Claude Media
ClaudeとRiversideの連携で収録動画を編集しクリップ化する

ClaudeとRiversideの連携で収録動画を編集しクリップ化する

Riversideコネクタで、収録済みの動画・ポッドキャストの検索、編集、クリップ化、投稿予約までをClaudeの会話で進める手順です。公開前に人が確かめる点も載せています。

ポッドキャストや対談動画は、収録が終わってからが長い仕事です。見どころを探し、不要な間を削り、字幕を付け、告知文を書いて、各媒体に投稿します。Riversideコネクタをつなぐと、この後工程の大半をClaudeへの依頼として出せます。

この記事では、コネクタでできること、使い始める条件、収録済みの素材をクリップにするまでの流れ、公開前に人が見る点を順に扱います。

RiversideコネクタでClaudeにできること

Riversideは、動画とポッドキャストの収録から編集、配信までを1つで扱うプラットフォームです。Claudeのコネクタ一覧では、Anthropicの検証済み項目として載っています。カテゴリはCommunication、Creative、Media & entertainment、Other、Productivityで、サインインが必須、追加は2026年8月です。接続先のURLは https://mcp.riverside.com/mcp です。

接続すると、Claudeは文字起こしを読んで収録の中身を把握します。コネクタの説明にある作業は次のとおりです。

できること

会話から頼める作業

  • 検索と企画

    過去のエピソードをまたいで、特定の話題が出た場面を探します。次回の収録前に、過去の発言から論点を洗い出す使い方もできます。

  • 編集

    カット、音声の整理、字幕とブランドの適用を頼めます。見どころを集めた冒頭の「フック」づくりも対象です。

  • クリップ

    文字起こしから見どころを選び、SNS向けの短い動画に切り出させます。

  • 素材一式の下書き

    概要欄、SNS投稿文、ニュースレターを、収録を終えた直後にまとめて下書きさせられます。

  • 公開

    YouTube、TikTok、Instagram、Facebook、Xへの投稿と予約を頼めます。

ツール一覧のページには全59ツールのうち冒頭の24個だけが表示され、残りは折りたたまれています。見えている24個はすべて editing_ で始まる名前で、名前から読める用途は次のように分かれます。

用途ツール名(一覧に見えるもの)
切る・つなぐツール名(一覧に見えるもの)editing_cut_time_ranges、editing_create_edit_from_recording、editing_clone_edit、editing_batch
音声ツール名(一覧に見えるもの)editing_apply_smart_mutes、editing_insert_audio
見た目・ブランドツール名(一覧に見えるもの)editing_apply_brand、editing_get_brand、editing_apply_smart_layout、editing_get_layout、editing_get_captions_presets
文字・重ね表示ツール名(一覧に見えるもの)editing_add_lower_third、editing_add_text_overlay、editing_insert_overlay
素材の差し込みツール名(一覧に見えるもの)editing_insert_media_as_scene、editing_insert_stock_media、editing_get_stock_media、editing_get_stock_music
版の管理ツール名(一覧に見えるもの)editing_compare_revisions、editing_get_revision
書き出し・情報取得ツール名(一覧に見えるもの)editing_get_export_publish_data、editing_get_asset_metadata、editing_get_editing_guide、editing_apply_verified_edit_plan

ローワーサードは、画面下部に出す人名や肩書きの帯です。検索や企画、公開にあたるツール名は見えている24個にはなく、残りの35個は一覧からは分かりません。接続後にClaudeへ「使えるツールを一覧にして」と頼めば確かめられます。

録画そのものはコネクタの役割ではありません。Riversideの説明では、収録は引き続きRiverside側で行い、コネクタが扱うのは収録の周辺、つまり準備、編集、クリップ、公開です。細かい調整はRiversideのエディターで続けます。

使い始める前の条件

必要なものは2つです。Riversideの有効な契約と、Claude側のアカウントです。コネクタの利用はGrowプラン以上に含まれ、追加料金はかかりません。

接続の手順は短く済みます。

手順

接続の流れ

  1. 1

    コネクタを追加する

    Claudeのコネクタ一覧でRiversideを探して追加します。Riversideの案内ページにも、Claudeへ直接つなぐリンクがあります。

  2. 2

    Riversideにサインインして許可する

    認可画面でRiversideのアカウントにサインインします。1度許可すれば、文字起こし、録画、スタジオにClaudeからアクセスできます。

  3. 3

    動作を確かめる

    新しい会話で、最近のエピソードの一覧と各回の文字起こしの有無を尋ねます。

投稿まで任せたい場合は、先にRiversideのWebプラットフォームでSNSアカウントを接続しておく必要があります。SNSの接続画面はRiversideのWebプラットフォーム側にあり、Claudeの会話の中でSNSを新しく連携させる手順は、コネクタのページにも案内ページにも載っていません。投稿を任せる前にWeb側で済ませてください。

コネクタ全般の追加方法と信頼できる提供元の見分け方は、Claude Connectorsとはにまとめています。

Claudeに見えるものと外す手順

見えるのは、録画、文字起こし、プロジェクトといった中身だけです。請求情報やアカウント設定は見えず、Claudeが動くのも依頼したときに限られます。

外すときは、Claude側の設定からRiversideを削除します。アクセスはすぐに止まり、Riverside上の録画、文字起こし、編集は何も消えず、そのまま残ります。ゲストの発言を含む素材を扱うため、案件が終わったら外す運用にすると管理しやすくなります。

