ClaudeとPlandayを連携する方法 — 接続手順・認証・使えるツール
Planday ConnectorをClaudeに接続する手順と、同意画面の権限、12個のツール、シフトを下書きから公開する流れ、書き込みの承認設定をまとめます。
Planday ConnectorをClaudeにつなぐと、シフト表・スタッフ・休暇残高・労働時間ルールを、会話から引けるようになります。接続は、Claudeのコネクタ一覧でPlandayを選び、自分のPlandayアカウントでログインして許可するだけです。URLやキーを貼る作業はありません。
この連携で見ておきたいのは接続の手間より、書き込みの扱いです。ツールにはシフトの作成・割り当て・公開が含まれます。どこまでClaudeに任せ、どこで人が承認するかを、接続後に決めます。
Planday Connectorとは — 提供元とアーリーアクセスの扱い
ClaudeのConnectorsディレクトリでは「Anthropic verified」の表示が付き、提供元はPlandayです。カテゴリは「Productivity」、サインインは必須で、追加は2026年8月でした。説明文は「Manage Planday scheduling (Early access)」で、アーリーアクセスとして提供されています。
接続先は https://public-mcp-server.prod-westeurope.planday.cloud/mcp です。ディレクトリのページにはDocumentation・Support・Privacy policyへのリンクもあります。
機能は4つの分野に分かれます。
ディレクトリページが挙げる4つの機能
Scheduling
部署・従業員・日付を指定して、シフトの閲覧・作成・割り当て・公開ができます。
Employees
スタッフのグループ、役割、部署の構成を引けます。
Absence
休暇の残高を確認し、休暇ポリシーを見られます。
Compliance
スケジュールに対して、労働時間ルールを確認できます。
Planday側のヘルプでは、必要な権限レベルは「Any」、対象のサブスクリプションは「All」とされています。つまりPlanday側にプランの制限は書かれていません。Claude側のプラン条件は、Plandayのディレクトリページにもヘルプにも載っていません。コネクタの追加そのものは共通の操作で、Claudeのコネクタとはで扱っています。
接続の手順 — 6つの操作で終わる
Plandayを接続するまでの流れ
- 1
コネクタの画面を開く
Claudeの「Settings > Connectors」を開くか、claude.ai/customizeに進みます。
- 2
Plandayを探す
ディレクトリにあるので、サーバーアドレスを入力する必要はありません。「Planday」で検索して開きます。
- 3
Connectを押す
コネクタのページにPlanday側のアドレスが表示され、まだ接続していない旨が出ます。「Connect」を押します。
- 4
ワークスペースのURLを入れてログインする
Plandayのログイン画面が開きます。
yourcompany.planday.comの形でPlandayのURLを入れ、いつものユーザー名とパスワードでログインします。 - 5
許可画面で承認する
「Allow access to your Planday account」の画面で内容を読み、「I have read and understood the legal notice」にチェックを入れて「Authorize」を押すと、Claudeに戻ります。
- 6
ツールごとの動作を決める
コネクタの「Tool permissions」に、読み取り専用と書き込みのツールが分かれて並びます。ツールごとに、自由に使わせるか、確認を挟むか、禁止するかを選びます。
ログイン済みの別アカウントに接続してしまう点は要注意です。ブラウザーがPlandayの既存セッションを使い回すと、意図しないユーザーとして接続されたり、ログインを求められなかったりします。この場合、Planday側のヘルプはPlandayからログアウトしてクッキーを消し、もう一度接続する手順を挙げています。接続するのは、Claudeに持たせたい権限を持つ本人のアカウントです。
同意画面で求められる7つの範囲
許可画面には、Claudeのコネクタが求めるアクセス範囲が並びます。範囲は7項目で、スタッフ・シフト・休暇・労働時間ルールの全域に及びます。
| 範囲 | 内容の読み方 |
|---|---|
| 従業員と従業員グループ | 内容の読み方スタッフの一覧、所属グループ |
| 従業員タイプ | 内容の読み方雇用区分 |
| スキル | 内容の読み方従業員に紐づくスキル |
| シフト、ポジション、シフトタイプ | 内容の読み方シフト本体と、その属性 |
| 時間とコスト | 内容の読み方シフトにかかる時間と費用 |
| 休暇と休暇設定 | 内容の読み方残高とポリシー |
| 契約ルール | 内容の読み方労働時間ルールの設定 |
範囲が広いので、誰のアカウントで接続するかが効きます。Claudeは、接続した本人のPlanday権限の範囲でしか動きません。ヘルプには「Claudeは、その人が見えるものと同じものだけを見る」とあり、接続するアカウントが、Claudeの見える範囲と操作できる範囲をそのまま決めます。
使えるツール — 12個を役割別に見る
ツールは12個で、読み取り系が中心です。
| 役割 | ツール名 |
|---|---|
| シフトと部署 | ツール名list_shifts、list_departments |
| シフトの作成・割り当て・公開 | ツール名create_draft_shift、assign_shift、publish_draft_shifts、approve_shift_swap |
| 従業員 | ツール名list_employees、profile |
| 休暇 | ツール名list_absence_accounts、list_absence_policies |
| 労働時間ルール | ツール名list_working_time_rules、get_working_time_rule |
