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ClaudeとTickTickを連携する方法 — タスク検索・完了・習慣を会話で操作する

ClaudeとTickTickを連携する方法 — タスク検索・完了・習慣を会話で操作する

TickTickのMCPコネクタをClaudeにつなぎ、今日のタスク検索や完了、習慣のチェックインを会話で行う手順と、使えるツール、書き込み権限の絞り方をまとめます。

TickTickのコネクタをClaudeに接続すると、自分のTickTickアカウントのタスクを会話の中で検索し、完了にし、リストや習慣まで操作できます。提供元はTickTickを運営するAppest Inc、接続先は https://mcp.ticktick.com です。Connectors Directoryには「Anthropic verified」の表示があります。

タスクに加えて、習慣のチェックインや集中記録(フォーカス)まで扱える点が特徴です。ここでは接続手順、使えるツール、日々の使い方、書き込みを絞る設定の順に扱います。

TickTickコネクタでできること

Directoryの説明は「Search, create and manage your tasks/habit it TickTick」です。タスクの追跡・整理・更新を、チャットの流れの中で行えるとされています。

基本情報は次のとおりです。

項目内容
提供元内容Appest Inc
カテゴリ内容Productivity
サインイン内容必要
接続先URL内容https://mcp.ticktick.com
通信方式内容Streamable HTTP(SSEは非対応)
認証内容OAuth、またはBearer Token

TickTickヘルプの「TickTick MCP」には、Claudeに次のように話しかける例が載っています。

  • 「今日のタスクは?」
  • 「明日の午後3時に会議資料を準備するタスクを、優先度高で作って」
  • 「『牛乳を買う』を完了にして」

Claudeが適切なツールを自動で選ぶので、ツール名を覚える必要はないと説明されています。

接続する手順

ClaudeまたはClaude Desktopで接続する

TickTickヘルプの手順は次の4つです。

  1. Claudeの「Settings > Connectors」を開く
  2. 右上の「Add」から「Add Connector」を選ぶ
  3. 「TickTick」を検索して「Connect」を押す(ヘルプにはDirectoryのTickTickページへのリンクもあります)
  4. 画面の案内に従ってOAuthのサインインと承認を済ませる

Claudeの画面は「Customize > Connectors」と表示される場合もあります。項目名が違っても、Directoryから選んで認証する流れは同じです。

Directoryのコネクタは、無料プランを含むすべてのClaudeユーザーが、Claude(ウェブ)・Cowork・Claude Desktop・モバイルアプリで使えます。Team・Enterpriseプランでは、先にOwnerが組織でコネクタを有効にする必要があります。有効にしても全員に権限が自動で渡るわけではなく、各メンバーがTickTickで個別に認証します。TickTick側のプラン条件(無料プランで使えるか等)は、参照したページには記載がありません。

Claude Codeで接続する

Claude Codeからは、次のコマンドでMCPサーバーを登録します。

claude mcp add --transport http ticktick \
  https://mcp.ticktick.com

登録したらClaude Codeのセッションで /mcp を実行し、案内に従ってOAuth認可を完了します。

OAuthを使わずBearer Tokenで接続する方法もあります。TickTickのウェブ版で、アバターから「Settings > Account & Security > API Token」を開くとトークンを作成できます。取得したトークンは --header で渡します。

claude mcp add --transport http ticktick \
  https://mcp.ticktick.com \
  --header "Authorization: Bearer YOUR_TOKEN_HERE"

YOUR_TOKEN_HERE は自分のトークンに置き換えます。トークンはパスワードと同じ扱いで、共有リポジトリの設定ファイルに直書きしない運用が安全です。

接続できないときの確認点

FAQには、SSEにしか対応しないクライアントからは直接つながらないと明記されています。TickTick MCPはStreamable HTTPだけを受け付けます。

一度OAuthを済ませれば、トークンは自動更新されます。再認証が要るのは、長期間使わずにトークンが失効したときと、自分でアクセスを取り消したときだけです。

使えるツールの全体像

Directoryには「Show all 92 tools」と表示され、search_task と search-task のようにアンダースコア版とハイフン版の名前が並びます。ヘルプの一覧を数えると、カテゴリ別の表に載る名前は51個です。92と51の差の理由は、参照したページからは分かりません。接続後にClaudeのコネクタ画面で実際のツールを確認するのが確実です。