収録済みの素材をクリップにするまで

動画の場所と作りたい本数を添えて頼むのが出発点です。次の文面は、依頼の組み立て方の例です。

先週収録したエピソード「新製品の裏話」の文字起こしを読んで、
SNS向けのクリップの候補を5つ挙げてください。
それぞれ、開始と終了の時刻、冒頭の一文、選んだ理由を一覧にしてください。
まだ編集は実行しないでください。

候補だけを先に出させるのがコツです。Claudeが選んだ場面を人が確認してから切り出しを頼めば、意図の違う場面を何本も作り直す手間が減ります。

候補が決まったら、実行を頼みます。

候補2と4を、縦長のクリップにしてください。
フィラー語は残しつつ、3秒以上の無音だけ詰めて、ブランドを適用してください。
できたらRiversideの編集画面へのリンクを教えてください。

クリップを作ったあとはRiversideへのリンクが返り、必要ならそこで追加の編集ができます。依頼する編集の例として、フィラー語の除去、音声の整理、話の冗長な部分の圧縮が挙げられています。

編集は上書きされない

Claudeの編集は、書き出し済みのファイルではなく、プロジェクト内の編集可能な版として保存されます。スタジオで開けば何でも変更でき、元に戻せます。

この性質は、公開前の確認のやり方を決めます。Claudeが何を直したかは、Riversideの画面で見比べて確かめられるからです。版を比べるツールが一覧に載っているので、次のように頼む使い方もできます。

直前の版と今の版で、削った区間と追加したテキストを一覧にしてください。

収録直後に素材一式を下書きさせる

編集の次に効くのは、周辺素材の下書きです。Riversideのページには、収録が終わった直後にサムネイル、タイトル、概要欄、SNS投稿文、ニュースレターを、自分の語り口で下書きさせる使い方が載っています。

語り口を合わせるには、見本が要ります。過去の概要欄や投稿文から、使いたいものを貼って渡します。

添付の過去3回の概要欄と同じ文体で、今回のエピソードの概要欄を書いてください。
文字起こしにない内容は書かないでください。
章立ては、話題が切り替わる時刻を付けて提案してください。

「文字起こしにない内容は書かない」という縛りは、概要欄や告知文で事実と違う内容が混じるのを防ぐために入れます。

文章をほかの媒体へ広げる流れは、Claudeでコンテンツを複数プラットフォームへ横展開する手順にあります。Riversideの下書きは、その入口にあたる素材づくりです。

投稿と予約の頼み方

公開まで任せる場合は、投稿先と時刻を指定します。「火曜の朝9時にTikTokとInstagramに投稿して」のような頼み方が例示されています。各媒体でいつ投稿するのがよいかを聞いて、その時刻で予約させることもできます。

対応する投稿先は、YouTube、TikTok、Instagram、Facebook、Xです。

クリップ2を、来週火曜の9時にYouTubeとInstagramへ予約してください。
予約する前に、投稿先のアカウント名、キャプション、予約時刻をそのまま見せてください。

予約を実行する前に内容を見せさせるのは、Claudeに委ねてよい範囲と人が決める範囲を分けるための工夫です。コネクタのページと案内ページには、投稿前に承認を求める仕組みの説明が載っていません。Claude側の許可確認が出るかどうかは接続した環境で確かめるしかないため、初回は1本の予約で動作を見る進め方があります。

公開前に人が確認する点

Claudeが選んだ見どころや書いた文面は、そのまま出せる水準とは限りません。収録素材には出演者や第三者の発言が含まれるため、公開前に人が見る項目を決めておくと運用が安定します。

  • クリップの冒頭と末尾で、発言が文脈から切れていないか
  • 数字、日付、固有名詞が、収録内容や元の資料と一致しているか
  • 削ったフィラー語や無音で、話の間合いや発言の意図が変わっていないか
  • 字幕の表記が、人名や製品名で誤っていないか
  • ゲストが公開を了承した範囲を、切り出しが超えていないか
  • 投稿先のアカウント、キャプション、予約時刻が意図どおりか

これは運用の案で、Riversideの仕様ではありません。特に最後の項目は、予約を依頼する前に画面で確かめられる状態にしておくと、取り消しの手間が減ります。

うまく動かないとき

症状見る点
コネクタが追加できない、ツールが使えない見る点Riversideの契約がGrowプラン以上か
投稿だけが失敗する見る点RiversideのWebで、投稿先のSNSアカウントを接続済みか
文字起こしを前提にした依頼が空振りする見る点対象の録画が文字起こし済みか
編集後の状態が思ったものと違う見る点Riversideのスタジオで版を開き、元に戻すか手直しする
権限の範囲を見直したい見る点Claudeの設定でRiversideを外し、再接続する

投稿が実行されたかどうかは、Claudeの返答だけで判断せず、Riverside側の予約一覧で確認します。

長尺動画の切り出しとの使い分け

別の動画から切り出すだけなら、ClaudeとOpusClipで長尺動画をショート動画に切り出す手順があります。OpusClipは長尺動画をクリップに変える専用の道具で、投稿の承認はOpusClip側のリンクで行います。

Riversideは、収録した場所そのものに編集と公開がつながっている点が違います。録画を別のサービスに移す手間がありません。収録をRiversideで行っていない動画なら、OpusClipのような切り出し専用のコネクタのほうが入口が軽くなります。

画像や動画の管理を扱うコネクタでは、ClaudeとCloudinaryを連携する方法もあります。配信用の素材を整える段で、使い分けの選択肢になります。

この記事を共有:XはてブLinkedIn