分類は名前をもとにした整理で、どれが読み取りでどれが書き込みかは、コネクタの「Tool permissions」の画面が示します。profile と approve_shift_swap の挙動は、ヘルプにもディレクトリのページにも説明がありません。前者は接続したユーザー自身の情報、後者はシフトの交換の承認と推測できますが、使う前に自分のワークスペースで動きを確かめてください。
質問のたびにツール名を指定する必要はありません。Plandayのヘルプも、同僚に聞くように尋ねれば、Claudeが何を調べるか決めるとしています。
何を頼めるか — ヘルプが挙げる質問例
質問例は、シフト表からシフトの作成まで5つの分野に及びます。
- シフト表: 「土曜の夜にバーで働くのは誰?」「来週のキッチン部署のシフトを一覧にして」
- チーム: 「フロントオブハウスの所属と役割は?」「Annaは今週何時間入っている?」
- 休暇: 「Annaの年次有給の残りは?」「どんな休暇ポリシーがある?」
- 労働時間ルール: 「このポータルに設定されているルールは?」「1日の休息ルールはどのグループに適用される?」
- シフトの作成: 「土曜9:00〜17:00のシフトをフロントオブハウスに作り、Jamesに割り当て。公開はまだしないで」「Davidが金曜に出られないので、そのシフトをAnnaに」
質問は具体的なほど答えが安定します。部署、日付、名前を入れ、書き込みのときは「公開はしない」のように止める位置まで書くと、意図が伝わります。
来週月曜から日曜のホールの勤務を一覧にして。
そのうえで、1日の休息ルールに引っかかりそうな人がいないか、
労働時間ルールを確認して。シフトは変更しないで。この例は、list_shifts と労働時間ルールの確認を組み合わせさせる使い方の一例です(ヘルプの質問例に沿った形で、実行結果の保証ではありません)。「変更しないで」と添えると、確認だけで終えさせる指示になります。
Claudeがやらないこと — 削除と勝手な公開
Claudeはシフトも従業員も削除しません。ヘルプは次の3点を明記しています。
- 削除はしない。シフトや従業員の削除はPlanday側の操作として残り、記録され、管理者が取り消せる
- 勝手に公開しない。新しいシフトは下書きとして作られ、公開を頼んだときにだけチームに見える
- 自分の権限を超えない。すべての要求はPlandayの権限で照合される
ツール一覧に削除系の名前がないのは、この説明と合っています。下書きを作る create_draft_shift と、公開する publish_draft_shifts が別のツールになっている点も同じです。公開は、下書きを確認してから別の依頼として出します。
書き込みをどう承認制にするか
出発点としては、読み取りツールを自由に使わせ、スケジュールを変えるものは先に確認させる設定が無難です。Claudeのコネクタ共通の仕組みで、ツールごと、またはカテゴリごとに「Always allow」「Needs approval」「Blocked」を選べます。
2つの権限は重なって効きます。Claude側で書き込みを許可しても、Planday側にその権限がなければ操作は通りません。Claude側の制限は権限を増やさず、狭めるだけです。そのため、誰がどのデータを見て変えられるかはPlanday側の権限で、どのツールを黙って実行させるかはClaudeの「Tool permissions」で、それぞれ決めます。
シフトの扱いなら、create_draft_shift は下書きなので許可、assign_shift と publish_draft_shifts は「Needs approval」にしておく運用が考えられます。公開はチームの画面にシフトが見えるようになる操作です。毎回自分の目で確かめる設定にしておくと、影響の大きい操作だけを止められます。
書き込み権限の考え方は、人事データを扱うClaudeとLatticeの連携でも詳しく書いています。コネクタが増えて読み込みが重いときの切り替えはClaudeのツールアクセス設定が扱っています。
つながらない・おかしいときの切り分け
よく起きるのは、別人のアカウントで接続してしまうケースです。症状と対処を表にします。
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| 別の人として接続された、ログインを求められなかった | 対処既存のPlandayセッションが再利用されている。ログアウトしてクッキーを消し、接続し直す |
| 権限がないとClaudeが答える | 対処そのPlandayのロールでは許されていない操作。管理者に権限の見直しを頼む |
| 一覧に人やシフトが足りない | 対処長い一覧は途中で切られる。部署や期間を絞って聞く |
| 別のワークスペースを使いたい | 対処コネクタをいったん切断し、別のワークスペースのURLで接続し直す |
一覧が切られる点は、集計に影響します。「今月の全員の合計時間」のような依頼は、一度に全件が返らない可能性があります。部署ごと、週ごとに分けて集計させると、抜けに気づきやすくなります。
接続の確認には、ヘルプが勧める「What's on the schedule this week?」(今週の予定は?)が使えます。返ってきたシフトを自分のPlandayの画面と見比べれば、正しいワークスペースに正しいユーザーで入れているかも確かめられます。切断も、同じコネクタのページからいつでもできます。
アーリーアクセス中に気をつけたいこと
ディレクトリには、信頼できる開発元のコネクタだけを使うよう注意が出ています。ツールの内容は開発元が決めるもので、Anthropicは動作を保証できず、後から変わる可能性にも触れています。アーリーアクセスの間は特に、ツール一覧や挙動が変わる可能性があると考えておくのが無難です。
シフト表は、従業員の収入や生活に直結します。Claudeが作った下書きは、法定の休憩や休日、割増賃金の扱いを人が見て確かめる前提で使います。労基法の観点でシフトを点検する流れは、Claudeでシフト表を作成する手順で扱っています。Plandayの労働時間ルールはポータルに設定された契約ルールで、法令上の適否を保証するものではありません。