ヘルプの表を、用途別にまとめると次のようになります。

分類ツール名(例)補足
タスク検索ツール名(例)search_task / get_task_by_id / filter_tasks補足日付・リスト・優先度・タグ・種類・状態で絞り込み
期間別の一覧ツール名(例)list_undone_tasks_by_time_query / list_undone_tasks_by_date / list_completed_tasks_by_date補足日付指定の未完了は最大14日
タスク操作ツール名(例)create_task / batch_add_tasks / complete_task / update_task / move_task / delete_task補足削除はゴミ箱へ移動
リスト・セクション・フォルダーツール名(例)list_projects / create_project / list_columns / create_project_group など補足フォルダー解散は含まれるリストの所属を外す
習慣ツール名(例)list_habits / get_habit_checkins / upsert_habit_checkins など補足チェックインは過去90日まで
集中記録・その他ツール名(例)get_focuses_by_time / create_focus / list_countdowns など補足集中記録の検索は一度に1か月まで

このほかにコメント(取得・追加・削除)、担当者の割り当て、タグの作成・改名・削除を扱うツールがあります。

日付で未完了タスクを引き出すツール

日々の運用で中心になるのが、未完了タスクを日付で引くツールです。

list_undone_tasks_by_time_query は、あらかじめ決まった期間の未完了タスクを返します。既定では今日の分です。指定できる値は today、last24hour、last7day、tomorrow、next24hour、next7day の6つです。

list_undone_tasks_by_date は、任意の日付範囲を指定します。範囲の上限は14日です。来月の予定を丸ごと出したいときは、14日ごとに分けて頼むことになります。

完了済みを振り返る list_completed_tasks_by_date は、リストと日付範囲を指定して呼びます。

タスクを検索して完了する

検索の入口は search_task(キーワード)と filter_tasks(複数条件)です。search_task はタスクID・タイトル・リンクなどを返します。

Claudeへの頼み方の例です。ヘルプの例文に沿っています。

  • 「今日のタスクは?」
  • 「今週の優先度の高いタスクを全部出して」
  • 「先週完了したタスクは?」
  • 「試験対策リストで未完了のものは?」

完了は complete_task で1件ずつ、または complete_tasks_in_project でリスト単位にまとめて行えます。後者は1回のリクエストで最大20件までです。

FAQは、意図どおりに動かないときの対処として「リスト名・正確な日付・優先度まで具体的に書く」「複雑な依頼は分けて、先に対象を探させて確認してから実行させる」を挙げています。完了は取り違えの影響が出やすい操作なので、この2段構えが向いています。

今週のうち「買い物」リストの未完了タスクを一覧にして。
IDと期限も付けて。まだ完了にはしないで。

一覧を見て、外したいものがあれば指示し、そのうえで「この一覧の◯番と◯番を完了にして」と頼みます。

タスクをまとめて追加・整理する

create_task はタイトル、説明、日付、優先度、リスト、タグを指定して1件作ります。batch_add_tasks は複数のタスクを一括で作り、各タスクにフィールドを設定できます。

ヘルプの例では、次のように複数の予定を1つの文でまとめて渡しています。

今日は観葉植物を買う、週末は公園に花を見に行く、来週火曜は友人の誕生日のお祝い。全部「生活」リストに追加して。

Claudeが内容を読み取り、期日などを抽出して登録する、という流れです。議事録を貼って次のアクションを抜き出す使い方も同じ仕組みで成り立ちます。追加前に一覧で確認するよう頼んでおくと、勝手に付いた期限を消す手間が減ります。

既存タスクの変更には update_task(タイトル・説明・日付・優先度)、move_task(別リストへ移動)、batch_update_tasks(一括更新)があります。

習慣と集中記録を扱う

TickTickコネクタは、タスク以外に習慣(Habit)も操作できます。

  • list_habits で習慣の一覧、get_habit で個別の詳細を取る
  • get_habit_checkins でチェックイン記録を読む
  • upsert_habit_checkins でチェックインを作成・更新する(過去90日以内)
  • create_habit / update_habit で習慣そのものを作る・変更する

つまり「今週の運動の習慣、何日できていた?」と聞く読み取りと、「昨日の読書にチェックを入れて」という書き込みの両方が会話でできます。90日より前の日付のチェックインは、この仕組みでは扱えません。

