認します。
運用で押さえておく点
許可ドメインを増やすほど、招待できる相手の範囲は広がります。会社のドメインだけで足りる組織は、一般ドメインを入れずに済ませます。委託先やアルバイトのために一時的に入れた場合は、案件が終わったらゴミ箱アイコンで外します。外したあとの既存メンバーの扱いは記載がないため、メンバー自体の削除は、メンバー管理の画面で別に行います。
個人アカウントを持つ人が組織に移るときの流れは、Claude組織への参加方法にまとめています。
まとめ
許可ドメインの追加は、Ownerが「Identity and access」の「Add or edit domains」で行い、「Save」で確定します。gmail.comなどの一般ドメインは、招待系の経路では許可できます。一方で組織発見には使えず、検索して自力で入ってもらう導線は作れません。チーム名は「Organization」画面で変え、複数チームはTeamなら追加購入、Enterpriseなら営業窓口で対応します。