集中記録は get_focuses_by_time で読み、create_focus で追加します。update_focus は記録を更新できますが、集中時間そのものは変更できません。

使い方の型はTickTickの活用例に載っている

TickTickは別ページ「TickTick × AI Use Cases」で、MCPかCLIを設定した状態で使えるプロンプト例を公開しています。項目は次のとおりです。

分類活用例
タスク管理活用例Inbox整理 / 1日の計画 / 溜まったタスクの整理 / 仕組み全体の健全性チェック
振り返り活用例目標の進捗レビュー / プロジェクトの振り返り / 時間配分の分析 / 個人的な振り返り

たとえばInbox整理のプロンプトは、新規・未設定・長く放置されたタスクを見直し、曖昧なタスクを行動が分かる表現に直し、リスト・タグ・優先度を提案させる構成です。最後に「修正すべきもの」「移動すべきもの」「予定に入れるもの」「削除すべきもの」の4つに分けて出させます。

この型をClaude側で使うなら、次のように「実行はまだしない」と明示すると安全です。

TickTickのInboxを見直して。
1. 曖昧なタスクは行動が分かる書き方に直す案を出す
2. リスト・タグ・優先度を提案する
3. 最後に「修正/移動/予定に入れる/削除」の4区分で表にする
この段階では変更を加えず、案だけ出して。

案を見て問題なければ、区分ごとに「移動だけ実行して」と分けて指示します。削除まで一括で任せない運用です。

書き込み系ツールの権限を絞る

delete_task、complete_task、upsert_habit_checkins などは、TickTickのデータを書き換えます。Claudeのコネクタ設定では、権限を種類別に制御できます。

  1. 「Customize > Connectors」でTickTickを選ぶ
  2. 「Tool permissions」に、読み取り専用のツールと書き込み・削除のツールが分かれて表示される
  3. 分類ごと、または個別のツールごとに「Always allow」「Needs approval」「Blocked」から選ぶ

検索系を常に許可にして、削除・一括更新だけ承認制にする構成が組めます。Team・Enterpriseプランでは、Ownerが組織全体で書き込みを禁止することもできます。この場合は個人では上書きできません。

なお、Claudeで書き込みを許可しても、TickTick側に権限がなければ変更はできません。Claude側の制限は権限を狭めるだけで、広げることはありません。

使う前に知っておきたい注意点

項目内容
対応機能の範囲内容FAQによると、基本のタスク・リスト・習慣・集中記録・カウントダウンが中心で、それ以外の高度な機能は未対応
通信方式内容SSE非対応。Streamable HTTPのみ
ツール数の表示内容Directoryは92、ヘルプの表は51名。差の理由は不明
開発元の信頼性内容Directoryに「信頼できる開発者のコネクタだけを使う」旨の注意書きあり。Anthropicは各開発者のツールを管理しない
モバイル内容モバイルからのコネクタ新規インストールはベータ。ウェブで接続済みのサービスは、iOS・Androidアプリでも次回ログインから使える
削除内容delete_task はゴミ箱への移動。delete_tag はタグを全タスクから外す

他のコネクタや機能との使い分け

同じタスク管理でも、DoistのサービスならClaudeとTodoistコネクタでタスクを検索・完了する方法が対象です。TickTick側の特徴は、ツール表に習慣と集中記録が含まれていることです。

日程調整が主ならClaudeとCalendlyを連携する方法が近く、定期的な作業をClaude側に持たせたいならCoworkスケジュールタスクの作成方法が対象です。

TickTickにはアプリ内蔵のAI Assistantもあります。ヘルプは、MCPやCLIを「サードパーティのツールと組み合わせて、より柔軟にカスタムしたワークフローを組みたい人向け」と位置づけています。すでにClaudeで仕事を進めているなら、MCP経由でTickTickをその流れに入れる形です。

まとめ

TickTickコネクタは、日付指定の未完了タスク、完了、追加、リスト整理に加え、習慣のチェックインと集中記録まで会話で操作できます。接続はDirectoryからの追加が最短で、Claude Codeなら claude mcp add の1行で済みます。

運用の要は、対象を一覧で確認してから書き込みに進む順序です。書き込み系ツールを「承認が必要」にしておけば、意図しない完了や削除を実行前に止められます。

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